夏バテ予防に! 薬膳料理家オススメ、簡単“麻婆豆腐”レシピ

2020.7.28
夏こそ食べたくなるピリ辛麻婆豆腐は、実は薬膳の理論において、とってもロジカルな料理。薬味の力で代謝を上げつつ、熱のこもらない体を保つ。極めつきに食欲をそそる香りで、夏バテを予防しよう。

麻婆豆腐に夏バテを撃退する食材が集合。

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生薬の原型になるのが、ねぎやしょうがなどの薬味だと薬膳料理家の阪口珠未(すみ)さん。

「胃腸の働きを整え、代謝を高めるなどの効能があるので、胃腸の働きが低下しやすい夏は、積極的に取り入れたいですね」

効率よく薬味を食べられるのが、お馴染みの麻婆豆腐。

「数種の薬味と豆板醤の相乗効果で、体が温まり血行が改善し、スタミナも回復します。ただ、薬膳にはバランスを整えることを大事にする考えがあるので、温まりすぎも良しとしません。その点、豆腐と豚挽き肉には、体の熱を冷ます効果があるので、バランスが整う料理なんです」

基本の麻婆ダレ

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ねぎ…胃腸機能を促進し、血液循環を改善。風邪の初期にも効果が。

しょうが…発汗効果や胃液分泌を促進し、消化吸収を助ける作用も。

豆(トウ)チ(豆へんに支)…黒豆を発酵させたもの。疲労回復や腸内環境の改善に役立つ。

にんにく…胃の働きを整え、消化不良を防ぐ。殺菌・解毒作用も。

豆板醤…唐辛子が主原料の発酵調味料。食欲増進効果と発汗作用が。

花椒(ホアジャオ)…腹部の血液循環を促進。体内の余分な水分の排出を促す。

材料(2~4人分)

ごま油…大さじ1
しょうが…親指大ぐらい(みじん切り)
白ねぎ…1/3本(みじん切り)
にんにく…1かけ(みじん切り)
【A:豆板醤…小さじ1、酒…大さじ1、醤油…小さじ2、甜麺醤…小さじ1(八丁味噌小さじ1にはちみつ小さじ1を加えて代用可)、豆チ…小さじ2(10g、みじん切り)】

作り方

鍋を熱しごま油をひき、しょうが、白ねぎ、にんにくを入れて弱火で炒める。しんなりしたら、【A】をすべて加えて火を通す。

基本の麻婆豆腐レシピ

材料(2~4人分)

木綿豆腐…1丁(360~380g、1cm角に切る)
豚挽き肉…80g
花椒…お好みで(山椒の粉でも代用可能)
鶏ガラスープ…2/3カップ
水溶き片栗粉…大さじ2(片栗粉と水を1:1の割合で混ぜたもの)
ごま油…大さじ1
ラー油…お好みで

作り方

1、完成した麻婆ダレにごま油を足し、豚肉を加えて強火で炒める。豚肉に火が通ってきたら、豆腐を加えてかき混ぜる。

2、鶏ガラスープを注ぎ、煮立ったら弱火にして5分ほど煮含める。

3、水溶き片栗粉を入れて、崩れないようにかき混ぜる。

4、強火にしてラー油を加え、鍋をゆすって味をなじませ器に移す。花椒を振る。

阪口珠未(すみ)さん 薬膳料理家。「漢方キッチン」代表。基礎から本格的な内容も学べるスクールを主宰。新著に『365日のゆる養生』(エクスナレッジ)。

※『anan』2020年7月29日号より。写真・市原慶子 スタイリスト・中根美和子 取材、文・板倉ミキコ 撮影協力・UTUWA

(by anan編集部)

※ 商品にかかわる価格表記はすべて税込みです。