そんなあなたに時短掃除術をご紹介。1日たったの10分、目についたところからでOK。見て見ぬふりをしてきた汚れと向き合いませんか? 教えてくれたのは、お掃除ブロガーの東いづみさんです。見逃しがちな場所、意外な場所の掃除術をご紹介します。
“巾木の10 cm上!”意外な場所ほど実は汚れやすい。
床掃除のついでに、巾木にたまった汚れを拭き取る人は多いはず。「そこから目線を10㎝上げてみて。すると、ほこりなどが意外とたくさん付着していることに気づくはずです。巾木を掃除するときは、この巾木の上10cmの壁の汚れも見逃さずに」(東さん)。固く絞ったクロスで水拭きすれば、くすんで見えていた壁がみるみる明るくなる!
家具をひっくり返して“いつもと違う目線で観察”。すると汚れが見えてくる。
椅子やテーブルをきれいにするときは「いつもと違う目線で観察するのが大切」と東さん。「できるものはひっくり返し、脚や入り組んだ裏側の汚れを確認。大型家具は横にしてみるだけでも、いつもと視点が変わって汚れを見つけやすくなります」。脚や座面の裏などをクロスで拭きあげれば完了。手垢がつきやすい机の天板のふちも念入りに。
クローゼットの掃除はほこりを舞い上がらせず素早く拭き取って。
湿気の多いクローゼットや押し入れは、カビの胞子なども潜んでいる場所。「いきなり掃除機を使ってしまうと、菌を舞い上げてしまう原因に。まずは棚や床に置いてあるものをそっとどかし、たまったほこりを四隅までしっかり拭き取りましょう。その後、掛けてある服を移動させ、ポールや側面などの拭き掃除をすれば完璧です」(東さん)
手の脂を侮るなかれ! 日に何度もさわる、ドアノブをチェック。
家中のドアノブをよく見てみると、手垢で汚れて濁っている…なんてことも! そんな汚れはマイクロファイバークロスを使って水拭きを。「ドアノブを掴むように、ぐりぐりと回して汚れを拭き取りましょう。脂汚れがひどいときは、セスキ水やアルカリ電解水を使えば簡単に落ちます」(東さん)。これでピカピカ輝くノブへと元どおり。
東いづみさん お掃除ブロガー。ブログ「子供とペットとスッキリ暮らす」が話題となり、2冊の著書を出版。等身大の掃除アドバイスが満載。