anan編集部
時代を象徴するスターたちが集結。
anan創刊50周年にして、初開催となる記念すべきanan AWARDが、2020年11月8日(日)に渋谷で開催されました。ananと深い縁のある方、“時代の顔”としてムーブメントの先駆けや時代の象徴となった方を表彰する本アワードで、『anan AWARD 特別賞』に黒柳徹子さん、『anan AWARD 50th 大賞』に松任谷由実さんと林真理子さん、『anan AWARD 2020 大賞』にはSixTONESとSnow Manと、錚々たる面々が受賞しました。授賞式の模様、受賞者たちのお言葉を約20,000字のレポートにしてお届けします。
【開催概要】
名称:第1回 anan AWARD
開催場所:渋谷ストリーム ホール 6階 (東京都渋谷区渋谷3-21-3)
開催日:11月8日(日)
主催:SHIBUYA SCRAMBLE FESTIVAL 2020 実行委員会 / 株式会社マガジンハウス
特別協賛:渋谷スクランブルスクエア
【出演者】
中井美穂(なかいみほ):当AWARDのMCを担当。東京都出身。フリーアナウンサー、タレント。元フジテレビアナウンサー。
黒柳徹子(くろやなぎてつこ):東京都出身。日本にテレビが誕生した1953年からNHK専属テレビ女優となり、以降テレビドラマや演劇に加え、司会者、タレント、エッセイストなどとして幅広く活躍。トーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)は放送45年目となる大人気番組。
林真理子(はやしまりこ):1954年生まれ、山梨県出身。コピーライターとして活躍後、エッセイスト、作家に。第94回直木賞を受賞。著書『西郷どん!』は’18年NHKの大河ドラマに。'20年、菊池寛賞を受賞。また同年、「同一雑誌におけるエッセー最多掲載回数」でギネス世界新記録に認定。
松任谷由実(まつとうやゆみ):東京都出身。1972年にシンガーソングライターとしてデビューし、2020年12月1日に、39枚目のオリジナルアルバム『深海の街』をリリース。
SixTONES(ストーンズ):ドラマで共演した6人で2015年に結成。2019年8月にCDデビューを発表。2020年1月22日にSnow Manと共にデビュー。
・ジェシー:1996年6月11日生まれ、東京都出身。O型。
・田中樹(たなかじゅり):1995年6月15日生まれ、千葉県出身。B型。
Snow Man(スノーマン):アクロバットやダンススキルを駆使したステージが注目を集める9人組グループ。2020年1月22日にSixTONESと共にデビュー。
・岩本照(いわもとひかる):1993年5月17日生まれ、埼玉県出身。A型。
・ラウール:2003年6月27日生まれ。東京都出身、A型。
鉄尾周一(てつおしゅういち):株式会社マガジンハウス取締役 編集局担当。元anan編集長
「ご挨拶」司会・中井美穂
中井:皆さま、本日は第1回anan AWARDをご視聴いただきましてありがとうございます。1970年に創刊し、2020年に50周年を迎えたananは、現在の日本のL判女性誌のひな型となった、日本で初めてのオールグラビアのライフスタイル女性誌です。これまで「すべての女性の、いま好きなこと」をテーマに、常にその時代の女性の気持ちに寄り添い、流行、ファッション、気分を追いかけながら、時のスターの方々を取材してきたananが、創刊50周年を記念して立ち上げたanan AWARD。ムーブメントの先駆けとなった人、時代の象徴となった人、モノ、コトに、時代を象徴するスターとしての感謝を込めて、anan AWARDを贈ることとなりました。申し遅れました、本日の司会を務めますアナウンサーの中井美穂です。どうぞよろしくお願いいたします。
「ご挨拶」 anan元編集長・鉄尾周一
中井:それではまず初めに、株式会社マガジンハウス取締役編集局担当、anan元編集長の鉄尾周一よりご挨拶を申し上げます。それでは鉄尾さん、よろしくお願いいたします。
鉄尾:本日は、anan 50周年記念anan AWARDをご視聴いただき、ありがとうございます。マガジンハウスの鉄尾と申します。1970年3月に創刊したanan は、女性がその時代にいちばん心をときめかせるトレンドをキャッチして、anan ならではのスタイルで50年間編集してきました。創刊当初は、最先端のファッションを紹介する雑誌として、高田賢三さんや川久保玲さんなど、超一流のデザイナーに登場していただき、日本の女性のオシャレのイメージを大きく変える、モードな雑誌としてスタートしました。その後、1980年代になりますと、新しい女性のライフスタイルを次々と紹介していきます。なかでも、当時としては画期的な「女性がひとりで旅をする」という旅行の楽しみ方を紹介し、全国でanan 片手に旅する女性が急増し、アンノン族という言葉を生むほどのムーブメントが生まれました。1990年代になると、占い、ダイエット、恋愛など、それまでの雑誌では取り上げられたことはない斬新なテーマを次々に特集し、なかでも『SEXでキレイになる』は、女性が人前で語ることをはばかられていたセックスを初めて大胆に取り上げ、大きな話題になり、その後、その年のセックス特集では誰が脱いで表紙になるのか、今でも多くの読者の関心を集め続けています。多くの人気スターの方々が、続々anan に登場してくださるようになったのは2000年代にかけてのことです。当時の人気ナンバーワンのスターが誌上でバッサリ髪を切ったり、セクシーなスタイルで登場したり、はたまたダイエットに挑戦したり、意外な組み合わせで登場してくださったりしました。なかでは、ananで初めて対談したビッグカップルが、そのことをきっかけに結婚したというようなニュースもありました。創刊当時のファッショナブルなanan 、ニュートラなanan 、旅のanan 、そして1990年代以降のスターのanan 、スピリチュアルなanan 、セックスのanan 、読者の方はそれぞれ、anan と過ごした時代によってanan に対する印象は違っているかもしれません。でもそれは、それだけanan が長い歴史の中で、その時どきの読者が何を期待しているのかに真摯に応えてきたしるしなのかもしれません。anan は現在、週刊誌として年間約50冊を発行、年間発行部数は1,000万部を超えています。