ザ・クロマニヨンズは最高の“バディ” 小沢一敬が魅力を語る!

エンタメ
2019.09.01
小沢一敬さん(お笑い芸人)が、愛するバディであるザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトさん×真島昌利さんについて語ります。
Buddy

好きなことをして戻ってきたら、いつだってお互いがいる。

芸人の小沢一敬さんが、ブルーハーツに衝撃を受けたのは中2の時。

「その頃から、二人への憧れはまったく変わりません。ヒロトさんとマーシーさんは俺にとっての神様。二人の言葉にかなり影響を受けてます。たとえば『ブルーハーツっぽい曲をやって』という世間の空気に対してマーシーさんが『他人のイメージの奴隷になるのはやめたんだ』と言ったこと。『小沢らしいことを言ってほしい』と頼まれたら俺、わざと失敗してやろうと思ってますもん」

二人が長きにわたり、共に音楽活動を続けてきた理由をどう思う?

「ここからは、俺の想像という大前提でお話しすると、それぞれ他のバンドをやったり、好きなことしても何も言わないし、戻ってくる場所にお互いがいるからだと思う。やっぱり、一度組んだらその人としかできないというのは苦しいですよ。それと、美学としてみっともないと感じることだったり、辿り着きたい場所が同じなんじゃないかな。二人はそこに辿り着けるのか? 辿り着くのが目的なら、とっくにもう『はい、お疲れさま』ってなってますよ。二人は、行きたい場所が同じなだけ。その関係は、サン=テグジュペリが言うところの『(愛は)お互いを見つめ合うことではなく、同じ方向を見ること』に近いと思ってます」 

年月が経つにつれて、二人にはどんな変化があったのだろう。

「年取って経験値が増えると、貫禄が出ちゃうじゃないですか。でも、二人の音楽はシンプルになって、まったく深刻な感じがせず、どんどん若返ってます。僕も二人に出会ってから相当な時間を生きてきて、もう、ヒロトさんとマーシーさんという船から降りられる気がしない! 降りたら、溺れて死んじゃいます(笑)」

こうもと・ひろと 1963年3月17日生まれ、岡山県出身。ザ・クロマニヨンズ、ボーカル担当。憂歌団の内田勘太郎とのバンド「ブギ連」が今年7月始動。ニューアルバム『PUNCH』は10月9日発売。

ましま・まさとし 1962 年2 月20日生まれ、東京都出身。ザ・クロマニヨンズ、ギター担当。頭に巻く幅広のバンダナがトレードマーク。10月30日より、全58公演行う全国ツアーがスタート。

おざわ・かずひろ 1973年10月10日生まれ、愛知県出身。井戸田潤と「スピードワゴン」を結成、‘98年活動開始。舞台『a live house~そこから星が見えますか?~』9月上演。

※『anan』2019年9月4日号より。取材、文・小泉咲子

(by anan編集部)

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