地元美食通も太鼓判! 道産食材にこだわった札幌グルメの名店をご紹介します。

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    教えてくれた方々

    Profile

    大森由美子

    札幌・南円山にある日本茶専門店『大森園』代表。札幌市出身。国際線CAや海外ツアーコンダクターなど、旅に関わる仕事を経て、家業のお茶屋を後継。札幌の食の魅力を再発見し続けている。

    高井なお

    グルメライター。札幌生まれ札幌育ち。北海道と食をこよなく愛し、2000年より北海道内 4500店以上を食べ歩いている。札幌のグルメサイト「MOGTRIP」を運営。テレビなど、メディアへの出演も多数。

    絶品の名店が集まる札幌で、北海道の恵みと旬を堪能

    新鮮な魚介や肉、豊かな大地で育った農産物や畜産物など、“食の宝庫”である北海道の中心都市・札幌には、名物やご当地グルメの名店が一堂に会す。

    「札幌は恵まれた食材を活かし、シェフが自分の料理を表現しやすい場所。最近は、有名店で修業を積んで独立するシェフが多く、札幌全体の料理店のレベルがどんどん上がっています。また、ワインや日本酒といった道産のお酒が世界的に注目されていることもあり、旬の食材とお酒のマリアージュを楽しめるお店が人気を集めています」と、『大森園』代表の大森由美子さん。

    さらに札幌には、スープカレー、ジンギスカン、ラーメンなど北海道のソウルフードの人気店も多く集まると、グルメライターの高井なおさん。

    「同じジャンルでも店によって味わいはまるで違うので、食べ比べがおすすめです。札幌はコンパクトな街で、特に札幌駅近くや大通、すすきのなどに店が密集しているので、ハシゴしてお気に入りの一軒を見つけてみては」

    そんな札幌に詳しいお二人がおすすめする北海道のグルメを堪能できる名店をご案内。

    イタリアン|生産者から届く旬の食材が満載。産直のおいしさを一皿に凝縮

    igreca(イグレーカ)

    「イグレーカ風ジェノヴェーゼ」は、パスタランチ(¥2,500)、ランチコース(¥4,500)からの一皿。ディナーのアラカルトとしても注文可。

    札幌の老舗イタリアン『オリゾンテ』で17年間研鑽を積み、昨年3月に自店をオープンした店主の平野祐也さん。

    「生産量が少ないため市場に出回らない食材の魅力を伝えたい」と、20か所以上の道内の生産者から直接仕入れる旬の食材を主役にした料理を振る舞う。たとえば「イグレーカ風ジェノヴェーゼ」は、新ひだか町・上島農園の春菊と、士幌町・夢想農園のパクチーなど季節折々のハーブをすり鉢で潰し、香り高いソースに。「食材の組み合わせに工夫が凝らされ、毎回驚きと発見に出合えます」(大森さん)。

    世界中のソムリエが熱視線を送る道産ワインも多数ラインナップ。

    ランチコースの最初の一皿「生産者より届いた食材で作る本日の前菜盛り合わせ」。

    カウンター越しに、平野さんが腕を振るう様子を眺められる。

    お店は円山エリアの閑静な住宅街に。

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    information

    igreca

    札幌市中央区南4条西21-1-25 TEL. 011-212-1613 11:30~14:00LO、17:00~21:00LO 月曜、月2回日曜休

    日本料理|北の大地が育んだ四季の彩りを、繊細な和のおもてなしで表現

    北海道の味と心を紡ぐ 和田

    メニューは季節替わり。昼の「牡丹」コース(¥6,600)より「ホタテの炭焼きと黒米と根菜」と「厚岸の牡蠣と奥尻島のわかめ 温かいおひたし」。

    「北海道は本州より遅れて季節がやってくる。なので今、ここでしか味わえないリアルな北海道の旬を表現しています」と、長年、和食の世界で腕を磨いてきた店主の和田勇人さん。出身地である奥尻島の魚介や、札幌近郊の農家から届く野菜など素材そのものの持ち味を、調理法を変えて引き出す。昼夜ともにコースのみで、一皿ずつ運ばれてくる料理が季節を語る。

    「そんな旬で彩られた料理に合わせたいのが奥尻島のワイン。ミネラル分豊富な海を感じる味わいで、料理を優しく包み込んでくれます」(大森さん)。

    円山エリアの路地裏にある名店。

    昼の「蘭」コース(¥4,730)より「北海道の季節のお野菜」。昼は平日限定で「お昼御膳」(¥2,200)もあり。

    かまくらをイメージしたカウンター席。

    奥尻ワイナリーのワインのほか、奥尻島の地酒も取り扱う。

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    information

    北海道の味と心を紡ぐ 和田

    札幌市中央区北1条西27-1-7 TEL. 011-615-2929 11:30~14:00(金~火曜)、18:00~ 要予約 水曜休

    寿司|北海道ならではの海の幸の数々。職人技が味わえる至極の握り

    すし勢

    握りはシャリがほろっとほぐれ、それぞれのネタの旨みが広がる絶妙なバランス。春先はニシンや数の子が旬。

    カウンター7席と、テーブル席が1つ。こぢんまりとした造りの寿司屋に、夜な夜な舌の肥えた客が集まる。

    「大将の熟練の技と気さくな人柄に惚れ込み、足繁く通う人がたくさん。一見ハードルが高そうに見えますが、地元の方との会話を楽しめる、懐の深いお店です」(大森さん)。

    店主の早崎英美さんは寿司職人歴約44年。札幌の市場で目利きした地魚から、北海道内外の漁港から届く海の幸まで丁寧に捌き、旬尽くしの握りや多彩な一品料理で提供。料理は時価だが、予算に合わせて対応してくれるので安心。

    お店はすすきののビル奥にひっそりと構える。

    この日の一品料理は、3~5月が旬のマスの塩焼き、真たらこの醤油漬け、お造り。握り10貫+一品料理3~4品で、¥12,000~15,000程度。

    早崎さんや隣のお客さんとも会話が弾むカウンター席。

    ネタケースはまるで北海道の宝石箱!