毎号今いちばん人気のスターの方々に登場していただき、次の号は誰が、どんな特集で表紙になるのか、毎週、発売日前々週の月曜日に配信するSNSをきっかけに大きな話題になっています。 おかげさまで今年は完売号が続出。週刊誌としては、極めて異例の重版ラッシュ、一種の社会現象になりながら売り上げを伸ばし、50周年イヤーは、まさに何度目かの黄金時代を迎えていると言ってもいいかもしれません。これもひとえに、ananに登場してくださるスターの方々や、ananに関わってくださる関係者のみなさま、そして何よりananを心待ちに、楽しみにしてくださっている読者の方々のおかげです。この場をお借りして感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。本当にありがとうございます。今後とも、「すべての女性の、いま好きなこと」に寄り添い、毎号サプライズと感動をもって編集していくつもりです。次なる60周年、そして、ちょっとばかり先の話になりますが、100周年に向けまして、編集部一同、マガジンハウス全社をあげて、ananを盛り上げてまいります。今後とも何卒ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。本日はanan 50周年のイベントをご視聴いただき、誠にありがとうございました。
(拍手)
中井:ありがとうございました。鉄尾周一より、皆さまへご挨拶でした。
「anan創刊50周年について」 anan編集長・北脇朝子
中井:それでは、続きましてananの現在の編集長であります、北脇朝子さんをステージにお呼びしまして、ananの50周年についてのお話を伺わせていただきます。北脇編集長、どうぞステージにお越しください。
(拍手)
中井:北脇朝子編集長です。
北脇:よろしくお願いいたします。
中井:実は、北脇さんと私は長年のお友達なのですが、こうして公の場所で話をするのは照れますね。せっかくですから、今日ご視聴いただいている皆さまに、編集長としてのご挨拶をお願いしたいと思います。
北脇:本日はご視聴いただきましてありがとうございます。anan 50周年、駆け抜けてまいりました。本当に長い雑誌の歴史のなかで50年続けてこられたっていうのは貴重なことだなと思っております。まさにananは週刊誌で、今を生きている雑誌だと思います。今後とも頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
中井:ありがとうございます。創刊当時のananのことって何か聞いてますか?
北脇:昔すぎて伝説みたいになっているんですけれど…。ちょうどこのサイズのオールカラー雑誌は日本になかったので、印刷所の方にその機械をつくってもらった、っていうエピソードがありまして、このサイズのグラビア雑誌ってなかったんだっていうのを逸話として聞いて、なるほどと思った記憶があります。
中井:その時代って、まだこの大きさの女性誌がなかったんですね。とても意外な話だなと思います。いま鉄尾さんがいろいろお話ししてくださいましたけど、数多くの名物特集がananにはありました。北脇さんは名物特集と聞いたら何を思い出しますか?
北脇:それこそ読者のときに見ていたことで言うと、やっぱり「好きな男」特集は自分もファンとして見ていたこともあって、anan で撮影されている方ってほんとにかっこよく登場されるので、一読者としてすごくときめきながら拝見していました。
中井:私は街中スナップですね。今はもうそれだけで一冊、雑誌ができるくらいですけど、当時はなかったですもんね。全国まわって、すごいオシャレな人がいっぱいいるんだなって思ったり。
北脇:そうですね、スナップ特集もありましたね。
中井:あとは占いですかね。
北脇:そうですね。本当に文字がみっちり書いてあるので、読み込んで一喜一憂してた記憶がありますね。
中井:思い出に残っている企画と言われたら何を思い出しますか?
北脇;やっぱりananといえば、皆さんが素敵に鍛えたカラダを、ご披露していただく特集が多いんですけれども、一読者として見ていたときに、これってどうやって撮影しているんだろうっていうのを、ドキドキしながら拝見していて、自分が担当させていただくようになって、撮影をするようになって、こうやって撮影するんだ…。っていうのをしみじみ見ていたことが印象深いですね。
中井:北脇さんが編集長になってから、人間じゃない表紙、猫の特集とかすごい人気ですよね。
北脇:そうですね(笑)。いまコンテンツとしてアニメーションとかも人気ですので、特集して表紙を飾り、すごく反響をいただいたりしています。
中井:『にゃんこLOVE』はすごい人気なんですよね。
北脇:そうですね。その当時、発売日に店頭からなくなってしまって、編集部でも何が起こっているんだろうと思いながら…。すごく人気だったのを覚えています。
中井:あとやっぱりエンターテインメントのものが多くなったという印象があります。
北脇:旬な方が、旬のタイミングでご登場いただいた時の反響が本当にすごくて。それってやっぱり今の時代のSNSとか、皆さんの声の強さもすごくあると思うんですけど、それを雑誌に反映させていただいて、この方がこのタイミングでこの特集で! っていう時に、発売前になくなってしまうとか、予約だけで品切れになってしまうような現象というのは、今の時代だからなのかな、と思っています。本当にたくさんのスターの方に出ていただいていること、そして本当に今だ! っていう時に出ていただいていることって、本当にありがたいなと思っています。
中井:男性の表紙が多いには多いんですけど、女性の表紙も印象的なものが多いですよね。私はやっぱり田中みな実さんは衝撃だったんですよね。
北脇:そうですよね。私も実際に撮影前に打ち合わせさせていただいた時に、あまりにもストイックなことに感動しまして、素晴らしい方だなと思って。撮影の時にいろいろご自身でもアイデアを出されていて素晴らしいなと思いました。
中井:あそこからやっぱりみな実さんは、本当に女性にとっての憧れの人になっていったのかなと。
北脇:女性にとってターニングポイントになるような特集とか、カタチを作らせていただいているのは、すごく媒体としてありがたいなと思っております。
中井:ずっと表紙の写真を皆さんにご覧いただいておりますけれども、この半世紀の流れというのを見ても時代がわかりますし、いま現在を見ても、表紙ってすごく重要ですね。
