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ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの名作実写化プロジェクトの最新作『モアナと伝説の海』が7月31日より全国公開される。
字幕と吹き替えで2度楽しめる、楽曲の素晴らしさ
ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの名作実写化プロジェクトには賛否ありますが、イメージを損なわずに新しいことにチャレンジしたのは少ないのよね。そのなかの一つに数えられるのが最新作の『モアナと伝説の海』。だってさ、半神半人のマウイがロック様ことドウェイン・ジョンソンよ。もうこれだけで勝ち。

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物語の大筋はアニメーション版と同じ。南の島に暮らすモアナは、「サンゴ礁の外に出てはならない」という島の掟を守りつつも、外の世界へ憧れを抱く女の子。ある日突然、魚がとれなくなり島の大ピンチが訪れ、モアナの祖母が彼女に島に伝わる伝説を教えるのね。それが、実は島の人々の祖先は大昔、大海をわたった開拓者だったこと、モアナが海に選ばれし者であること。そして人々を救うためには、万物の源とされる女神の心を奪った半神半人のマウイを探し出さねばならないこと。そこで彼女は、島の人々が全く知らないサンゴ礁の外の海へと旅に出るの。
で、モアナが大海の旅のさなか出会うのがマウイ。もうね、アニメーション版をそのまま実写にスケールアップしたって断言できるレベル。そこに至るまでもすごいのよ。モアナとしてスクリーンデビューを果たしたオーストラリア出身のキャサリン・ランガイアが「どこまでも〜How Far I’ll Go〜」を高らかに歌い上げるシーンなんて、圧倒されまくり。オリジナル版とは違った声の魅力だけど、あぁ実写化してくれてよかった、と思えるシーン。それとか、モアナに語りかけてくる海を表現する独特の波の表現や、ヤシガニのタマトアなどなどのディテールもアニメーション版とは違った趣なのに違和感なしだし。こりゃ実写化向きだわ、と思えること続き。

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極めつきがドウェイン演じるマウイの登場よ。いや、マジでよくぞこの役を引き受けてくれたわ、ロック様! ほら、マウイって筋肉の鎧をつけたガッチリムッチリのキャラクターじゃない。あんなの、実社会にそもそも存在しない……と思ったら、いたのよね。しかも、彼の芝居はシリアスからコメディまでオールマイティ。ぴったりすぎて滅。こんなにハマる人は、ほかだと……ジェイソン・モモアがいるっちゃいるんだけど、彼の場合、『アクアマン』のタイトルロールをやってしまっているが故に、マウイのイメージにはなれないのよね。だって、どちらも海にまつわる神様だから。なので、ロック様がベストチョイスだし、彼のマウイは最高と断言しちゃう。
そしてなんといっても楽曲の素晴らしさが、実写になったことで際立つのよね。オリジナル版が公開されて以降、カラオケでチャレンジして爆死する人が続出した「どこまでも〜How Far I’ll Go〜」はもちろん、ドウェインの「俺のおかげさ」(個人的には実写版のほうがオリジナルよりもいい)、実写版のための新曲「旅立とう〜Along The Way〜」もめちゃキャッチー&すぐに歌いたくなる! それもこれも、オリジナル版の楽曲を作り出したリン=マニュエル・ミランダをはじめとするチームが、実写版でも音楽を担当しているおかげ。ちなみにモアナの日本語吹き替えは、ME:IのTSUZUMIさんが担当しているので、字幕と吹き替え、2度楽しんでね。
information
『モアナと伝説の海』
監督/トーマス・ケイル 出演/キャサリン・ランガイア、 ドウェイン・ジョンソン、レナ・オーウェンほか 配給/ ウォルト・ディズニー・ジャパン
7月31日より全国公開。
anan 2506号(2026年7月29日発売)より
































