15歳の新星・紀平梨花が魅せる! 新時代を告げるトリプルアクセル。
年齢制限のため代表からは外れたものの、彼女が演技で見せた圧巻のトリプルアクセルは、観客の胸にその存在を刻み付けた。
「紀平選手はジャンプのとき、体軸がしっかりと一直線に締まり、見ていて美しい。もちろん筋力もありますが、天性の身体感覚によるものでしょう。体操の白井健三選手に近いものを感じますね。だからジャンプを怖がっていないし、難しい技でも自信をもって、あっけらかんとやってのけている印象を受けます」
そう語るのは、フィギュアスケートの取材歴も長い、スポーツライターの折山淑美さん。14歳にして女子史上7人目のトリプルアクセルジャンパーとなり、昨年は国際大会で女子史上初となるトリプルアクセル―3回転トゥループの連続技にも成功した紀平選手。その才能は、女子フィギュアの世界の、“新しい時代”の訪れを予感させるという。
「難度の高いジャンプを次々に決める姿に、間違いなくほかの選手は危機感を抱いていると思います。強豪のロシア勢も、練習では4回転に挑戦しているようですし、刺激を受けた選手たちがジャンプのレベルを上げていくことで、女子の戦いは今後、より活性化していくでしょうね」
そんな紀平選手が3月、表彰台の頂点を目指して、ジュニアの最高峰である世界選手権に挑む。「ジャンプの出来栄えでの加点や、表現面のクオリティなど、まだまだ成長途中で改善点はあります。ただ、今回の全日本で3位を勝ち取る経験をしたことで、いい意味でメダルを争う“欲”が出てきたように感じます。GPファイナルで表彰台を独占したロシア勢など、同世代にはライバルも多いですが、まずは世界選手権の表彰台に立ち、女子の新時代を切り開く存在になってほしいです」
#スポーツ記事をさらにチェック!
#オリンピックをさらに覗いてみる!
※男子幻滅…! 乳酸菌コスメで「乾燥かぴかぴ肌」を「もちぷる肌」に
[gunosy]
#男の本音 について、もっと深く知りたい![/gunosy]