「老化を加速させる大きな原因が、紫外線。日焼け止めやサングラス、日傘などを駆使して、ちょっとオーバーかな、と思うくらいに対策するのがベスト」(小西さん)
日焼け止めで紫外線対策をしている人は多いけれど、正しく使えている人は意外に少数派だとか。
「量や塗り直しの頻度が足りないと、日焼け止め本来の防御力を発揮できません。塗り直しがマメにできない場合は、ウォータープルーフタイプを選んだり、紫外線ダメージを減らす“飲む日焼け止め”を利用するのも有効。念には念を入れ、多方面からアプローチしておくと安心です」(小西さん)
さらに、屋外だけでなく、室内でも油断は禁物!
「窓からも紫外線は入ってきます。朝のスキンケアの最後に日焼け止めを塗ることを習慣に。オフィスでも気を抜かないようにしましょう」(石井さん)
日中の紫外線と戦うには、朝の美白ケアも有効なのだとか。
「朝、美白コスメを使うことで、日中もメラニン生成を抑制するケアが可能。シミになりにくい肌環境に整えます。“予防美白”として、ぜひ取り入れて」(石井さん)
「たとえば、PM2.5や排気ガスなどが長時間肌に付着すると、炎症が起き、敏感肌やアレルギー症状を引き起こす原因に。さらに、太陽光に含まれる近赤外線や、スマートフォン、パソコンから放出されるブルーライトも、活性酸素を増加させ、シワやたるみを引き起こすことが分かっています」(高瀬さん)
最近では、これらの環境汚染物質やブルーライトなどをシャットアウトするアイテムが多く発売。夏に限らず、通年で味方につけて、美肌を死守したい。
首と耳も顔のうち! サイドのUVケアも忘れずに。
日焼け止めを塗ったつもりでも、つい忘れがちなパーツが、首や耳。「盲点になりやすいのが、耳の前や裏、首筋からあごの下。日光に当たりやすい部分でもあるので、要注意。この部分を最初に塗ることで、塗り忘れを防止するのも手」(高瀬さん)。「アスファルトの反射でも日焼けするので、あごの下も念入りに」(小西さん)
紫外線以外の大気汚染やブルーライトも徹底防御せよ。
「大気汚染が、シミやほうれい線の原因になるという研究結果が出ています。これらの汚染から肌をプロテクトするアイテムを、日常的に活用して」(小西さん)。「一日のうち、接する機会の多いパソコンやスマートフォンからのブルーライトも、老化の原因に。画面には必ずブルーライトカットフィルムを貼って」(石井さん)