北脇:そうですね。私もこの50周年を担当させていただいて、やっぱり創刊当時の表紙、あと週刊誌で一冊一冊がその時その時の時代を現す撮影をさせていただいているので、それが毎週であり、それが1年であり、50年でありっていう単位で見ていくと、すごくその時代を表しているっていうのがanan の面白さだなと思っていて。やはりその時の旬な方が、この特集で! っていうのがanan のダイナミズムなのかなと思い、それを心掛けております。それを俯瞰で見た時に歴史が、時代が見えてくるっていうのが面白い雑誌だなと、そうであろうと思って編集しております。
中井:タイトルのつけ方も、本当に歴代の編集長カラーがものすごく出てますけど、北脇さんはやっぱりキャッチーな言葉がすごく多いのかなと。
北脇:ありがとうございます(笑)。いつも悩みながらつけさせていただいていて、登場いただく方のイメージと特集を寄り添わせながら何本も考えて、その方をちゃんと後押しできるというか、応援するメッセージがキャッチのなかに入っていくような言葉、それをちゃんと写真に載せて伝えていくっていうことをananとしては心掛けております。
中井:最後になりましたけれども、これからのanan も楽しみにしております。
北脇:すみません。グダグダですよね(笑)。
中井:もういいんですか(笑)。最後にメッセージとかないんですか!? 編集長ですから(笑)。
北脇:はい(笑)。50周年イヤー、こういう時代のなかですけれども、駆け抜けております。「すべての女性の、いま好きなこと」を追いかけながら、これからもがんばっていきたいと思いますので、ぜひこれからもよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
中井:ありがとうございました。北脇朝子編集長でした。
『anan AWARD特別賞』黒柳徹子
中井:さて、本日お届けしている第1回anan AWARDは、『anan AWARD特別賞』、『anan AWARD 50 th大賞』、そして『anan AWARD 2020大賞』を発表してまいります。まずは、anan の創刊に大きな影響を与えた方にお贈りするこちらの賞の発表です。
(映像『anan AWARD特別賞』黒柳徹子)
中井:『anan AWARD特別賞』は黒柳徹子さんです。ananの創刊直前に、創刊スタッフの耳に入ってきた。“アンアン”という言葉の響き、それは黒柳徹子さんが訪れたロンドンにいたモスクワ動物園のパンダ、アンアンの名前でした。大のパンダ好きの徹子さんが、この時のことをお話になったことがananという誌名の誕生の大きなきっかけとなりました。だから、ananのキャラクターアイコンは創刊当時からパンダのマークなんですね。おかげさまでananはパンダのように可愛く、刺激的な雑誌として知られるようになり、半世紀たった今、誰もが名前を知っている日本の女性誌の代名詞に成長しました。この素晴らしい名前のヒントをくださった生みの母として、半世紀以上にわたるご活躍の中、今なお『徹子の部屋』を中心としたテレビ番組、また、舞台の活動も精力的にされ、私たちに常に刺激を与え続けてくださる存在、まさに日本のカルチャー、エンターテインメント界の母と言えるのではないでしょうか。今回、anan AWARDの発足に際し、多くの感謝を込めて、特別賞を贈らせていただきます。残念ながら、本日黒柳さんはこちらの会場にお越しいただくことはできませんでしたが、メッセージ映像をお預かりしております。ご覧ください。
(↓黒柳徹子さんのメッセージ映像)
皆さまこんにちは。黒柳徹子です。『anan AWARD 特別賞』をいただきました。ありがとうございます。そして、こんな素敵な金色のパンダもいただきました。こんな嬉しいことはありません。本当に嬉しいです。さて、『anan AWARD 特別賞』というものはどういうものかというと、それはananを大好きで、いつもananを読んでいるということもありますけれども。元々、ananという本ができる時、みんながどういう雑誌にしようかなと考えている時に、私がちょうどイギリスに行きまして、イギリスのチチという雌のパンダのところに、アンアンというロシアから男のパンダの子が結婚しに来ていた。その結婚は結局うまくいかなかったんですけれども。そのアンアンが来ていたという話を私がすごい勢いで話してましたら、皆さまがそこでお聞きになって「うーん、本の題名は“アンアン”がいい!」ということになりましたのが、そもそもananという本の題名になったの。だから雑誌にパンダの絵が描いてあるんですよ。どういう関係があるかとお思いでしょ、皆さん。あそこにパンダの絵が描いてあるのはそういうロシアのアンアンの、とっても素敵なアンアンでしたけど、雄のパンダのお話から出たことなんです。50周年を記念し、50年雑誌を続けるということは素晴らしいことだと思います。常に新しいことを発見して、そこにお載せになって50年。本当におめでとうございます。50年ということで、このanan AWARDをいただいたことになるんですけれども、毎年、色んなことでアワードができるんだと思いますけれども、皆さまが素晴らしいご活躍をされることを心から祈っています。まあ100年長生きするかたはもしかしたらanan の編集部にいらっしゃるかもしれませんよね。常に新しく皆さまがいろんなことに興味をお持ちになって、また、読者の方でもこういうのが欲しいなと思って一生懸命活躍しようという方がいらっしゃるかもしれない。そういういろんな面白いことを考えると、これから先、本当に私もワクワクしながらananのいく末を見守りたいと思っています。anan AWARDスタート!
(以上、黒柳徹子さんのメッセージ映像)
中井:ありがとうございます。『anan AWARD特別賞』に輝きました黒柳徹子さんのメッセージでした。
『anan AWARD 50 th大賞』林真理子
中井:さあ、続いては創刊50周年、記念すべき初のアワードである今年、半世紀のエンターテインメントの歴史を見つめる中で、長い間人々の絶大な支持を受け続け、エターナルに「すべての女性の、いま好きなこと」を体現してくださっている方。そして、anan 誌面においても多くの機会で読者を励まし、刺激し続けてくださっている方に、50周年の顔としての『anan AWARD 50 th大賞』を贈らせていただきます。この『anan AWARD 50 th大賞』はおふたりに贈らせていただきます。まず、おひとり目はこの方です!
