
フィギュアスケート26-27シーズン開幕。次のオリンピックへの始まりでもあるシーズンの行方が注目される。
次のオリンピックへの始まりでもあるシーズンの行方が注目される
熱狂を生んだミラノ・コルティナ五輪から約8か月。フィギュアスケートの2026-27シーズンが開幕した。オリンピックの後は、新たなサイクルがスタートするときでもある。それを象徴するのが、今シーズンがシニアデビューとなった島田麻央だ。ジュニアでは世界ジュニア選手権で4連覇を飾るなど、圧倒的な強さを見せてきた。シニアに上がっても、その実力は折り紙付き。世界のトップを争う一人としての活躍が期待される。島田と同学年ながら昨シーズン、ひと足先にシニアに上がり、オリンピックのメダリストとなるなど、華々しい活躍を見せて脚光を浴びた中井亜美も健在。元気な姿を大会などで見せ続けている。
女子シングル

中井亜美/五輪初出場のミラノ・コルティナ五輪の大舞台で銅メダル。表現面もさらに高めて新シーズンに臨んでいる。

島田麻央/ジュニアの大会で39連勝、無敵を誇った。4回転ジャンプとトリプルアクセルを武器にシニアに挑む。
一方の男子は、島田同様に世界ジュニア選手権チャンピオンの肩書を持つ中田璃士(りお)がシニアデビューを果たした。4年後のオリンピックを視野に入れつつ、さらに成長した姿を示そうとしている。
世代交代を示すかのような若き彼らは、これからの日本フィギュア界を牽引していく期待のかかる存在であるだけに、今シーズンのパフォーマンスも楽しみなところだ。
近年の日本フィギュアの変化の一つに、シングルで活躍した選手がアイスダンスに挑戦するケースの増加が挙げられる。昨シーズン、櫛田育良(くしだ・いくら)/島田高志郎と、紀平梨花/西山真瑚(にしやま・しんご)がカップルを結成したことが話題となったが、今シーズンは本田真凜/宇野昌磨がアイスダンス挑戦を表明。10月29日からの東日本選手権(全日本選手権アイスダンス予選会)でデビューを飾る。
アイスダンス

本田真凜&宇野昌磨ペア/プライベートでも交際を公表している二人が、いよいよアイスダンスでデビューする。その演技は見逃せない。

紀平梨花&西山真瑚ペア/怪我に苦しんできた紀平の新たな光となったアイスダンス挑戦。2季目を迎え、より息の合う演技を見せたい。
世界でも強豪国の一つに数えられる活躍を続けるシングルに比べ、アイスダンスは長年、世界では苦戦を強いられてきた。同じように壁に阻まれてきたペアは、「りくりゅう」こと三浦璃来/木原龍一がそれを破った。アイスダンスでも、ペアに続いて扉を開くことができるか、新たな挑戦者たちを見守りたい。
坂本花織、三浦/木原らは競技の世界から退いた。だが、それを埋めるように若い世代が存在感を示し、そして新たな潮流も生まれようとしている日本フィギュアスケート。
次のオリンピックへの始まりでもあるシーズンの行方が注目される。
information
フィギュアスケート26-27シーズン開幕
~ISUグランプリシリーズ日程~
カナダ大会 10/30~11/1 アメリカ大会 11/13~15 フィンランド大会 11/20~22 NHK杯 11/27~29
anan 2517号(2026年10月28日発売)より
































