EXO、約6年ぶりの⽇本公演開催! 14年間のキャリアが裏付けるパフォーマンスと未来へのしなやかな覚悟

K-POPグループEXOの約6年ぶりとなる⽇本公演「EXO PLANET #6 - EXhOrizon in JAPAN」が、7⽉11⽇・12⽇の2⽇間、千葉・LaLa arena TOKYO-BAYで開催された。本公演は、4⽉の韓国・ソウル公演を⽪切りに開催されているワールドツアーの⼀環の⽇本公演。しかしワールドツアーといえども、セットリストには⽇本オリジナル楽曲が組み込まれ、会場のEXO-L(ファンネーム)にとっては嬉しい内容となった。全24曲を、冒頭からアンコールの最後まで、⼒の限り歌って踊り抜いた全⾝全霊の公演は、圧巻の⼀⾔。その初⽇、11⽇の模様をレポートします!

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    EXOでなければ描けない唯⼀無⼆の世界観で公演スタート!

    開演前、メインステージの横幅いっぱいに設置された巨⼤LEDには、⼤きな⽉を望む惑星の湖のほとりで⽔⾯がゆらめく映像が映し出されている。公演名に毎回「EXO PLANET」というシリーズ名が冠されるように、EXOは、太陽系外惑星=exoplanetをモチーフに「未知の世界から来た新たなスター」という意味が込められたグループ名を持ち、そのメンバーはそれぞれに固有の超能⼒とファンタジックかつ壮⼤な物語を持つ。そんなコンセプトを約6年の年⽉を経て、いまあらためて提⽰するかのような映像がこれから始まるステージへの期待を⾼める。

    客電が落ち、オープニング映像に連動する形で会場を埋めたファンが持つペンライトが真っ⾚に染まり、真っ⿊な異世界へと墜ちた5⼈が、EXOを象徴するモチーフのひとつである1本の⼤樹、「⽣命の樹」の元に集う映像が映し出されると、重厚な宮殿の扉が開くようにLEDが左右に開いて、映像と同じく⿊いマントを⽻織ったメンバー5⼈の後ろ姿が現れる。⼤歓声の中、メンバーの奥に現れたLEDに映る葉のない⽣命の樹を⾒上げる5⼈を俯瞰カメラが捉えると、彼らのデビュー曲「MAMA」から公演がスタート! 物々しいイントロに続き、マントを脱ぎ捨て、ブラックとエンジを基調にしたレザー⾵⾐装を露わにすると、チャンヨルの「東京ー!」というシャウトをきっかけにパフォーマンスが本格的にスタート。その刹那、会場を彼らがデビューした2012年当時の衝撃へと引き戻すその特異な楽曲の圧倒的な世界観は、彼らの帰還を宣⾔するにふさわしい。

    間髪⼊れずにヘヴィな重低⾳が鳴り響いて投下されたのは、「Monster」だ。ステージ前⽅から吹き上がる炎と客席からの⼀⽷乱れぬ掛け声とが会場の温度を急上昇させていくのに応えるように、カイの美しくダイナミックなダンスや、チャンヨルとセフンのラップの応酬が会場のボルテージをどんどんと吊り上げ、はやくもクライマックスを迎える。

    ⽉と太陽が重なり、⾚く染まった森の中でメインステージの1段せり上がった位置でスホが艶と深みのある⼒強いボーカルで、「Total Eclipse」の低⾳から⾼⾳までを⼀気に駆け上がると、ダンサーたちが形作る⽣命の樹、そしてオオカミの遠吠えで「Wolf」のイントロが鳴る。その⼀節で会場を沸かせると、すぐさま「Overdose」へ! ⾼さのある印象的なフォーメーションを組む冒頭に始まり、MVで描かれた幾何学的な迷路をLED映像に落とし込んだり、ステージ上のカメラに向かってチャンヨルがラップをしたりと原曲に忠実なパフォーマンスで没⼊感を⾼める。と同時に、セフンがボーカルをとったり、カイが頬を両⼿でつつく振付をいつもより回数多く満⾯の笑みで繰り出したりと、今の彼ら、この⽇の彼らでなければ⾒られないパフォ―マンスに会場は沸き⽴ったのだった。