(映像『anan AWARD 50 th大賞』林真理子)
中井:『anan AWARD 50 th大賞』。1人目は林真理子さんです。林さんは直木賞をはじめ、本年の菊池寛賞などの文学賞や、一昨年には紫綬褒章も受章されるなど、文字通り日本の女流作家の第一人者でいらっしゃいます。anan においては連載エッセイ、『マリコ・ストリート』スタート以来、35年間連載を継続中です。途中何度かのタイトル変更を経て、現在は『美女入門』として、巻末ページの連載を続けていただいており、これは日本における作家の方の最多連載の記録となっております。恋愛、ダイエット、ファッション、メイク、取りあげられる話題は毎週さまざまですが、語られる視点は一貫して読者と同じ視点です。多くの読者の興味や願望の対象に、いち早く身を挺してトライされるフットワークの軽さ、共感性の高さは、今なお“ananを後ろから開かせる女”として人気を誇っています。作家活動の偉大な功績に加え、anan連載において、長年にわたって読者に共感と勇気を与えていただいたことに対し、感謝を込めて『anan AWARD 50 th大賞』を贈呈いたします。林さんからもメッセージ映像をお預かりしております。ご覧いただきましょう。
(↓林真理子さんのメッセージ映像)
林:この度は、思いがけない賞をいただきまして、本当に嬉しいです。私、もうずっとダラダラダラダラ書いているだけなのに、こんなに素晴らしい賞をいただいていいのかと思って…。この金色に輝くパンダ。いま持っている手も震えています。やっぱりオシャレですよね、ananってこういうトロフィーも。50周年っていうと、ひとりの男の人、女の人が中年になる年、半世紀です。どれだけお役にたったか、私は本当に自信がなかったんです。本当に書かせていただいてありがとう、続けさせていただいてありがとうという気持ちでいっぱいなのに、なんとananからこんな素晴らしい賞をいただきまして、もう本当にありがとうございますとしか言いようがありません。このパンダを、今日はずっと抱いておうちに帰りたいと思います。私もこれから頑張ります。本当にありがとうございます。anan 50周年、本当におめでとうございます。私も45年という長い間、エッセイを書かせていただいて本当に光栄に思っております。モノを書く人間にとって、ananにコラムを持つということが、どんなに大きく、すごいことだっていうことを普通の読者の方々はわからないと思いますけれども、実力があるっていうことと、何より旬の人間だということを認めていただいているということだと思います。私はずっと書き続けて、もういい歳をしたおばさんになってきましたけれども、ananからご用命をいただいているということは、何より嬉しく誇りに思っております。これからもananが、ますます発展し続けて、多くの女性の憧れの雑誌であり続けることを祈っています。私もそこの書き手として、いつまでもご用命いただければと思っておりますが、年齢的にどうなるかわかりませんけれども、ご用命がある限りは頑張って書かせていただきたいと思います。いつもanan が届けられるたびに、華やかな雑誌に1ページ持っていることの嬉しさはずーっと持ち続けています。このような素晴らしいパンダちゃんをいただきまして嬉しいです。本当におめでとうございました。
(以上、林真理子さんのメッセージ映像)
中井:林真理子さんでした。ありがとうございました。
『anan AWARD 50 th 大賞』松任谷由実
中井:それでは続けてまいりましょう。『anan AWARD 50 th 大賞』。2人目はこの方です。
(映像『anan AWARD 50 th 大賞』松任谷由実)
中井:松任谷由実さんです。松任谷由実さんは、言わずもがなの日本におけるポップシーンのミューズのレジェンドです。デビューから48周年、常に女性たちの共感を集める楽曲を提供してきた、その偉大すぎるアーティストとしてのご活躍で、日本の女性アーティストとしての代表的な存在です。anan には70年代からの初登場以来、毎年のようにご登場いただき、時のスタイリスト、メイクアップアーティストの方々との誌上における刺激的でクリエイティブな共演で、日本の女性誌のファッションカルチャーのひとつの形を牽引しました。かつ、インタビューページでは、頼れる先輩として、恋愛や仕事、生き方などさまざまなテーマで、読者への愛あふれるアドバイスをいただいてまいりました。偉大なエンターテイメント、カルチャーの先輩として、エターナルな憧れの女性として、感謝を込めて『anan AWARD 50 th大賞』を贈らせていただきます。もちろん、金のパンダを贈呈させていただきます。そして、本日はなんと松任谷由実さんにこちらの会場にお越しいただきました。どうぞ拍手でお迎えください。松任谷由実さんです。
(拍手)
中井:はい。それでは金のパンダをお持ちください。
(松任谷さんが金のパンダを手に取る)
中井:いいですねぇ。しばらくそこでお写真を撮らせていただきます。
中井:はい。よろしいでしょうか。ありがとうございます。初の『anan AWARD 50 th大賞』の感想をお聞かせいただくんですが、それではお椅子に座っていただいてから伺わせていただきたいと思います。いかがですか。
松任谷:もうめちゃくちゃ嬉しいです。
中井:このパンダ、ご覧になったのは初めてでしたっけ。
松任谷:初めてです。
中井:どうですか。金のパンダ。
松任谷:目が…。目も金色なので…。パンダじゃないといえばパンダじゃ…(笑)
中井:(笑)
松任谷:でも愛らしいです。近くで見ても愛らしいです(笑)。
中井:おうちにあるたくさんのトロフィーのなかに、このanan パンダも入れていただけると。
松任谷:この先、何か成功することがあったら、(目を)マーカーで黒く入れたいと思います。
(会場が笑いに包まれる)
松任谷;それじゃ達磨みたいじゃないですかね(笑)。
中井;そう達磨ね(笑)。でもいろんな使い方をしていただいて、anan パンダ。クリエイティブに遊んでいただければと思うんですけれども…。松任谷さんは、この50周年を迎えましたanan なんですが、ロングインタビューによると、デビュー前からanan をご覧になっていたということがわかったわけですけど。
松任谷:そうですね。シンガーソングライターとしてデビューする少し前に創刊されたと思います。その時はね、なんか日本っぽくなくてステキだなーっていう印象がありました。
中井:由実さんに…。あ、由実さんって失礼ですね。
松任谷:いやいや、いいですよ。
中井;ユーミンに登場していただいた時って、anan って今は、みんなタレントさんが出る時もヘアメイクさんとか、スタイリストさんとかつくのが当然の時代ですけれども、その時は皆さんご自身でスタイリングされたりしてたんですか?
