【ライブレポ】ACEesが5都市を巡るアリーナツアー「ACEes Arena Tour 2025 PROLOGUE」ここから始まる5人の物語。

デビュー前にも関わらず、5都市20公演で約25万2000人を動員するアリーナツアー「ACEes Arena Tour 2025 PROLOGUE」を開催中のACEes。2025年、2月16日に結成されたばかりの彼らのお披露目ステージから4月12日(土)昼公演の模様をレポートします。


Overtureでスクリーンに映し出されたのは、メンバーカラーとリンクする煌めく宝石たち。那須雄登さんはブルーに輝くサファイア、深田竜生さんはグリーンに艶めくエメラルド、佐藤龍我さんは眩しいイエローのシトリン、作間龍斗さんは高貴なパープルのアメジスト、浮所飛貴さんは希望溢れるオレンジのトパーズ。5つの宝石が重なり、虹色に輝いた瞬間、ACEesが華麗にステージに登場。1曲目は、嵐の「感謝カンゲキ雨嵐」。作間さんと那須さんが背中合わせで歌い、深田さんが「皆も一緒に!」と会場をあおり、盛り上げる。「行くぞ~!」と力強い声をあげたのは佐藤さん。浮所さんは「初めまして、ACEesです! 最高の1日を一緒に作りましょう」と集まった1万5000人に熱く呼びかけた。

「最後までついてこい!」という作間さんの声で始まった2曲目は、Snow Manの「Dangerholic」。激しいスパークラーの火花が打ちあがる中、スタイリッシュなダンスで魅せたかと思いきや、続いてのtimeleszの「人生遊戯」では、彼らの爆発的な今の勢いを魅せつけるように花道を全力疾走。そして、「ダイヤモンドスマイル」(なにわ男子)では、本領発揮のキラキラ笑顔をふりまくなど、彼らの様々な表情が見られる大充実のセットリストに。

この日はステージ上で公開記者会見を開催。結成からまだ二カ月未満。この5人でグループを組んでどんな発見があったか尋ねられると、「作ちゃんは、打ち合わせで喋らないイメージだったんです。でも、ずっと喋って、いい提案をしてくれて。好きになりました」と佐藤さん。これには「告白された(笑)。ビックリした~」と照れ気味の作間さん。「いちばん意見言ってくれてね。打ち合わせもね、夜遅くまでやってくれてた」(那須さん)と、入所歴が長い作間さんの頼もしさを称えるメンバーたち。今回のステージングのアイディアをたくさん形にした作間さんは、「ステージ上でも『俺、こんな煽るんだっけ?』と思うぐらい自分があおっていて。ビックリしながらやってます」と、自分自身の変化を発見したという。

そして、那須さんから「深田から見て、“この人こういうとこあるんだ”みたいなのは?」と尋ねられた深田さんは、「みんな印象が変わったかも。いい意味で変(笑)。那須くんとか作ちゃんは、見た目とのギャップがすごい」。すると那須さんが「作ちゃんは稽古場でいきなり地面を叩きだす(笑)」。そう暴露された作間さんは、ステージの床を叩いて実践。「ホントにこれやりますし、3点倒立とかします」と深田さん。さらには浮所さんから「『振り付けやるよ』って言ったら、いきなりでんぐり返しをしながら鏡の前まで行く(笑)」と奇行を暴露された作間さんは、「やること多すぎて。もう頭いっぱいいっぱいになっちゃって、発散するしかない」とのこと。深田さんは「那須くんもずっとふざけて場を明るくしてくれて」とライブリハでの作間さんと那須さんの裏話が飛び出した。

レポーターさんから、デビューついて問われると「それは僕たちもうこの事務所入ってからずっと変わらない目標。この5人でこれからやっていこうとなって、より意識は強くなりました」(浮所さん)。那須さんも「このツアーを始めるにあたって、それを念頭に僕たちは準備してきていて。絶対、デビューするっていう気持ちで挑んでます」と力強くコメント。

これから見せていきたいグループ像については「僕たちの1番最初に発表された写真はかなり王子様系、キラキラ系のイメージが強いと思うんですけど。もちろんキラキラもやらせていただくけど、そうじゃない一面もたくさん見せていきたいという想いで、今回セットリストの2曲目、3曲目は勢いのある曲を選んでいます。本当にいろんな面を見せたいですね」(浮所さん)。会見の最後には、「浮所さんが「俺らACEesで時代を作るぞ!!」と叫び、5人で「エイエイシーズ!!」という掛け声を披露し、チームワークの良さもバッチリ。