    各々に「東京ー!」と叫びながら、この⽇最初のMCタイムへ。「We are one! こんばんは、EXOです!」と挨拶をし、「会いたかったー! みんな元気でしたか!」(チャンヨル)、「僕、EXOのライブは8年ぶりです。楽しい時間を作りましょう!」(D.O.)。パラパラを踊り出したカイは、「みなさんのエネルギーが⾼すぎて、僕はちょっとつらいです。すごくいいことですよね。今⽇は楽しく遊びましょう!」とオーバーペースに⼼地よい汗を光らせながら、「カイ(開)⼼!」「open mind!」とお決まりのコール&レスポンスをしっかり決める。スホはギャルピースをしながら「東京ヤッホー!」とハイテンションで⾃⼰紹介。「今回の僕たちのツアーは東京で最後を迎えますが、明⽇はないという気持ちで最後まで楽しんでください! 」と東京公演への思いを語ると、セフンは、「⽇本では東京が最後なので、本当に悔いなく最後まで⼀緒に楽しみましょうね。頑張ります!」と、押忍ポーズをしながら気合⼗分に挨拶。

    15年⽬だからこその⾊気で会場を魅了!

    雰囲気を⼀変してセンターステージで披露されたのは、今年1⽉にリリースされた最新アルバム『REVERXE』から「Moonlight Shadows」。せり上がった円形ステージの上で客席側を向きながら、ムーディなR&Bトラックに乗せてスタンドマイクで届けるその歌は、14年のキャリアを積み、メンバー全員が30代になった今の彼らだからこそ表現できる“⽉”の歌。5⼈のボーカリストとしての側⾯にフィーチャーした楽曲で、会場の空気をしっとりさせると、会場がグリーンに染まる中、ファンキーなEDMサウンドに切り替わり、膝をつくチャンヨルが細かく刻むタイトなラップから「Gravity」へ。ステージが暗転し4⼈が合流した後は、揃ったダンスとメロディアスなボーカルのパフォーマンスで、再び会場の温度を上げたのだった。

    冒頭の続きを描く幕間の映像を挟み、⾚い煙が⽴ち上る不穏な雰囲気の中、⿊ネクタイにスーツ姿で登場したカイのソロパフォーマンスで始まったのは「Jekyll」。布で作られた不気味な⼈形と⼀緒に妖艶に踊るカイが、彼に続けて姿を現した4⼈が操る、⼈形から伸びた布にいつのまにか束縛されて⾝動きがとれなくなる演出に恐怖をも帯びた悲鳴が上がると、⼀転、デジタルな空間が広がり「Crazy」へ。メンバーそれぞれダンサーを従えながら、ステージを広く使ってパフォーマンスし、カイとセフンのキレのあるシンメトリーダンスで沸かせると、テンポチェンジでカイがジャケットを脱いだのをきっかけに⼀際エネルギッシュになったダンスパフォーマンスで会場を圧倒したのだった。

    「EXO-L JAPAN! 楽しんでますか? 本当に暑いですね」(スホ)と、熱演に全⼒を投じたメンバーたちはジャケットを脱いでクールダウンしながら、ここまでのステージを振り返る。チャンヨルが⽇本語で先導しながら、「もう⼀回歌ってください」とスホに「Total Eclipse」の美声を再びリクエストしたり、カイには「ぬいぐるみと話しました?」と「Jekyll」のパフォーマンスについて質問すると、「今⽇ちょっとつらいです。なぜなら、みなさんのエネルギーが⾼いので、僕ちょっと無理ですって悩み相談をしました」と、⾃らの冒頭のMCをもじって会場の笑いを誘う。

    セフンは会場にウェーブを求めるものの、1回⽬は失敗。2回⽬で成功させてみせると、ファンへのご褒美として、カイ指導の下、D.O.とカイとセフンの3⼈でSNSで⼤流⾏中のHALCALIの「おつかれSUMMER」チャレンジでファンサービスしたのだった。