松任谷:そうです。スタイリストって職業も、ヘアメイクって職業もなかった頃です。
中井:1978年に、最初にユーミンに登場していただいたんですが、その後にもたくさんのファッションの特集や、読者の相談にものっていただきました。印象に残っている撮影のエピソードなどはありますか?
松任谷:そうですね。ファッションっていうより読み物のページのほうが印象が強いので。
anan の撮影はどれもファッションの場合はワクワクして出かけた覚えがありますけど、さきほどもご紹介いただきましたが、今回はどんなスタイリストさんかしらとか、いつもしていただいているヘアメイクさんにせっかくanan なんだから私も冒険してみようとか、新しい出会いがあって、それを楽しみに出かけていきました。読み物としてね…いいですか言っちゃって。
中井:大丈夫です。
松任谷:読み物として、長らく「贅沢なおやつ」というページをさせていただいて、4人でリレー式だったんですけど。他の方のものも参考にしたり、いまだにファンでいるスイーツもありますし、自分にとってスイーツが生活の中ですごく大事だなっていうのをその時期にしみじみ感じました。中井さんから教えていただいたパニエ。
中井:はい。美味しいですよね。
松任谷:青山のパイ生地の…。
中井:そうなんですよ。あそこでしか売ってないっていう。嬉しいです。
松任谷:昨日も食べました。
中井:ほんとですか! これは宣伝になってアレですけど。『フランセ』っていうお店で。お店も素敵なんですよね。
松任谷:そうなんですか。私は実際行ったことがなくて、フレンチカンカンみたいなイラストがね、缶に描いてあって、なんでかしらと思ったら、パイがスカートの形をしているんですよね。
中井:そうなんですね!
松任谷:パニエって、スカートを膨らますなかにペチコートのようなことを言うんですけれど、サクッとしているんだけど、空気を含んだ。めちゃくちゃ美味しいですね。
中井:嬉しいです。召し上がっていると聞いただけでも嬉しいです。今年の3月4日発売号が、anan 創刊50周年の記念の特別号だったんですね。そこでユーミンが何を仰ってたかというと、時代とともに変わっているように見えるのは現象として表に見える部分だけであって、目に見えない部分というのは、むしろ変わっていないっていう、本質を変えないために表を変えているんじゃないかって仰ってたのがすごく印象的だったんですけれども。anan の本質っていうものをユーミンさんはどう見ていらっしゃるのかなと。
松任谷:今でもパイオニア精神に満ち溢れていると思います。そういうのはすぐ真似されちゃうんですよ。だから一見表面では、すぐ当たり前になってしまうんだけど、持続可能なんですよね、自分が生み出した、開拓したものは。なぜなら姿勢が変わらないから、次の新しいものを見つけることができるので、真似されたら次に行けばいいっていうフットワークの軽さとエネルギーがananには未だに感じられます。他社の話になっちゃうと問題あるかな…。初期の頃に、アンノン族っていう言葉が、もう死語ですけど。
中井:軽井沢にね。ananかnon-noを持っていく女の人たちのことを、よくアンノン族と言いましたけど。
松任谷:anan とnon-no。2大雑誌だったんですけど、当然anan が先駆的で、後からのnon-noは、その分発行部数は多かった。やっぱりパイオニアっていうのは、そこに行くためのエネルギー、取材の煩雑さとか、まだやっていない所に行くわけですから、そこにすごくエネルギーを使うわけですよ。ひとつ雛型があるところを後からする分にはその分セーブできるでしょ。私は自分の姿勢としても、断然anan だったので。ごめんなさい(笑)
中井:でも、全然個性が違う雑誌ですものね。アンノン族ってひとことにまとめてましたけど、読んでる側からすると、全く違う雑誌の個性だったのになと思います。可愛らしいものが好きなファンと、エッジイなanan という違いが随分あったと思います。これからのanan にユーミンは何を求めますか?
松任谷:この姿勢をずっと貫いてほしいなと思います。今まで社会現象を起こすような特集が何回もされてきましたけど、そういう号ってあるだけでわかるんですよね。宣伝で煽られて、ってことでなく、口コミとかの前から、表紙が発光しているんですよ。その見えないはずなんだけれど、感じるオーラみたいなものを追求していってほしいなと思います。
中井:すごく嬉しいと思います。いま編集に携わっている人たちにとっての大きな道標になっていくのかなと思いました。そして12月1日にユーミンさん、アルバムが発売になります。4年ぶりで通算39枚目となるアルバム『深海の街』。どんなアルバムになりそうですか?
松任谷:ずばりコロナ。2020年という世界史に残る未曾有の年に、絶対リリースしたかった内容です。自分のために歴史に残る年を記録しておきたかった。キャッチコピーは「愛しか残らない〜深い海の底で僕たちは気づいたんだ」という。ビジュアルは海底で潜水服を着た男女が抱き合っているものです。いろんなタイプの曲が入っていますが、私自身このコロナ期にほぼ全編自宅録音だったんですよ。中井さん、家に遊びにいらしたことありますよね。
中井:おじゃましたことあります。えー! 自宅で、ですか? 全編?
松任谷:ホームスタジオって聞くと、マンションの一室で打ち込みしているようなイメージがあるかもしれませんが、大間違い。リリースできるまでのクオリティのものができるスタジオが自宅にあります。プロデューサーである主人と、ステイホームの間中、レコーディングしてました。だからその1コマ1コマが刻みつけられてて、あぁ、その時を思い出すアルバムだなと思います。何を感じてほしいかと言うと、先ほどのanan の話と一緒なんですけど、キャリア48年だけれど、この後に及んでなお、音楽的成長、新しい詩の世界とか、その伸びしろを貪欲に追求するというエネルギーを感じてもらえたら嬉しいなと思います。
中井:ありがとうございます。いま、こうしてユーミンのそばにいるだけでエネルギーのおこぼれをいただいている感じがします。
松任谷:5000円いただきます!(笑)
中井:5000円っていう値段設定はどこからでてきたんですか?(笑)
松任谷:なんとなく(笑)。
中井:12月1日に『深海の街』というアルバムが発売されます。本当にアルバムジャケットから心を鷲掴みにされますが、いまのお話を聞いたらさらに、私たちも2020に聴くべきアルバムだなという気持ちになってまいりました。それでは、本日配信で皆さまこの様子をご覧いただいているんですが、ユーミンからメッセージをいただけますでしょうか。
松任谷:えー、これからもanan よろしくお願いいたします!
