横澤夏子「食べる楽しさを教えてもらった」 憧れの料理家の言葉に救われる!?

2024.9.15
出会った女性がネタの源。そんな横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、食事を楽しむことを大事にする女性、「料理は技術じゃないと言う女」になりきり。

憧れていた料理家さんの言葉に救われました!

横澤夏子

この間、料理家のSHIORIさんと対談をしました。高校時代、彼女の『作ってあげたい彼ごはん』というレシピ本に熱中し、いろいろ作っていた私からすると料理を教えてくれた尊い存在。SHIORIさんにもお子さんがいるということで、「うちの子、何も食べなくて…」と悩みを言ったところ、「うちの子もですよ!」と。それを聞いて、SHIORIさんが作る料理でも食べない子がいるんだ、とびっくり。さらに、「食べないのは、お母さんの料理のせいではないです」とはっきり言ってくださり、すごく嬉しい気持ちに。料理家さんのおうちでは、確実に美味しいものが食べられるし、レパートリーもいっぱいあるはずなのに、同じ悩みを抱えているんだと思うと、心が軽くなり、救われました。これまで、子どもに対して「ハイレベルな料理が作れなくてごめんね」と負い目を感じていたのに、「食べたくないものは食べない!」と思えるように。また、子どもの食事で何よりも大事なことは栄養を摂ること、食事をする最終的な目標は生きることだと考えていましたが、食べる楽しさを知ることも同じくらい大事だということも教えてくださいました。これからは、子どもが好きな食材を入れたり、一緒に料理をするなど工夫をしてみたいなと。料理を教えてもらったSHIORIさんに、今度は食べる楽しさを教えてもらって。“繋がっている”と思えて嬉しかったです。

料理に高度なスキルは必要ないという考えを身につけるには、“食事は楽しいこと”だと思えるように、発想を切り替えることがポイント。そして、「残さなかったらピカピカ賞だ!」など、子どもが食に対して前向きな気持ちになれるようなフレーズを言うのも効果的だと思います!

よこさわ・なつこ 芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。バラエティ番組やCMで活躍中。2023年6月に第三子を出産。

※『anan』2024年9月18日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾

(by anan編集部)