
7月24日から放送がスタートするドラマ『リーガルビート –逆転の法廷–』で、主演の鈴鹿央士さんにインタビュー。吃音がある新人弁護士という役どころで、意識したこととは。
しっかり地に足をつけて物語を描いていきたいと思っています
ドラマ『リーガルビート -逆転の法廷-』で、主人公の泰地空(たいち・そら)を演じている鈴鹿央士さん。オファーを受けた時の気持ちについて「台本を読んでいて彼のまっすぐさや情熱に心を動かされて。また、いい意味でも悪い意味でも、人が発する声やネットに綴られる言葉から力を感じることがあるので、言葉や声にフォーカスするドラマはすごく面白そうだとも思いました」と話す。
吃音がある泰地はリズムに乗れば言葉に詰まらないことから、ラップを武器に戦っていくという風変わりな新人弁護士だ。この撮影中にはラッパーの仕草を見せてくれるなど、すっかり役に入り込んでいる様子。
「毎回さまざまな悩みを抱えた依頼人を主軸にしているので、テーマ的には重くなりがちですが、しっかり地に足をつけて物語を描いていきたいと思っています。吃音の症状は、緊張の度合いによって変わるなど人それぞれ。現場に来てくださる当事者の方や監修の方と話しながら日々調整していくうちに、泰地のタイプもなんとなく見えてきました」

Ⓒ「リーガルビート -逆転の法廷-」製作委員会
一方で、ラップはというと…。
「本当にわからなすぎて(笑)。今の時点ではまだ感覚がしっかり掴みきれてはいないんですが、MOROHAさんやスチャダラパーさんなどを聴きながら、クランクイン前からたくさん練習を重ねました。最初は、大勢の方がいる現場で披露するのはちょっと恥ずかしいと思っていたんですが、相手と対面したら想いをしっかり伝えたいと思えるようになって。さらに、台本に書かれたセリフをそのまま口にするのとは違い、ラップにすると言葉はすごくリアルさを増して、相手にもまっすぐに届くとも感じました」
泰地が働く雪村法律事務所のエース弁護士・星秀幸は稲垣吾郎さんが、所長・雪村明日実は小雪さんが演じるなど、ベテランが脇を固める。
「初めて3人で演じた時、稲垣さんと小雪さんが『18年ぶりの共演だね』と話されていて。以前も弁護士役で夫婦を演じていたそうですが、カメラが回った瞬間に、長年の付き合いを感じるような抜群のテンポ感でセリフを交わしていて、さすがでした。泰地のイメージカラーは黄色で、その日僕はスーツに黄色いシャツを合わせていたんですが、丈が長くてすぐに裾が出てしまうんです。それを毎回稲垣さんが『出てる』って突っ込んでくれたりもして。明るい現場です。星さんと雪村さんに支えられながら、吃音がある泰地だからこそ依頼主に寄り添える気持ちを大事にしたい。そして、弁護士として経験を積みながら成長していく様子を見せられたらと思っています」
リアルなメッセージを伝えられるラップにちなみ、鈴鹿さんがいま世間に訴えたいこととは?
「僕が高校生当時、地元・岡山のコンビニに売っていたおにぎりには、普通の海苔バージョンと味付け海苔バージョンもあったのに、東京には味付け海苔バージョンが売っていないのでびっくりです!(笑)」
Profile
鈴鹿央士
すずか・おうじ 2000年1月11日生まれ、岡山県出身。'19年に俳優活動を開始。以降、ドラマ『silent』、主演ドラマ『嘘解きレトリック』など数々の話題作に出演。現在はNetflixシリーズ『喧嘩独学』が配信中。主演する映画『藁にもすがる獣たち』が9月25日に公開予定。
information
『リーガルビート –逆転の法廷–』
現代社会において、依頼人の“あげられない声”を拾いながら隠された真実を解明していく、痛快逆転リーガルドラマ。出演/鈴鹿央士、小雪、田中哲司、稲垣吾郎ほか 7月24日より毎週金曜21:00~、テレ東系にて放送。
写真・YURIE PEPE スタイリスト・朝倉豊 ヘア&メイク・宮本愛(yoshie.) インタビュー、文・若山あや
anan 2505号(2026年7月22日発売)より
