それぞれが大人の表情を覗かせた5人5様のソロ曲もみどころ。トップバッターの那須さんは派手柄の布を肩に纏いながら肌をあらわにして歌ったのは、亀梨和也さんの「1582」。狂おしくドラマティックな愛歌う姿がセクシー。後半は素肌に黒のジャケット姿に衣裳チェンジして、鍛え上げた腹筋を披露しながら、ハードにダンス。ラスト、ベッドにもぐりこむと、続いての佐藤さんのソロ曲・菊池風磨さんの「rouge」へ。ピアノ伴奏が織りなすイントロが美しい音色を放つと、那須さんと入れ替わってベッドのシーツの中から登場したのは佐藤さんだ。シーツにくるまりながら、甘く切ないボーカルで、危険な恋をしっとり表現。ラストは、ささやくような吐息でステージに甘い余韻を残した。

ピアノの旋律が会場をふわりと包むと、ゴンドラに乗った深田さんが山下智久さんの「Loveless」を。愛する人との切ない別れを歌うエモーショナルな楽曲の世界に入り込み、切なく苦悩する表情をリアルに浮かべる深田さん。スクリーンに映し出された表情は、今にも泣きだしそうで、ときおり声を震わせながら、情感たっぷりに歌う姿に引きこまれる。そして、ガラッと雰囲気が変わったのが、作間さんのソロ曲。選曲は、赤西仁さんのミステリアスなナンバー「PINKY」だ。手首は鎖で縛られ、首輪から伸びるのは長い鎖で黒ずくめの男の奴隷に。引っ張られながら花道を歩き、パフォーマンスを繰り広げるという物語性の強いシチュエーションで耽美な色気を放ち、客席をクギ付けに。

ソロのラストは浮所さん。山田涼介さんの「ミステリー ヴァージン」を黒のマントをかぶったダンサーを従えながらパッション全開でキレ味たっぷりのダンスを披露する姿は、スターの輝き。本当の君の姿を解き明かしてみせると手を差し伸べながら力強く歌う姿に引きこまれた。5人が選曲した楽曲は、どれもファンにとって“伝説のソロ曲”として愛された曲ばかり。次はこの5人が伝説のソロ曲を生み出す番だ。

そして、満を持して披露されたのが新曲「Acing out」。駆け出しそうな力強いステップが印象的な疾走感溢れるダンスナンバーを赤×黒を基調とした衣裳に身を包み、パフォーマンスする5人。結成からまだ2ヶ月の月日が経たない彼ら。プレッシャーをぶち壊す勢いで、勝負を仕掛けた攻めナンバーを全身全霊で表現。ここからNo.1を目指す5人のありったけの想いを込めたパフォーマンスにファンが熱狂した。

ここで浮所さんが「ACEes結成から早くも二ヶ月。共に過ごす日々の中で、改めてACEesの強みを見つけました。それは全員が同じ未来を見据え、共に歩んでいく。その進んだ先の未来でいつの日か振り返った時、僕らの歩んできた道が王道と呼ばれるようにこれからも努力します。これからの時代は、俺たちが作ります!」と、頼もしく、声高らかに宣言。歴代のジュニアにライブで歌い継がれてきた「Can do! Can go!」へ。「Hey、Hey! 時代作ろうぜ? 盛り上がれるかい?」と浮所さんの気合い漲るあおりで会場の心がひとつに。

「言葉より大切なもの」ではラップパートを那須さんが担当。“この夏だけは君とともに”を“有明だけは君とともに”と遊び心たっぷりにこの会場ならではの替え歌を披露。エモーショナルなこの曲を歌いながら、花道を走って駆け抜ける姿は、青春感満点だ。そして、最後の1曲を前にメンバーから挨拶が。トップバッターは佐藤さん。

「グループが変わったりして不安な気持ちで(会場に)来たと思うんですけど。僕の夢はCDでデビューして、国民的アイドルになって世界で活躍するようなグループになりたいってこと。美 少年の時も、ACEesの時も変わってないし、多分ACEesの皆もそうだと思います。そこだけは忘れないで欲しいです。美 少年のことをすぐに忘れようとかね、なかったことにはしないで欲しいです。僕も大切に心にギューッと閉まっておくので、皆さんも宝箱にそっと置いて欲しいです。これからはACEesの佐藤龍我として頑張っていきます」と、ファンの皆さんの気持ちに寄り添いながら夢を語り、「ジュニアなのにこうやって5ヶ所回れることは当たり前じゃないこと。これから精一杯、皆さんにACEesめっちゃいいな、少しでも応援したいと思ってもらえるように5人で頑張っていきます」。