中井:いいですね(笑)。 短い! そしてストレートなコメントをいただきました。ありがとうございました。『anan AWARD 50 th大賞』を受賞されました松任谷由実さんでした!
中井:ありがとうございました。場の空気っていうのがこんなにも一瞬にして、わぁっと変わっていくのは、本当にさすがだなと思いますし、いつになっても憧れの、本当に、素敵な素敵な女性でいらっしゃるなということを痛感いたしました。ありがとうございました。
『anan AWARD 2020大賞』SixTONES&Snow Man
さあ、それでは、続けて参りたいと思います。続いては、anan 50年の歴史の中で、初めてAWARDを立ち上げた年の、映えあるAWARD大賞、『anan AWARD 2020大賞』の発表です。2020年の時代の顔の頂点、週刊誌として、毎週様々な時代のスターと、旬のトレンドを捉えているananだからこそわかる2020年。最高で最大に話題となったスターの方へ贈呈させていただきます。
(映像『anan AWARD 2020大賞』SixTONES&Snow Man)
(田中樹さん、ジェシーさん、ラウールさん、岩本照さんが登場)
中井:ありがとうございます。皆さん勢揃いしていただきました。それでは、50年前からananのキャラクターになっているananパンダより、「金のパンダ」を皆さまに、お手渡しすることができませんので、持ってまいりますので、ひとつずつ選んでください。
岩本:(金のパンダを手にとる)
ラウール:(金のパンダを手にとる)
ジェシー:(ananパンダを掴もうとする)
中井:ジェシーさん違います。
田中樹:(金のパンダを手にとる)
中井:はい。ananパンダ。ありがとうございます。それでは、改めてご紹介させていただきましょう。『anan AWARD 2020大賞』を受賞されました、SixTONESよりジェシーさん、田中樹さん、そしてSnow Manより、岩本照さん、ラウールさんです。ようこそお越しくださいました。
4人:よろしくお願いいたします。
中井:よろしくお願いいたします。
中井:さあ、皆さんのことはよくご存じでいらっしゃるかと思いますけれども、ここで少しだけご紹介させていただきます。SixTONESの皆さまは、2020年1月22日にデビュー。デビューシングル『Imitation Rain/D.D.』は、たちまちミリオンを突破。デビュー前からいち早くYouTubeにて専門チャンネルを開設。デジタル発信アーティストとして、様々なパフォーマンスを披露しています。新人離れしたアーティスト性の高いスタイリッシュなパフォーマンスも常に話題的です。現在進行形で快進撃を続けていらっしゃり、日本中に幅広くムーブメントを巻き起こしている、まさに、2020年の顔といえる存在。SNSやデジタルを駆使したアーティストとしての活動は、ニュースターとしてトレンドの象徴ともいえる存在です。ananでは2019年3月27日発売の『色気の法則』で表紙に初登場。同じ年の12月17日発売の『熱狂の秘密』特集と合わせて表紙にご登場していただいた号が、2号連続で重版となる人気ぶりでした。2020年1月22日には、Snow Manの皆さまとともに、デビュー当日にanan史上過去最多の15人によるワンショット表紙を飾っていただきました。「クローズアップ」連載ページでのメンバーの皆さんのソロでのご登場も常に話題になる中、2020年7月22日『チャージ&デトックスレシピ』特集の表紙登場も完売となっています。これまで表紙にご登場いただいた号は、いずれも完売です。来週11月11日、ご自身のサードシングル発売日の同日に『とっておきの贈り物』特集で4度目の表紙を飾っていただいております。ありがとうございます。
そして、Snow Manの皆さんです。Snow Manの皆さまは2020年1月22日にデビュー。デビューシングル『D.D./Imitation Rain』はたちまちミリオンを突破。コロナ禍においても常にYouTubeやSNSで日本中に元気と夢を与え続けています。現在進行形で、日本中に幅広くムーブメントを巻き起こしており、新しい様式に合ったアーティストとしての活躍を牽引。10月7日に発売された2ndシングル『KISSIN'MY LIPS/Stories』もミリオンを突破。冠番組も2021年元日、全国放送が決定され、まさに破竹の勢い、今年のニュースターとしてのトレンドの象徴ともいえる存在です。ananでは2019年6月26日発売の『Nextジェネレーション2019』特集に初の表紙でご登場となりました。予想を上回るあまりの人気に重版となっています。その後50周年のスタート号である2020年1月8日発売の『時代を創る』特集で再び表紙に登場してくださっています。さらに2020年1月22日デビュー同日には、SixTONESの皆さんと共に、anan表紙誌上過去最多の15人で表紙を飾っていただきました。「クローズアップ」連載ページでのメンバーの皆さまソロでのご登場も常に話題になる中、渡辺翔太さんが表紙を飾った8月19日発売の『モテコスメ大賞』特集ではボーダーレスな時代のなかで『コスメ大賞』特集初の男性でのソロの表紙となり、非常に話題となりました。anan50周年史上で初めて発売前に重版になるほどの人気を博しました。2020年10月7日、2ndシングル同日発売の『愛される男たち』も発売後、即完売となりました。現在、「滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movieの軌跡」で短期集中連載中です。メンバーの皆さまには毎週ご登場いただいておりまして、こちらも話題となっています。長い間お付き合いいただきありがとうございました。改めて『anan AWARD 2020』大賞の受賞、誠におめでとうございます!
4人:ありがとうございます!
