新“ワンダーウーマン”は元イスラエル軍の異色経歴!

エンタメ
2017.08.24
オネエ系映画ライター・よしひろまさみちさんの映画評。今回は『ワンダーウーマン』です。

強く美しい女性のお手本。女子向け英雄伝説スタートよ!

ワンダーウーマン

“ワンダーウーマン”って聞いてピンとくる人。はい、それはアメコミに明るい方か、アラフィフ(あたしもだ)。スーパーマンとかと同じ世界にいる、DCコミック唯一のスーパーパワーを持つヒロインのことなんだけど、’70年代後半に放映された同名アメドラにハマった人もいるはず(それがアラフィフ)。それが映画で復活。しかもスケールも楽しさも1万倍アップして帰ってきたの!

「ワンダーウーマンは私にとってフェミニストアイコンよ」と言うのは、ワンダーウーマンを演じたガル・ガドットさん。イスラエル軍での兵役経験を持つ異色の経歴よ。

「ドラマ版の主演だったリンダ・カーターさんにも会ったんだけど、彼女は頭が良くてとてもパワフル。なんで初代ワンダーウーマンだったか納得したわ。それで私もオリジナルのファンを裏切らないために、準備を欠かさないようにしたの。できる限りのアクションは自分でやったし、乗馬や剣術も練習したわ。イスラエル軍でのガチな経験を使うことはなかったけど、体力作りや身のこなしなどは、あの経験のおかげで楽勝ね(笑)」

戦闘能力超高い女性だけの島で、王女として育ったワンダーウーマンは、海岸に墜落した飛行機に乗っていたトレバーを救出。それで初めて、外界は第一次大戦中と知り、彼と共に戦争終結に乗り出すの。しかも、そのラブ展開が、切なくてたまらんのよ!

「これはアクション映画であるとともに美しく詩的なラブストーリー。これまで数多くのヒーロー映画が出たけど、心身ともに強く女性にリスペクトされる女性像は描かれていなかったわ。その点でこの作品は、女のコたちにとっても重要だと思うの。ここで描かれるのは、愛や思いやり、平等や受容。シンプルなことだけど、女性らしさに溢れたメッセージに共感してもらえるはずよ」

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『ワンダーウーマン』 アメコミヒーロー映画では初となる女性主人公の痛快アクション大作。監督/パティ・ジェンキンス 出演/ガル・ガドット、クリス・パインほか 配給/ワーナー・ブラザース映画 8月25日より全国ロードショー。(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

ガル・ガドット 1985 年4 月30 日、イスラエル生まれ。18歳のときにミス・イスラエルを受賞し、'07年に女優デビュー。『ワイルド・スピード MAX 』('09)でハリウッド進出し、人気急上昇中。

※『anan』2017年8月30日号より。文・よしひろ まさみち(オネエ系映画ライター)

(by anan編集部)

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