Q. いま、エンタメ界やスポーツ界で「愛する男」は何人いますか?
A. 1人…37%、2人…17%、3人…19%、4人…7%、5人…9%、6人以上…11%
半数以上が1~2人と回答。一途に思う人が多い結果に。
一番多かったのは約4割を占めた「1人」という答え。一途にひとりを応援する人も多い一方で、5人以上と答えた人も2割存在する。「現実の恋愛と違い、対象に割く時間や向き合い方を自分の都合で決められるため、同時に何人かに愛情を注ぐことも可能です」(劇団雌猫・ユッケさん)。対象は俳優やアイドル、アスリート、声優と、多岐にわたる。
Q. その人の一番好きなところはどこですか?
A. 外見…35%、性格…21%、声…13%、表現方法…9%、雰囲気…9%、スキル…5%、その他…8%
「声」が気持ちを高める重要なエッセンスに。
「外見」と「性格」に次いで、「声」が上位に。「人間は何の根拠もなく、外見から、その人の内面と性格を評価します。親しみやすさ、誠実さ、活動的な印象を与える人は、男女問わず好かれる傾向に。また、声や血管などの生理的な要素は、恋愛的な気持ちを刺激する代表的な要素といわれており、ランクインに納得です」(臨床心理士・塚越友子さん)
Q. その人のことを思う気持ちは、どんな感情ですか?(複数回答)
A. 人間性を尊敬する…39%、その人の持つ才能を尊敬する…37%、疑似恋愛感情(恋愛ではないけれど、ときめく)…35%、元気でいてほしい…34%、励まされる、元気がわく…32%、癒される…31%
その他の意見…作品などその人が生み出すものが好き/静かに遠くから見守りたい/嫌なことを忘れられる/世の中でもっと有名になってほしい/このまま変わらずにいてほしい/スキルアップや成長を応援したい/感謝の気持ちを伝えたい/恋愛感情(可能なら恋人になりたい)/応援している自分のことも知ってもらいたい/自分の寂しさを満たしてほしい/(自分自身を)向上させる存在であってほしい
尊敬、恋愛、見守りたい…。気持ちの形は人それぞれ。
上位を占めたのが、相手を尊敬する気持ち。その後に、ときめく気持ちや、「元気でいてくれればいい」という願いが続く。「好きな相手の数だけ思う気持ちがあるものです。ただ“元気でいてくれればいい”と思えるのは受け手の成熟を感じます。存在そのものに感謝をしたり、ずっと健康でいてほしい、は愛の域ですから」(イラストエッセイスト・犬山紙子さん)
このアンケートは18歳~39歳の一般女性150名に実施しました。
ユッケさん オタク女子4人による同人サークル「劇団雌猫」のメンバー。著書に『海外オタ女子事情』(KADOKAWA)、編著書に『だから私はメイクする』(柏書房)など。
塚越友子さん 臨床心理士、公認心理師。「東京中央カウンセリング」代表。「水希」名義の近著『不毛なマウンティングをかわす力』(KADOKAWA)が好評発売中。
犬山紙子さん イラストエッセイスト。『スッキリ』(日本テレビ系)などに出演。近著に『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』(扶桑社新書)。
※『anan』2020年10月14日号より。取材、文・重信 綾
(by anan編集部)