【性のQ&A】生理の終わりかけにSEXはアリ?

ライフスタイル
2017.08.09
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セックス

最近のセックスのお悩みトレンドは?

セックスのお悩みがある人は、なんと95%! 誰かに相談しづらい話題だけに、一人で抱え込んでしまう人が多いのかも。

「挿入時に痛い性交痛など、肉体的なお悩みもその一つ。どう解決したらいいのか、友達など人に聞くこともなかなかできず、とかく男性任せにしてしまいがちです」(婦人科医・池下育子先生)

男性任せといえば、“彼が下手”“相性が合わない”など、相手に原因を求めてしまいやすいお悩みが多かったのも特徴といえそう。

「たとえば相性は、お互いの信頼関係があれば合わせていくことができます。数回で“合わない”と諦めてしまうのは早計です」(美容婦人科医・喜田直江先生)

また、セックスのお悩みは、気持ちの問題が影響するケースもあると、臨床心理士の山名裕子先生。

「セックスに集中できなかったり、途中で冷めてしまうという人は、もともとマジメで自分を解放できていない可能性が考えられます」

そしてこちらもかなり多かったのが、“中イキしたい”という声。

「第一歩は自分で自分の体を知ることから。ひとりHが有効です」(コラムニスト・ベッツィーさん)

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Q:体の相性って本当にありますか?

【A:気持ちやタイミングなど相性はさまざまです】
「おそらく“相性”と聞くと、まるで鍵穴がピタッと合うように、男性器と女性器のフィット感が抜群にいいことを想像する人もいると思いますが、そういった意味での相性は医学的にはありません。膣はゴムのように伸縮するので、ある特定の男性器のカタチだけにはまるというものではないんです。体の構造より、お互いに愛し合っているかという心の問題のほうが、相性に関わっていると思います」(喜田先生)

より幅広い捉え方なのがベッツィーさん。

「カタチや気持ちはもとより、イクまでの時間が合う、肌質が合う、においが合うなど、何かが合っていれば“相性がいい”といえるでしょう。また、セックスの流れ的なことでいえば、最初の1~2回合わなくても、回数を重ねるごとに相手の好みも分かってくるので、次第に相性を合わせることができるのです。ただ、ちょっとキビシイのは、女性が小さくて男性が大きいなど性器のサイズ差。でも、潤滑ゼリーを使ったり、体位を工夫することで克服可能」

Q:途中で冷めちゃいます。

【A:理性を解放して、楽しみましょう!】
「マジメだったり、恥ずかしがり屋の人に多いケース。理性が邪魔をして、セックスに集中できないんです。こういう人は普段から緊張感が強い傾向がありますが、お腹の下あたりにある“丹田”に意識を集中してする“丹田腹式呼吸法”なら、副交感神経が優位になり、体がリラックス。オンとオフが切り替えられ、セックスが楽しめるように」(山名先生)

また、過去のトラウマがあるケースも考えられる。

「元彼に何か言われたなど男性への怖さや不信感で、心にブレーキがかかることも。その傷を信頼できる第三者に話すと気持ちが解放され、解決につながります」

Q:彼のセックスが下手!

【A:自分の気持ちいいほうへ誘導していきましょう】
「私は経験人数が少なくないほうですが、相手のセックスが下手だと思ったことはない」とベッツィーさん。

「というのも、セックスは自分が気持ちのいいやり方に、いくらでも相手を誘導できるからです。つまり、彼のセックスが下手だと言うことは、自分のセックスが下手って言っているのと同じ。誘導の仕方としては、気持ちいいと思ったら声で反応。そうすると彼も楽しくなります。違うと思ったら、体を動かしたり、言葉で気持ちいいほうへ誘導。演技は逆効果です!」

Q:生理の終わりかけ。SEXしてもいい?

【雑菌が病気を誘引。少し我慢しましょう】
大丈夫かな、と思いがちだけど深刻なリスクあり。

「経血の量が少ないとはいえ、まだ内膜がはがれ落ちている時期。そんな時にセックスをすると、流れ出る経血が逆流し、それが骨盤に飛び散って、子宮内膜症になることも。また、生理の時は局所が不潔になりやすいので、その菌をどんどん中に入れることにもなります。ひいては子宮の炎症や卵管炎を発症する可能性もあるので、終わるまで我慢して」(池下先生)

池下育子先生 婦人科医。いけした女性クリニック銀座院長。婦人科診療はもとより、性の悩みにも寄り添ってくれる。

山名裕子先生 臨床心理士。やまな mental care office院長。『ナカイの窓』(日本テレビ系)などメディアにも多数出演。

喜田直江先生 美容婦人科医。なおえビューティークリニック院長。産婦人科医としての経験のもと、女性器診療を行う。

ベッツィーさん コラムニスト。“アラサービッチ”を自称し、恋愛サイト「AM」に「素敵ビッチのたのしい性活」を連載。

※『anan』2017年8月16・23日号より。写真・中島慶子 イラスト・山中玲奈 

(by anan編集部)

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