中井:さあ、それでは喜びの声をお二方に聞いていきたいと思います。まずはジェシーさんから大賞受賞の感想をお願いいたします。
ジェシー:はい。ジェシーのSixTONESです。
田中:逆!
ジェシー:あ、逆でしたね。すみません。SixTONESのジェシーです。今年デビューして、いきなりこういう賞をいただけることにとても感謝しております。今後もいろいろな賞をいただけるように頑張っていきたいと思います。応援のほどよろしくお願いいたします。
中井:ありがとうございます。それでは続いて、ラウールさんお願いいたします。
ラウール:はい。僕たちがこういう〇〇大賞みたいなものを受賞するっていうことを想像していなかったので、とても嬉しいです。それと、Snow Manが、Snow Manとして表紙を飾るたびにファンの方がすごく盛り上がってくれて、それこそこの前だと、渡辺が表紙をやったときも、メンバーの中でもananの表紙をひとりでやっているってすごいことだよね、ってことで話題になりまして、本当にこういう賞をいただけてとても嬉しいです。
中井:ありがとうございます。先ほど皆さまに登場していただいて、撮影のようなスタイルでこちらまで上がってきていただきました。その時に撮影した写真をここで一緒に見て感想を伺っていこうと思います。本当にもう出来上がっているんですか? そういう時代なの? まずはこちらから、1枚目です。
(登場時に撮影された写真が投影される)
中井:ジェシーさん、田中さん、どうですか?
ジェシー:すごーい! 可愛いですね。
田中:可愛いとは思わないですね!
ジェシー:あ、カッコイイです。言葉を間違えました。
田中:すごいね。こんな…。でも、まだやっぱり若干緊張してますね。
ジェシー:してるね。でもそれがまた可愛いですね。
田中:可愛いって…。ずっと間違ってる。カッコイイです。
ジェシー:(笑)
中井:こういう大賞の発表の時に撮影も一緒にやるって斬新ですよね。
ジェシー:初めてですね。
田中:なかなかない経験ですね。
中井:ねぇ。じゃあ皆さんリハーサルで入れられて立ち位置とか…。
ジェシー:そうですね。確認させていただいたんですけど。
中井:すごい。どうでした?
ジェシー:普段やる僕たちのライブよりも緊張しましたね。
中井:またちょっと狭い感じのところなのでね。
ジェシー:でもよかったです。
田中:カッコよく撮っていただいて。
中井:よかったです。それでは、続いてこちら見てみましょう。2枚目です。
(2枚目の写真)
ラウール:どこ見てるんですか、僕…。大丈夫かなぁ。堂々としてたつもりなんですけど。
岩本:カッコイイよ。
ラウール:ありがとうございます。(笑)
岩本:こうやってすぐ撮っていただいたのが見られる時代なんですね。
ラウール:ほんとキレイに撮っていただいてありがとうございます。
岩本:ありがとうございます。
中井:おふたりの個性の違いも出ているかと思います。さあ続いてはこちらです。3枚目。
(3枚目の写真)
中井:これは今すぐ表紙に…っていう感じの写真ですね。
ジェシー:今すぐ表紙に! お願いします! いますぐ!
4人:(笑)
田中:今すぐには無理だよ(笑)。
中井:これは、ポーズは?
ジェシー:自由です。
田中:特に決まりはなく、その場の雰囲気でやらせていただきました。
中井:あれですね。正面向きの方と、やや斜めっていう方に分かれていますけれども。
田中:3人がすごく身長大きくて僕がちょっと小さく見えるのが…。
ジェシー:逆に目立つからいいじゃない(笑)。
中井:いろんな意見がありますけれども、すごいですね、これ。撮っていただいたのがカメラマンの森山将人さんという方で、皆さんの表紙をいつも…。
岩本:はい。
ジェシー:お世話になっております。
中井:実際に撮影しているフォトグラファーが、本日もご登壇の撮影をしていただいたということなので、皆さんにとってはいつもお世話になっている…。
ジェシー:そうですね。何度も何度もカッコよく撮っていただいているので。
田中:ありがとうございます。
ジェシー:そろそろこっちから写真撮ってあげたいなって。
田中:逆。撮らなくていい。そういうシチュエーションないから! カメラマンさんが撮られるシチュエーションないから!
中井:なんかこう4人で並ぶのって、すごいいいですね! すごく新鮮なんですよね。なかなか4人で、ってないというか。
ジェシー:確かに、僕たちも新鮮ですね。
ラウール&岩本:そうですね。
田中:SixTONES、Snow Manのメンバー全員15人で、っていうことはよくあったんですけど、この4人っていうのは、なかなかないですね。
中井:そうですね。楽しいですか? 大丈夫ですか?
田中:もちろんです。久々にSnow Manのメンバーと会えたので。
中井:それでは皆さんにお話を伺わせていただきますが、まず、ジェシーさんから、今年一年のSixTONESの活動を振り返ってみて、どうですか?
ジェシー:そうですね。1月22日にデビューさせていただいて、シングルも11月11日に3rdシングルが出て、こんなにスピードが速くていいのかなっていうぐらいビックリしていています。SixTONESは音楽をメインに考えていまして、やっぱりJr.の時はなかなか世の中に僕たちの楽曲を披露することは少なかったんですけれども、デビューしたことによって、いろいろな人に僕たちの音楽とパフォーマンスが伝えられる一年になったので、先輩たちにも後輩たちにも負けないように、今後も最強なSixTONESを見せていきたいと思います。
中井:岩本さんは?