    ステージ上でおもむろにメガネをかけたメンバーの姿に歓声が上がる中、「PLAYBOY」がスタート。⼣暮れ時のようなオレンジ⾊のライトに照らされたステージで、⼤⼈の余裕溢れる姿で⼀節を披露すると、「東京準備はいいですかー!」(D.O.)のアジテートから「Artificial Love」のディープ・ハウスのトラックが、熱帯夜のような気怠さと期待を煽り、終盤、レーザーが乱れ⾶ぶ中、ジャケットを脱いでサスペンダー姿になったセフンが切れ味抜群なソロ・ダンスパフォーマンスで会場を魅了し、「オ・セフン」コールを巻き起こしたのだった。

    続いて「The Eve」を5⼈のボーカルとダンスで魅せ切ると、LEDに⾚い⽂字で“Love Shot“と記されると、客席も待ってました! と期待感を⾼めながら「Love Shot」へ! サビのシグネチャーダンスに⼤歓声が上がり、ミドルテンポながら確実に、そして情熱的に会場を沸点へといざなっていった。

    歴代の名曲を惜しみなく披露し会場を盛り上げる!

    彼らの代表曲の数々を⼀節ずつ切り取ったVCRに会場が盛り上がるとその勢いのまま、ここからは会場と⼀緒に⾳楽を楽しむセクションへ。ストライプシャツにスラックスなどといったトラッドな⾐装に変わって登場した5⼈は、メインステージの左右いっぱいに広がってまずは「Tempo」、そして「Ko Ko Bop」「CALL ME BABY」とタイトル曲をメドレー。センターステージとその左右に伸びる花道も⽬⼀杯に使いながら、メンバーそれぞれが、それぞれの場所から会場のファンひとりずつとコミュニケーションしながら⼀緒に歌う。

    「CALL ME BABY」を、カイの受話器ポーズでフィニッシュすると、続いてD.O.のパワフルな「Tokyo, make some noise!」のアジテートから「Power」「Don't Fight The Feeling」「Run」とシームレスにリミックしたEDMメドレーで会場をひとつにしていく。「もっと⾏きましょう!」(D.O.)、「もっともっと⾼くジャンプできますか!」(チャンヨル)とアジテートにもどんどん熱を帯びるメンバーのテンションに負けじと会場も声を出し、最後は「A-yo!」の掛け声を会場全員で決めてフィニッシュ!

    すると、息つく暇もなく「LOVE ME RIGHT」をドロップ! 歌い出しのスホにメンバー全員がマイクを向けるコミカルな⼀幕から、ステージ演出のギミックで視覚的にも客席を楽しませていく。メインステージからセンターステージへと移動し、客席と近い位置からセフンは会場のクラップを煽って⼀層盛り上がりをみせると、その唯⼀無⼆のイントロに爆発的な歓声が上がり、「Growl」へ。5⼈をサポートするダンサーたちも2013年の活動当時、メンバーが着ていた制服⾵⾐装をモチーフにした⽩シャツ&ネクタイ&グレーのパンツで登場すると、ステージ上でクローズアップするカメラに向けてパフォーマンスしたり、スホ、D.O.、チャンヨルの3⼈とカイ、セフンの2⼈が向き合ってダンスするフォーメーションをとったりと、活動当時を彷彿とさせるパフォーマンスを繰り出すと、D.O.の「せーの!」の合図で“ウルロン“の⼤合唱を巻き起こして会場を⼀際盛り上げたのだった。

    「ここまで僕たちめっちゃ歌ってきたから、ここからはEXO-Lのみなさんが僕たちに歌ってくれる番です!」(チャンヨル)と、メンバーが会場に歌声を求めるコーナーでは、スホのリクエストで会場が「The First Snow」を歌えば、「なんか慌ててる感じですね」(スホ)と評し、「Don't Go」を歌えば、「東京のみなさんは“We are One”にはなれないですね」(チャンヨル)、「EXO-L Japanのみなさんは⾳程が悪いですね」(D.O.)と、ファンにも容赦なし。「もう⼀回歌ってみましょう」(D.O.)と、「Don't Go」をリベンジすると、その⼤きく美しい歌声に、「できるじゃないですかー!」(チャンヨル)、「上⼿じゃないですか!」(カイ)とベタ褒め。彼らならではのアメとムチなコミュニケーションは、EXOとEXO-Lとの苦楽を共にした14年間の絆があってこそだ。

