30代を迎え、大人の魅力も増した宇野さんに、メイク事情や仕事、恋愛との向き合い方を聞きました。
「基本的にメイクは、その日に会う人によって変えています。相手が男性なのか、女性なのか、その人にどう思われたいのか、一緒の時間をどんな雰囲気で過ごしたいのか……etc。どんな場所でも個性を貫き通せる強さにも憧れますが、仕事でもプライベートでも、私はどちらかというと相手が求めるほうへ寄り添っていくのが好きなタイプなんです」
いま注目を集める女性の魅力のひとつに、“しなやかさ”がある。宇野さんのように周囲を思いやり、柔軟に自分をシフトチェンジできる姿勢は、芯にブレない軸や心の余裕があるからこそ。没・個性とは、対極にある。
「今日みたいな素の唇を感じさせるヌーディカラーのリップは、男性にお会いするときのメイクによく使います。赤リップも好きだけど、メイク感が強くなると、“男性は引いちゃうかな?”とも思うので。そんな日は、アイラインをしっかり引くこともありません。幸せなことに、親に感謝したいほどまつげはいっぱい生えていて…。マスカラを根元からきちんと塗れば、アイラインでまつげの間を丁寧に埋めたように、目元が自然と引き締まるんです」
これまでは時代ごとに変わる旬の顔を目指してみんなが同じメイクをしがちだった。でもこの特集で、この春アンアンが提案するのは、肌質や顔だちを生かして、モテ顔を作るメイク。すでにそれをナチュラルに実践している宇野さんに、自分らしいメイクを見つけるコツを伺った。
「“今日、血色がいいね”“笑った顔がかわいい”“肌がキレイだね”とか、誰かから言われた嬉しい一言を聞き逃さないようにしています。反対に、相手に対して魅力を感じたら“今日はすごく、キラキラしているね”とか、“そのメイク、似合ってる!”など、きちんと言葉で伝えるようにもしています。あと、“眉が濃くない?”といった指摘も、素直に受け入れるようにしていますよ。
私がまだメイクに無頓着で慣れていなかった頃、共演した女優さんが『宇野ちゃん、本当にメイクが下手だね』と言いながら、間近でテクニックを丁寧に教えてくれたことがあったんです。それが本当にうれしくて! そんな経験もあり、女性同士でお互いを高め合うことに、今も楽しさや素晴らしさを感じています。魅力は限りなく溢れ出るものだし、それを引き出すパワーがメイクにはあります。昔は必要最低限しかしなかったけれど、今は雑誌の美容記事を読み込んで研究するほど、興味津々です」
あるときは主観的に、あるときは客観的に、忙しい中でも常に自分や周囲と真摯に向き合うことで魅力を高めてきた、宇野さん。30代を迎えたこれからも、人との深い交流を大切にしたいそう。
「今は仕事がすごく楽しいし、どんなことにもポジティブに挑戦したいという思いが以前よりも高まっています。けれども、アーティストというスイッチを切ったプライベートの私は、どこにでもいる30歳の女性の一人。人間性を高めたり、心をもっと豊かにしたいな、という気持ちも強いんです。そのためには、恋愛を含め、いろんな人ともっとディープに向き合う時間も大切にしたい。
でも、恋愛は下手ですね~。好きになったら視野が狭くなって突き進んでしまうし、相手に想いを寄せられても、うまく甘えられません。もう30歳だし、頭では男性に愛される穏やかな恋愛がいいとはわかっているけれど、本能的に“どうなってもいい!”と思える恋愛もしてみたい。こんなことを言っていたら、本当にタラレバですけど(笑)。結果的には、今はまだ本能よりも理性が優っている状態なんだと思います」
トップアーティストでありながら、等身大の自分の気持ちにも素直で、今を大切に生きる宇野さんからは、何よりも美しい“飾らない魅力”が溢れている。
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