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    information

    すし勢

    札幌市中央区南5条西3 PRECIOUS6 1F TEL. 011-512-5528 18:00(5月以降は17:00)~24:00 日・祝日休

    スープカレー|妙味なスープ、見目麗しい具材のコラボに食欲が爆発

    ZORA

    ジャマイカのスパイスに漬け込み、炭火焼きしたチキンをのせた「Mama KAYのジャークチキンカレー」 ¥1,450。トッピングは、北海道産の「インカのめざめ」にブルーチーズを混ぜて揚げた「オトナのごちそうコロッケ」 ¥450。

    札幌の人気スープカレー店『Suage』出身のご夫妻が切り盛り。スープは、長時間じっくり炒めた玉ねぎに、鶏ガラ出汁とトマトスープを合わせて3日間煮込みと冷却を繰り返す。そこに刺激強めのホールではなく、パウダー状のスパイスを加えてまろやかな味わいに仕上げることで、老若男女に愛される一杯に。

    「トマトの酸味が感じられ、コクがありながらもあっさりめのスープは完食必至。特に炭火で炙ったジャークチキンがのっているカレーは札幌でも珍しく、炭の香ばしさがスープに溶け出し、深みがアップします」(高井さん)。

    カフェのような温かみ溢れる店内。

    札幌の『寿珈琲』の豆を使用した「水出しコーヒー」¥500。

    おひとり様でも入りやすい店構え。

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    information

    ZORA

    札幌市中央区南1条西7-12-5 TEL. 011-231-4882 11:30~16:00LO 日曜休

    ジンギスカン|羊肉の概念を覆す。柔らかい肉質と、ほとばしる旨み!

    ジンギスカン 羊飼いの店『いただきます。』本店

    客のほとんどが最初に注文するのが、複数部位のサフォーク種羊肉の盛り合わせ「ジンギスカン」¥1,680。+野菜代 ¥330。

    北海道由仁町の自社牧場で、肉用種として最高品種といわれるサフォーク羊を約900頭飼育。ラム肉のクセのなさと、マトンの深みのある味わいを併せ持つ1~2歳未満の「ホゲット(若羊)」を中心に提供する。牧草のほか穀物飼料を与えて育てることで、脂身まですっきりとした甘みに。

    「ここのジンギスカンは、肉質が柔らかくとろけるような口どけが楽しめます。フレッシュなうちに熟成させるから臭みが少なく、希少部位など羊肉の選択肢が多いのも牧場直営のお店ならでは」(高井さん)。

    カウンター席が中心。気軽に羊肉を楽しみたい時にも重宝。焼き方などはスタッフが教えてくれるので安心。

    肩ロースやマエバラなど部位別のメニューのほか、他店ではなかなか味わえない羊の内臓肉も。

    赤い提灯が目印。2階には個室も。

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    information

    ジンギスカン 羊飼いの店『いただきます。』本店

    札幌市中央区南5条西5-1-6 TEL. 011-552-4029 11:30~14:00LO、16:00~22:30LO(日曜~21:30LO) 無休

    ラーメン|百花繚乱の札幌味噌ラーメン店の中で、飛び抜けた存在!

    麺屋おざわ

    国産豚バラ肉のチャーシューに、豪快に炒められたモヤシや白菜などの野菜、高知県産の生姜がのった「生姜付みそらーめん」 ¥1,250。写真は、辛ねぎ(¥100~)を追加トッピング。さらに満足度の高い一杯に。

    名店『すみれ』の暖簾分けとして知られる『彩未』で修業を積んだ、店主の小澤友夫さんが作り上げる極上の一杯は、ゲンコツや背ガラ、野菜などを約10時間煮込み、北海道の白味噌&九州の麹味噌を合わせた、あっさりコク旨スープが決め手。そこに『森住製麺』特注の卵ちぢれ麺がよく絡む。

    「風味が抜群ながらクドさがなく、札幌味噌ラーメン初心者でも食べやすい。マー油や生姜のトッピングも特徴で、味変も楽しめ、最後の一滴まで飲み干したくなります」(高井さん)。

    テキパキとラーメンを作る小澤さん。

    〆のデザートに提供される手作り杏仁豆腐のサービスも嬉しい。

    行列必至の人気店。昼は14:00以降が狙い目。

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    information

    麺屋おざわ

    札幌市白石区菊水6条3-1-22 TEL. 011-577-9626 11:00~14:45LO、18:00~21:30LO(金~日曜)※スープがなくなり次第終了 木曜休

    写真・山口 明 取材、文・鈴木恵美

    anan 2489号(2026年3月25日発売)より
    Check!

    No.2489掲載

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    ⾝の回りの整理や⼼のデトックスを⾏いましょう。こだわりを⼿放せば、新しい流れを迎える準備が整います。⼀時、物事が思うように進まず、⾜⽌めを⾷らったような感覚になっても、まずは現状を受け⽌めて。完璧を求めずに、置かれた場所で「今できることに集中」です。⾃分なりの軸を持つことで⼼のブレを防ぎましょう。

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