発酵の力と温活による総合的腸活ですべてが上向きに!
年齢を重ねるごとに増していく美しさで大注目の君島十和子さん。“奇跡の57歳”と称賛されるのも納得の美貌は、長年続けてきた腸活の賜物。
「腸活で意識していることは、味噌や納豆などの発酵食品を毎日摂ることと、それらの菌のエサとなる水溶性食物繊維やオリゴ糖を欠かさないこと。自家製味噌の味噌汁、オリゴ糖が豊富なバナナやヨーグルトなどで朝をスタートします。腸には冷えも大敵なので、温めることも重視。夏こそ油断していると冷房で冷えやすいので、吸湿性と保温性が高い国産シルクの下着を身につけたり、よもぎ蒸しで下半身から温めるように。子宮を温めると近くにある腸も温まって、気持ちがいいですよ」
腸活は、美容だけでなく、あらゆる方面から整えてくれるのを実感中。
「もともと腸活を始めたのは、肌をキレイにしたいと思ったのがきっかけでした。実際、スキンケアの手応えをぐっと感じられるようになりましたし、肌も褒めていただけることが増えました。そして正しい腸活をすることによって、肌だけではなく、体や心も丸ごと上向きになれたことを実感しています。腸内環境がよくなると自律神経も整い、メンタル面までよくなるから、ストレスにも強くなり、睡眠の質が上がって、一日中元気で過ごせるように。また、個人的な体感ですが、更年期症状も感じにくくなりましたね。腸活の一番重要なポイントは、“毎日の継続”。コツコツ地道に続けることができれば成功です! なので、自分が続けやすい簡単なもの、合っているものを見つけるのがおすすめです。腸の専門家である小林弘幸先生と暁子先生のYouTubeチャンネルは、私の腸活のバイブル。先生方のメソッドでかなり知識が深まり、効果も実感しています。正しい腸活を知りたい方は、ぜひご覧になってみてください」
毎日のおいしい食事で腸を喜ばせる。
混ぜるだけ! 手軽なのに本気の腸活ケア。
「機能性表示食品を取得しているFTCリセットファイバーは、手軽に水溶性食物繊維を補えるファイバーサプリ。飲み物やお料理に混ぜるだけで、味を変えずに良質な水溶性食物繊維を摂取できます」
発酵食品の代表格、味噌は毎年手作り。
「お友達から分けていただいた手作りの味噌に感動して、自分でも手作りするように。手前味噌ですが、とってもおいしく出来上がります」
毎日の味噌汁で疲れ知らずに。
「お手製の味噌は、毎日味噌汁などにしていただいています。発酵した大豆や野菜の栄養がしっかり摂取できて、パワーが出ます」
レシピも公開! 大好評の腸活レシピ。
「不足しがちな繊維質が補える〈きのこの坦々風豆乳そうめん〉は夏の定番。食物繊維が豊富なきのこが腸まで届き、スタミナもキープできます」
冷蔵庫にはヨーグルトを常備!
「いろいろなヨーグルトを試しましたが、〈ホリ乳業〉のヨーグルメイトドリンクタイプが、甘さ控えめで1番のお気に入りです」
日本人の体質に合った植物性乳酸菌に注目。
「〈野村乳業〉のマイ・フローラは、生きたまま腸まで届く植物性乳酸菌入り。食事だけではなかなか摂りにくい成分なので重宝しています」
君島さんおすすめ! 腸活レシピ「きのこの坦々風豆乳そうめん」
【材料】
そうめん…3束(150g)、無調整豆乳…400ml、鶏ガラスープの素(顆粒)…大さじ1、お湯…100ml、A[練り胡麻(白)…大さじ4 味噌、醤油…各小さじ2]、白ネギ…約10cm、エリンギと舞茸…合わせて約50g、ごま油…大さじ1、豚ひき肉…150g、おろし生姜(チューブ)、おろしにんにく(チューブ)…各2cm分、B[味噌…大さじ2 砂糖、醤油、酒…各大さじ1 豆板醤…小さじ1]、小ネギ、キムチ…各適量、ラー油…適宜
【作り方】
(1)鶏ガラスープの素をお湯で溶きAを入れ、よく混ぜる。
(2)(1)に豆乳を少しずつ加え、ダマにならないようによく混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やしておく。
(3)白ネギ、エリンギ、舞茸は、粗みじん切りにする。
(4)フライパンにごま油を熱し、豚ひき肉を炒める。
(5)肉に火が通ったら、生姜とにんにくを加えてさっと混ぜ、(3)を加えてしんなりするまで炒める。
(6)(5)にBを加え水気を飛ばしながら炒め、粗熱を取っておく。
(7)そうめんを茹でて冷水で洗い、よく水気を切る(ここで水切りをしっかりすることがポイント)。
(8)器にそうめんを盛り、冷やした(2)のスープを注ぎ、(6)の肉味噌、キムチ、小口切りにした小ネギをのせ、お好みでラー油をかけて出来上がり。
きみじま・とわこ 1966年5月30日生まれ、東京都出身。FTCクリエイティブディレクター。美容から子育ての話まで詰まったライフスタイル本『アラ還十和子』(講談社)も話題。
※『anan』2023年7月12日号より。取材、文・岡井美絹子
(by anan編集部)