そんな今年一冊目の特集は、時代を読む、“開運レッスン”。日々楽しく、幸せにこの一年を生き抜いていくためのアイデアがたくさん詰まった内容となっています。時代を読むには温故知新が大事…ということで、料理研究家の土井善晴さんには行事食について、ご利益研究を30年以上続ける藤本宏人さんには七福神巡りについて伺いました。
ところで、みなさんは“行事食”と聞いて何が思い浮かびますか? 行事食とは、一般的には季節折々の伝統行事の時にいただく食事のこと。思い出してみてください、「年末に年越しそばを食べました!」「お正月におせちを食べました」という方。年越しそばやおせち=“行事食”です。そんなふうに、私たちの暮らしと深く結びついている食について、今回改めて土井善晴さんに解説していただいています。
お話を伺って一番印象的だったのは、行事食は一年の節目として毎年続けることが大切、ということ。今、年始を迎えて気持ちが改まっているように、行事ごとに「今年もこの日を迎えられた」と感じる、その積み重ねこそが幸せだ、ということです。
わたし自身、実家暮らしだった頃、1月7日の朝に七草粥を食べたり、2月3日の節分に豆まきをすることもありましたが、正直「これに何の意味があるんだろう」という思いと、うっすらとした面倒くささを抱いていました。でも、土井さんの言葉を借りると、「やらないとわからない幸せもある」。これまではやらされている感が拭えませんでしたが、それぞれの行事の歴史と込められた願いを知った今なら、その楽しさをかみしめられるような気がします。家族や友達と一緒にでも、一人でも。私も今年から始めてみよう! と思ってくださる方がいたら嬉しいです。
そして、私自身、今年もう一つトライしてみたいのが、冒頭でも少し触れた「七福神巡り」です。七福神とは、もともと、人間の力ではどうしようもない災難から守ってくれる7人の神様として生まれましたが、次第にご利益をもたらす存在として考えられるように。七福神は日本全国、さまざまな寺社に安置されており、それを巡る七福神巡りはたくさんの人に親しまれています。
そんな七福神巡り、巡った証しとして授かることのできる授与品がとってもかわいいんです! スタンダードな御朱印に始まり、御神体の分身とされる御分体(福々しいお姿の七福神たちのキーホルダーや置物も! 宝船に御分体を乗せていくスタイルも)、絵馬のようなものまで、個性あふれる内容で魅力的。神社・仏閣通4人に聞いた、各地の七福神巡り紹介、各WEBサイトとにらめっこしながら、どこを巡ろうか考える時間も楽しいものです。
通年開催している場所もあれば、お正月だけ実施する場所もあるので、詳しくはぜひ調べてみてくださいね。
今年の年始はananを読んで、みなさんぜひ一緒に運を開きましょう!(HM)
先日、鎌倉に行った際に発見した七福神巡りの看板。時間がなくて巡ることができなかったので、次回は必ずお参りしたいです!
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