
「夏、長すぎ!」による大量の紫外線ダメージに加え、「汚れ、残しすぎ」「塗りすぎ」などケアの間違いによって生じる夏の肌と髪のトラブル。ひとつひとつ見直しながら、正しくお手入れして、肌と髪を守ろう!
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お話を伺った方々
Profile
慶田朋子さん
銀座ケイスキンクリニック院長。医学博士、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。TV、雑誌、Webなど多方面で活躍。著書に『女医が教える、やってはいけない美容法33』(小学館)など。
齊藤あきさん
パーソナルビューティープロデューサー。美容師、毛髪診断士。スキンケアサロンティナロッサ代表。一般社団法人日本美髪協会代表。TV、雑誌、Web、セミナーなどで幅広く活躍。
UVケアに手を抜かずバリア機能を高めよう!
最近とにかく夏が長い! というのが肌と髪にとって大きなダメージの原因になっている。
「いちばんは紫外線によるダメージ。一度に浴びる量の多さだけでなく、期間が長いことで積み重ねたトータル量が多いことも問題」と言うのは、皮膚科専門医の慶田朋子さん。言うまでもなく紫外線は、肌にシミ・シワ・たるみなどの光老化を引き起こすほか、乾燥や炎症、ゴワつきなどの原因に。さらに髪にとっては、パサつきや切れ毛でツヤを奪い、頭皮の炎症などを引き起こすことも。
「肌も髪も、もともと傷んだ状態で紫外線や寒暖差、冷房などの外的ストレスを受け続けることで、バリア機能が低下し、さらにダメージが加速します。紫外線対策をしたうえで、いかにバリア機能を高めるかがケアの鍵になります」と、パーソナルビューティープロデューサーの齊藤あきさんも言う。肌なら、洗顔や保湿の改善に加え、抗酸化ケアも重要に。
「皮脂量が多めの人であれば、抗酸化作用のあるビタミンC配合の化粧品などもおすすめ。食生活でトマトや鮭、スイカ、ブルーベリーなど抗酸化成分を含むものを摂ることも意識して」(慶田さん)
髪に関しては、「タンパク質、脂質、水分を補うことでバリア機能を高め、うねりなども軽減できます。セラミドや加水分解ケラチン、加水分解シルクなど配合のヘアケア剤でのケアがおすすめです」(齊藤さん)
CAUTION 1|多湿によるうねり&日差しによるパサつきなどで髪のツヤが低下!
湿度が高くなる梅雨時期から真夏にかけては、髪が特にうねりがち。「髪は傷んでいるほど、うねりやすくなります。そこに紫外線ダメージが加わると髪のタンパク質がさらに損傷して負のループに!髪表面をガードし、中の水分と油分を守るケアを」(齊藤さん)
CAUTION 2|長期にわたる紫外線の影響で肌ダメージが深刻化しやすい
昨年の夏は事実上、5月から10月までと長期に。今年も昨年同様かそれを上回る暑さが予測されている。「継続的な紫外線・汗・皮脂ダメージにより、角層が傷んだ状態でさらに紫外線を浴びることによって、肌荒れや老化が進みやすく。抗酸化ケアはマスト」(慶田さん)
CAUTION 3|皮脂汚れの洗い残しが毛穴の詰まりやニオイの原因に
夏場は顔同様、頭皮も皮脂分泌量が増えるため、マイルドな洗浄成分では汚れを落としきれず、蓄積してしまうことも。「特に脂性肌寄りの人は、いつもより洗浄力高めのシャンプーを選ぶか、週1くらいで頭皮クレンジングをプラスするとよいでしょう」(齊藤さん)
CAUTION 4|エアコン対策の保湿はやりすぎないように!
夏の保湿も、やりすぎると皮脂の分泌量が増え、トラブルの原因に。「保湿力高めのオイルやバームを塗ってしまうと、皮脂腺の温熱センサーがストレスを感知して皮脂の分泌量が上がってしまいます。暑いときはジェルや乳液など軽めの保湿剤にとどめて」(慶田さん)
CAUTION 5|揺らいだ肌はケア次第でバリア機能がさらに壊れる!
肌が揺らぎやすく「自分は敏感肌なのでは?」とさまざまなケアを試す人が増えているのも最近の傾向。「いろいろなケアをしすぎてバリア機能が弱くなり、皮膚炎を起こしている人も多い。揺らぎ肌ケアはシンプルにし、トラブルがあれば皮膚科専門医を受診して」(慶田さん)
anan 2496号(2026年5月20日発売)より




















