岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「たまアリを振り返る(前編)」です。
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ソロで音楽活動を始めてからの7年間、そのステージに立つことを夢みてきた〈さいたまスーパーアリーナ〉での単独公演を6月9日に無事、開催することができました。集まってくれた1万8000人の観客のみなさんには感謝しかありません。この日を迎えるために、僕はとにかく準備を徹底してしようと心に決めました。サッカーなどのスポーツや登山なんかは、どんなに準備しても当日の運や体調、天候などで100%うまくいかないことがある。でも、ミュージシャンのライブにはそれがない。準備をすればするほど、それは成功として返ってくるし、お客さんの満足度は高まる。それなら準備を自分が納得できるまでやろうと決めました。ライブ用の新曲を準備したり、すでにあるネタ曲も今までと同じことをやりたくなかったので、すべてたまアリ仕様に作り直しました。とにかくみんなに楽しいと思ってもらえるアリーナライブにしようと、そればっかり考えました。

構想としては1年前くらいからコツコツと練っていたんですが、最初にどうしてもやりたいと思った演出は花道です。ライブ会場に入ったらすでに3つ面白いことがある、というのは以前から公言していたのですが、そのひとつが「花道がめっちゃ細い」というもの。これ、1年前にまず最初にスマホにメモっておいた念願の演出で。でもけっこう気づかれなくて、「岡崎体育のライブに来たけど、花道細すぎ」とかSNSに誰かつぶやいてないかと開演前にチェックしていましたが、全然見当たらなかったです。もうひとつ、花道の先のセンターステージ周縁にエノキが飾ってあるというのはけっこう気づかれていたようですが、花道は盲点だったみたいです。

そのほかアリーナ規模でしかできない、火柱があがる特効とかワイヤーアクション、トロッコの演出も考えて実行しました。トロッコは、以前、ゴールデンボンバーさんのライブで公演が全部終わってから4人でトロッコに乗って外周まわるっていうのを観て、これは満足度高くてええなと思って真似させていただきました。先輩のいいところは積極的に見習っていこうと。でも僕の場合、一人だけなので会場全部を見きれてないし、手を振りきれてない感、めちゃくちゃありました。バンドやアイドルは人数いるからできることであって、トロッコ外周一人きりは無理あるな…と、そこはちょっとソロアーティストの限界を感じましたね。

おかざき・たいいく 6/9に念願のさいたまスーパーアリーナでの単独公演を成功させ、来年2/11(火)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)でワンマンコンサートを開催することを発表した。

※『anan』2019年7月24日号より。写真・小笠原真紀 ヘア&メイク・村田真弓 文・梅原加奈

(by anan編集部)

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