    会場の空気は⼀変、⽔底のようなひんやりとした温度でスホとD.O.2⼈で届けたのは「Baby, Don't Cry」。スキルフルなボーカルでじっくりと聴かせ、その声に聴き⼊る客席に静寂に呼ぶと、続く「Walk On Memories」では星空が映る紗幕越しに軽やかに5⼈の歌声を届け、⾦のフレークが舞うファンタジックな空間を演出すると、「みんな⼀緒に歌ってください」(チャンヨル)と⽇本オリジナル楽曲「BIRD」へ。センターステージから延びる花道に広がって、ペンライトが左右に揺れる客席と⼀緒に声を合わせ、銀テープが舞う中、5⼈と客席とで“Far away ooh”とシンガロングする会場は、多幸感で満たされたのだった。

    築き上げたキャリアへのプライドと未来への決意が滲むフィナーレ

    ライブはいよいよ終盤へ。ライブ冒頭に登場した⽣命の樹に葉が茂り、光を取り戻す姿が映し出され、幻想的なイントロが静かに鳴ると、ホワイトにブラックのグラデーションをポイントにした国王⾵⾐装を⾝にまとった5⼈が姿を現し、⻩⾦の宮殿をバックに、まるでライブ冒頭のような熱量で「EL DORADO」の壮⼤な楽曲世界を提⽰する。それはEXOというグループの新たな章の幕開けを宣⾔するような圧倒的なエネルギーで放たれ、そのパフォーマンスに感嘆の歓声が上がるや否や、稲妻と炎が暴れる世界で「Back It Up」を畳み掛け、会場を燃え上がらせたのだった。

    曲が終わるとすかさず、客席に“Back It Up”の掛け声を煽ると、「え? 7回ですよ?」とメンバーがまたシビアにツッコミながら盛り上がりつつ、「考えてみたらMCの時、EXO-Lになにかをやらせて僕たちは休んでいますね」(スホ)、「僕たちもデビューしてほぼ15年になります。これくらいなら、お互いギブアンドテイクの関係になりますよね」(カイ)と、半ば⾃虐的なMCを挟みつつ、今度はダンスを踊ってくれるファンを募る。⾃慢のダンスを披露するファンと⼀緒にメンバーも踊って盛り上がるその間、会場にはフランクであたたかな時間が流れていた。

    「僕たちにはもう2曲しか残ってないです。寂しいでしょ? でも、しょうがないです」(チャンヨル)と、メンバーも客席も寂しさをにじませながら、退廃した⼤都会の映像を背景に「Forever」を渾⾝のボーカルで歌い上げながら、ステージのいたるところに設置された王冠のかけらを拾い上げる5⼈。センターステージに集まってそのかけらでシルバーの王冠を作り上げ、空へと舞い上げるとラストはチャンヨルのラップから、最新タイトル曲「Crown」へ。しばらく息を潜めていた絶対的王者が、ボロボロになろうとも君のためにその王冠を守ると歌うその歌は、この⽇集まったEXO-Lへの⼒強いラブソングであり、EXOはEXOであり続けるのだという彼らの15年⽬の決意の宣⾔のように聞こえた。

    興奮冷めやらない会場から⼤きなEXOコールが湧き起こると、「Back Pocket」でアンコールがスタート! ツアーグッズのベースボールシャツに、スホはウサギ帽、D.O.はベージュのバブーシュ(メンバーが飼育員と命名)、チャンヨルは⽔⾊の⽝⽿帽、カイはクマ帽、セフンはコアラ帽をかぶって登場して会場を沸かせる。5⼈ともステージ狭しと移動しながら、ファンとジャンケンをしたり、ステージ最上階まで⾒つめながら⼤きく⼿を振り、客席の隅々までコミュニケーション。