続いて那須さんは、「みんなに伝えたい思いがたくさんあって。僕が1番伝えたいのは、歌って踊るのホントに楽しいなってこと。そう思えているのは、間違いなくこうやって来て下さってる皆さんのおかげなので、皆さんへの感謝を伝えたいなと思ってます。ACEesができたのは、つい最近のことなんですけど。人生、皆平等に1度きりで、もうホント1秒たりとも戻ってこないと思うんですよ。だから、これからの人生を考えて、5人でも『この事務所で歌って踊ってパフォーマンスして、ファンの皆さんを幸せにしたいね』っていう話し合いを重ねてきました」と、夢を再確認したことを打ち明ける。

そして、ファンの気持ちを汲み取りながら、「今日、こんなにたくさんの方々に来ていただいて。きっといろんな戸惑いもあったし、不安もあったと思うんです。今日を迎えるまでね、すごくドキドキしてたと思うんだけど、ライブ中すごい楽しそうな笑顔で僕たちを見てくれて。その優しさに救われてます。本当にありがとう。こんな優しいファンの皆さんをこれからもっともっと幸せにして、ACEesはこんなグループだってもっともっと伝えていきたいなと思います」と、感謝の想いを。

深田さんは、「ACEesの初のツアーに来て下さり、本当にありがとうございました。グループが変わって、たくさん戸惑わせてしまったかなと思いACEesとしての初のライブで、こんなにもたくさんの温かいファンの方々に見守られながらスタートを切れたことをすごくありがたく思います。僕たち、まだまだ生まれたてで。ACEesとして生まれたてなので、グループとして、まだ未熟な点もたくさんあると思いますが、これからどんどんACEesとしての色をつけて、皆さんが応援したい、ついていきたいと思ってもらえるように精一杯頑張るので、これからACEesについてきて下さい」とファンに呼びかけた。

深田さんの“生まれたて”という発言について、「生まれたてとは言いつつも、もう2ヶ月かぁと思って」と月日の流れスピードに驚きを隠さなかったのは、作間さん。「時間過ぎんの、早いっすね。早いくせにいろんなことあるんです、その短い中で。で、もうこの(有明)公演も明日で最後だし。目まぐるしい中で僕たち、生きてるんだなって。多分、皆さんもそうですよね。いろんなことに迷ってたら、もうあっという間に『もうこの年齢か』って。なんで、まっすぐもう進みます。いい景色見ましょう。色々あったことや、いろんな思いさせていることは、ホントに申し訳ないと思ってます。でも、早く見ましょう、いい景色を皆さんで」と、作間節を炸裂させた。

ラストの浮所さんは、「作ちゃんも言ってたんですけど、時が過ぎるのはやっぱ早いですね。僕たち、発表されて約2か月。その短い期間で皆はこのコンサートに来るために応募してくれて、今日のために可愛い服を揃えたり、髪の毛を切ったり、可愛くしてこの場所に来てくれて。コンサート一緒に楽しんでくれてる。こんな短い時間の中でも皆さんの愛の大きさは伝わってるので、改めてお礼を言いたいなと思います。本当にありがとうございます」と集まったファンを愛おしそうに見つめる。

そして、改まった表情になり、「ここで宣言します。どんなチームにも負けないグループに俺たちなります」と浮所さんが宣言すると会場が盛大な拍手に包まれる。「こうやって温かく拍手してくれたり、ペンライトをそれぞれのメンバーの色にしてくれたり。そういうことからも僕らはエネルギーもらってるので、これからもとにかく突っ走って、走った先には明るい未来が待っていると信じて、僕らACEes5人でファンの皆さんと共に突き進んでいきます」と、まっすぐに未来を見据えた。

そして、遂にラストソングへ。浮所さんが「披露するのは、僕たちを代表する新しいオリジナルソングです。タイトルは『PROLOGUE』。なぜ『PROLOGUE』というタイトルにしたかというと、皆それぞれ今までのことがあって、今までの経験があったからこそ、ここにいるという意味を込めて。エピソードゼロではなく『PROLOGUE』というタイトルをつけました。素敵な歌詞にも注目して聞いて下さい」と曲紹介を。

彼らにとって大切な曲となる『PROLOGUE』は、夢を追うACEesの等身大ソングだ。ここからまた見たことのない想像の先へ連れて行くからと歌う、ACEesの始まりの物語で決意表明を掲げる5人。胸に宿した情熱を武器に「これがACEesだ!」と証明するかのように、明るく華やかにパフォーマンス。5人誰もがエース級でセンターになれる、新しいグループの誕生だ。『PROLOGUE』で始まったばかりのACEesの物語。ここからどんな壮大なストーリーを紡ぎ、新しい時代を創り上げていくのか、輝かしい未来を願うばかりだ。

写真・くさかべまき 取材、文・福田恵子
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