――結成理由から教えてください。
ゆら:名古屋で開催されたファッションショーに参加したら同じチームになって。仲良くなって遊ぶうちに私が「YouTubeやらない?」って提案しました。
とうあ:それで、なんで“ウチら3姉妹”なんだっけ。当時はこまもオカマっぽかったから…?
ゆら:そうそう、唇赤くしててね。だから姉妹じゃない? って。そんな性別ゆるゆるで、距離近くない? みたいなノリで始めた新種のグループです。ちなみに、とうあが爆発的に喋る人、私がそれをまとめる人、こまが喋らない人という役割(笑)。
こま:ゆらととうあは東京在住で、僕だけは名古屋在住。YouTube撮る時だけ通ってます。
――お互いの好きなところや実は直してほしいところは?
ゆら:こまのいいところは…広い心と、顔ですね。
とうあ:男友達が少ない自分にとって、こまは5本の指に入る男友達。こまと話すと中学時代の男の自分が出る感じ。
こま:うん、やっぱ(とうあは)男だなって思うし。
とうあ:ふざけんなー!
ゆら:こまはLINEの返信が遅いのと、1時間後に何やるか考えてないところを直して。
とうあ:ゆらは絶対にいなくちゃいけないまとめ役。
こま:昨日、ゆらの家に泊まったら、歯ブラシを用意してくれていて。そういう気遣いができるいいやつ。直してほしいところはない。いいところしか出ません。
ゆら:うっざ!(笑)
とうあ:じゃあ次はあたしのいいところ、ちょうだい(ハート)
ゆら:仕事への姿勢。
とうあ:もっとちょうだい!
こま:僕のこと褒めてくれるから自信がつく。気が使える。かわいくなった。もうないね…。
ゆら:でも、仕事になると全然休みを取らないから心配だね。
とうあ:そもそもオンオフのスイッチが激しいの。仕事で100%出すから、オフはゼロ。
――ところで、この中でうっかり恋愛が生まれたりは…。
こま:ないない(笑)。
とうあ:ガチで、死んでもない!
ゆら:誰好きになればいいの?
――ネタ作りはどうやって?
ゆら:それぞれ持ち寄って決める感じで、全然ストックがない~! とうあとは週2で会うけど、まず1時間普通に恋バナして、そこからわーっと盛り上がったまま撮影するのがパターンかな。
とうあ:ネタはないのになぜか恋バナは毎回更新されちゃう(笑)。
ゆら:でも、ゆるい企画でも大食いで食べきれなくても、視聴者が上質なので怒られないんです(笑)。
こま:炎上経験一度もないね。
――ほかのYouTuberの動画を見て、焦ったりは?
ゆら:仕事じゃないし(笑)、全然。将来の夢はインテリアコーディネーターだから。
とうあ:自分はYouTubeメインで知名度上げて、テレビのお仕事して、いつか服やコスメのブランドを作るのが夢。
こま:僕は、将来はわからない…。
――こまさんのそのゆるさがまたいいですね(笑)。これからの方向性を教えてください。
ゆら:最初はファッションやメイク動画で…なんて話もあったけど、定まることなく今もブレブレのまま(笑)。大きな目標もないね。
とうあ:YouTuberみたいなことをやるときっとウチらはうまくいかない。とにかくゆるっと喋り系でいけばいいんじゃない?
こま:僕らにとってYouTubeはキレイに言えば、思い出。
ゆら:絶対的になくならない、安心できる居場所ですね。
うちらさんしまい 美容学校に通っているこま、建築関連の専門学校に通っているゆら、YouTube配信をメインにしているとうあの3人組で、全員18歳。’20年3月7日に初投稿すると、中高生の間でブームになり、現在のチャンネル登録者数は48.6万人(7月中旬現在)。
一枚目写真右から、こま、とうあ、ゆら
※『anan』2021年8月4日号より。写真・内田紘倫(The VOICE) インタビュー、文・若山あや
(by anan編集部)