岩本:そうですね…。本当にいろんな経験をさせていただきました。初めてジャニーズでデビューコンサートを配信っていうのも初めてですし、僕たちSnow Manは“初”ってつくものを取りにいきたいって思いがみんなあるので。メンバーの渡辺が、発売前に重版、初じゃないですか。本当に自分のことのようにメンバーみんなで盛り上がりましたし、これからもたくさんの“初”を。でも僕たちだけで取れるものではないので、改めてファンの皆さんの力や、目に見えない力の感謝の気持ちを持てた一年だったかなと思います。
中井:はい。ありがとうございます。皆さんはYouTubeやSNSなどでエンターテインメントを発信されていらっしゃいますよね。田中さんはYouTubeでメンバーの皆さんと一緒にカッコイイところとコミカルなところ、両面を出しているかと思います。
田中:はい。限りなく素に近く、ナチュラルでいようっていうのは、心がけているというか、自然とそうなっていったんですけど。だいたい僕たちの動画っていうのは10分前後のものが多いんですけど、その動画でさえ数時間撮影するぐらい、自分たちも予想できなかったぐらい盛り上がってしまって。だいたい僕たちのYouTubeの撮影は“時間が押す”っていうぐらい、毎回気付いたら楽しんでしまっていて、お仕事として皆さんに僕たちの良さを届けるっていうことはもちろんなんですけど、僕たちが心がけている、自分たちがまず一番楽しむっていうことを実践しながらできているなと思いますね。
中井:“ステイホーム”中は皆さんのYouTubeやSNSにとっても励まされたという声も多く聞かれました。ラウールさんにお伺いしたいんですが、ファンの皆さんとのSNSを通じた交流、どういうふうに思っていますか?
ラウール:僕たちもYouTubeとWeiboをやっているんですけど、動画をあげたり写真をあげたりする度に、皆さんのリアクションが返ってくるという感覚がすごく新鮮で、それこそいま、直接会えない時期だからこそ、その言葉に励まされるというか、その言葉を見て力が出るっていう環境がものすごくありがたいことだなって思います。
中井:ありがとうございます。さあここからはananのお話を伺っていきますが、田中さんにとってananってどんな存在ですか?
田中:僕たちが初めてSixTONESとして表紙をやらせていただいたのは、ジャニーズJr.の時になるんですけれども、僕たちがジャニーズJr.の時といったら先輩方が表紙で、セクシーな、大人な表紙を飾るイメージがあったので、それをJr.の僕たちがやらせていただけるということで、少し、大丈夫なのかなって不安に思ったりしたんですけれども。表紙を飾らせていただいて、ありがたいことに、皆さんのお力添えもあり、重版になったということで、そこで一安心したというか。さらに僕たちがそこで頑張るぞと新たに決意を固めて、勢いが加速するきっかけにもなったので、今度11月11日3rdシングルの発売のタイミングでも表紙を飾らせていただきますし、毎回いいタイミングで表紙をやらせていただいたりするので、すごくありがたく思っております。
中井:はい。岩本さんはどうですか?
岩本:はい。自分たちの知らない自分たちっていうのを、ananさんには引き出していただいているなって印象です。撮影をさせていただいている時から、仕上がって見た時に、このメンバーってこんな表情するんだっていう、自分たちでも新たな発見をするぐらい、新しい一面を引き出していただいているなって思います。
中井:いま田中さんから11月11日にananの表紙に出ますっておっしゃてましたけれども、撮影はどんな感じだったかっていうのを、ジェシーさん。
ジェシー:撮影は、僕たち、カッコつけてと言われても笑っちゃうんですよね。そこを我慢して、めっちゃカッコつけて挑んだんですけれども。本当にいつもananさんの撮影で、いまイワモっちゃんも言ったんですけど、違う自分たちを出せるので、そこはまた経験だったり、学ぶこともあって、いつもいろいろカッコつけるんですけど、そのライティングとか状況によって、また違う顔が出せているのかなっていう。それでまたファンのみんなが喜んでくれるので、まずファンの皆さんが何か感じてくれることがあれば、僕たちは嬉しいので、今後もやっていきたいですね。
中井:Snow Manの皆さまは12月4日、主演映画『滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie』の全国ロードショーを控えております。そんな中でのananの連載なんですが、岩本さん、どんな作品になっているか教えていただけますか?
岩本:『滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movie』はですね。映画でもなく、舞台でもない、をコンセプトにした究極の和のエンターテインメントです。新橋演舞場で撮影させていただいたシーンもあるんですけれども、今まで『滝沢歌舞伎ZERO』をご覧になっていただいた方、そうでない方が、劇場に足をお運びいただいて、家族とか、友達と観ていただいて、僕たちのエネルギーっていうのを存分に味わってほしいなと思います。
中井:本当に想像を絶するエネルギーを、観ているこちらが受け取ることのできる素晴らしい舞台だと思います。ありがとうございます。それでは最後になりますが、記念事業初の『anan AWARD 2020大賞』を受賞されたSixTONES、Snow Manの皆さんを代表してお二人から一言ずついただきたいと思います。それでは田中さんからいただきましょう。
田中:本当にこのような賞をいただけて、他のメンバーとも、まずこの話を聞いた時にみんなで喜びあったりとかして。嬉しいのはもちろんなんですけど、すごく光栄な賞をいただいて改めて、今の時代の顔だけでなく、何年経っても、その時の時代の顔と言っていただけるように、身を引き締めて、ファンの方と一緒に手を取り合って、チームSixTONESこれからも精進していきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。
中井:熱いメッセージをいただきました。ありがとうございます。では、続いて岩本さんお願いいたします。
岩本:本当にこのananさんの記念すべき日に、初っていう賞をいただいたのは、またSnow Manが初をとることができたのは、本当に支えてくださっているファンの皆さまのおかげです。5年後、10年後、また第何回、となった時に、またこうしてSnow Manが来られるように、ファンの皆さんと共に、これからの時代を駆け抜けたいなと思います。ありがとうございました。
中井:ありがとうございます。残念ながらお時間が来てしまいました。『anan AWARD 2020大賞』を受賞されましたSixTONESよりジェシーさん、田中樹さん、Snow Manより岩本照さん、そしてラウールさんでした。皆さま本当にありがとうございました。
4人:ありがとうございました!
中井:皆さま本当にありがとうございました。四人四様ですね。すごく楽しい会になりました。本日は第1回anan AWARDをご視聴いただきましてありがとうございました。創刊50周年を迎えたananでは、これからも「すべての女性の、いま好きなこと」をテーマに、時代の女性に寄り添い、流行・ファッション・気分を追いかけてまいります。皆さんどうぞこれからのananにもご期待ください。本日はお付き合いいただきましてありがとうございました。