普段のんべえの人が、台湾の飲食店に行って気がつくのは周りの人の飲酒量の少なさ。「この国にはお酒を飲む人がいないのか」と一瞬戸惑いますが、ちゃんといるところにはいるんです。そして、驚くことに酒場で“(お酒を)飲まない”ということも許されるのがこの国の不思議なところ。シラフで人間観察をするにもうってつけ!?
そして、お酒が苦手な人にもぜひおすすめしたいのが、町の食堂的役割も併せ持つ、昔ながらの大衆酒場。ごはんがすすむおかずも豊富で、飲めない人はソフトドリンクでもまるでとがめられない雰囲気が居心地抜群! なかでも『阿才的店』は常時100以上のメニューと、アットホームな雰囲気で観光客にも人気。ここでまずはデビューを!?
米も酒もすすむ、つまみが充実。
阿才的店(アーツァイダディエン)
NHK BSプレミアム『世界入りにくい居酒屋』にも紹介された人気店。入り口が緑に囲まれ、一見すると入りにくいけど、いったん入ると出たくなくなるくらいの居心地のよさが魅力。気さくな雰囲気の女将さんをはじめスタッフも親切で、'60年代の台北の面影を残す、ノスタルジックなインテリアも必見。●台北市中正區仁愛路二段41巷17號 TEL:02・2356・9109 17:00~翌1:00(24:00LO) 日曜休 カード可、日本語メニューあり、日本語不可。
【台湾的酒場の楽しみ方】
(1)注文は勘に頼るべし?
紙の伝票を渡され、「正」の字で注文を書き込むのが台湾式。確実さを求めるなら、他のテーブルの皿を指さすのも。ただ、ここはスリルを楽しむ意味でも、勘で選びたいところ!
(2)合言葉は「とりあえず白飯」。
ローカルの人たちはとにかく白飯好き! 席につくなり、ビールを頼む感覚で白飯を頼むのが台湾流。ソウルフードでもあるラードかけごはん「猪油拌飯」も通っぽいメニュー。
(3)ビールはセルフサービス。
ビールは基本セルフサービス。店内の冷蔵庫から、好きな銘柄を取り出し、栓抜きで開けて、テーブルまで持っていくシステム。オススメは鮮度を活かした「18天台灣生※(口へんに卑)酒」。
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