    「みなさん、今⽇幸せでしたよね! これまでの公演ももちろん頑張ってきましたが、今⽇はもう全ての⼒を出し切りました。そのエネルギーがみなさんにも伝わっていればいいなと思います。気をつけて帰って、美味しいものを⾷べてくださいね。ありがとうございました! 頑張ります! オッス!」(セフン)、「みなさんが幸せそうで僕も嬉しいです。今⽇は特に『Run』の時に感動が込み上げてきました。盛り上がっている時になぜか涙が出そうになりました。EXO-Lのみなさんに感動を届けて、思い出を共有できたと思いますが、それはまさに“We are one”だと思います。来年も必ず来ます! できる限り早く、より⼤きな会場で、さらにたくさんの地域で公演できるように頑張ります!」(スホ)と、⼀⼈ずつ今⽇の感謝と未来を語っていく。

    クマの帽⼦をかぶったカイは、「今⽇はみなさん⼀⼈ひとりの顔を⾒ていました。すごく幸せそうに笑っている⽅もいらっしゃったし、顔を隠して泣いている⽅もいて、それくらい会いたかったんですよね。今⽇⼀番感じたことは、カッコいい公演やダンスも歌も⼤事なんですが、みなさんに頻繁にたくさん会いに来ることが⼤事だということ。次の時に来てくれなかったら、僕は怖いクマですから…気をつけて!」とクマのポーズをしながら楽しそうにおどけてみせる。「今⽇、寝る時ぐっすり眠ってください。いい夢を⾒てくださいね」と語りかけたD.O.は、晩ごはんに油そばをオススメして、「みなさん、おやすみなさい」と深く⼀礼して締めくくり、チャンヨルは淀みない⽇本語で、「暑いのにたくさん来てくれてありがとうございます」と感謝を伝え、ラストは「Flatline」。メインステージのせり上がりに腰かける5⼈とLEDの映像が重なり、彼らとEXO-Lが同じ地球に座るような姿を描きながら、いくつもの荒波の果てに辿り着いたこの穏やかな時間と命果ててでも信じる愛を、チャンヨルとカイ、スホとセフンのハーモニーが紡いでいく。

    最後は、「みなさん、空を⾒てください」とチャンヨルが語りかけると、ペンライトも消えた真っ暗な会場に、ミラーボールに反射した光が星のように会場を照らし、彼らと客席をひとつにする幻想的な空間を作り上げて締めくくったのだった。全曲を⾛り抜き、5⼈と会場とで、万感の「We are!」「One!」「EXO」「サランハジャ!」のコール&レスポンスをすると、メンバーそれぞれ、客席に「おやすみなさーい!」などと呼びかけながらステージを後にしたのだった。

    約6年ぶりとなったEXOの⽇本公演は、彼らが歩んできた14年間の歩みを振り返りながらも、その先へと歩みを進める覚悟をたたえた公演だった。思えば、彼らはK-POPシーンにおいて今やスタンダードになったことの数々の先駆者だった。彼らがスターダムを駆け上がった「Growl」では、ワンテイクで撮影したMV、ステディカムでパフォーマンスを切り取る演出、そして揃いの制服⾐装でのパフォーマンス。今のシーンを作った⽴役者であることに間違いない彼らだが、その道のりは決して順⾵満帆ではなかった。

    しかしそれでも彼らは、EXOという帆を下ろすことはしなかった。ひたすらに、ひたむきに前に進みつづけたその先に辿り着いたこの⽇の「EXhOrizon」というステージは、新旧楽曲を織り交ぜたセットリストを今のEXOでパフォーマンスするという、彼らの14年間で築き上げた確固たるプライドと、未来への強烈な覚悟の証明だったように思う。そんな彼らは、これからも彼らにしかできないことでシーンを牽引するグループとして、まだまだ⾛り続けるだろう。

    Profile

    EXO

    エクソ 2012年韓国・中国でデビュー。2015年には「Love Me Right 〜romantic universe〜」で⽇本デビューを果たす。今年1⽉に8枚⽬のフルアルバム『REVERXE』をリリース。現在ワールドツアー「EXO PLANET #6 ‒ ExhOrizon」を開催中。

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    取材、⽂・中村萌

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