スマホはやっぱりNG “疲れない歩き方”4つのコツって何?

2020.2.25
脚の筋肉だけを使っていると、疲れやすく、長い距離を歩けない。全身を使って歩けば、腰まわりが刺激されて、内臓にも良い影響が! 教えてくれたのは、姿勢治療家(R)・仲野孝明さんです。

疲れない歩き方

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POINT1:行きたい方向を見ながら歩く

当たり前のことだが、目線を進行方向に向けると、自然と姿勢が整う。スマホに目を落としたり、うつむいていると、重心が下がり、脚が重たくなるので疲れを感じやすくなる。

POINT2:足の人さし指を進行方向に向ける

内股、外股歩行は、X脚やO脚になりやすいので、両足の人さし指を進む方向に向けて歩こう。靴底の指のつけ根部分が同じようにすり減っていれば、まっすぐ歩けている証拠。

POINT3:急ぐときは、歩幅を広げる

小走りすると、歩幅がせまくなり、ひざ下に余分な力が入ってしまい、すぐに疲れてしまうので逆効果。急いでいても、歩幅を広げようとすれば、ラクにスピードアップできる。

POINT4:みぞおちから脚が生えているように歩く

脚の始まりは鼠径部と思われがちだが、実は上半身と下半身を結ぶ大きな筋肉の出発点はみぞおち。みぞおちからダイナミックに動かして歩くと、本来の脚の力を発揮しやすい。

+αの意識で万年疲れ知らず

ときどき片脚で立つ練習をする。

片脚で60秒間立つ、目をつぶって片脚で30秒立つ「片脚立ち」を習慣にすると、体幹の力が高まり、バランスよく歩けるように。何もない場所でつまずいたり、階段でふらつく人には特におすすめ。脚の筋肉が鍛えられ、たった1分で、ウォーキング50分と同じ効果が得られるともいわれている。

合わない靴はNG! 靴選びに気を付けて。

足裏の動きによって靴底が適度に曲がる、スニーカーなど、やわらかい素材のシューズを選ぶこと。また足の指が締めつけられたり、折れ曲がったりせず、しっかり動かせる余裕があるかどうかも大切。靴を購入する前に、実際に触って、履いてチェックすべし。

ハイヒールは、足指に力を入れられるものを選ぶ。

もしハイヒールを履きたいなら足指で地面をしっかりつかめて、前滑りしにくいものを。脱げやすかったり、歩きにくい場合は、シューズバンドを利用して靴と足を固定するのも手。また、履きこなしたいなら、足指をグー、パーと動かして、足指力を高めるのが効果的。

なかの・たかあき 姿勢治療家(R)、仲野整體東京青山院長。著書に『調子いい!がずっとつづく カラダの使い方』(サンクチュアリ出版)。

※『anan』2020年2月26日号より。イラスト・キタダイマユ 取材、文・鈴木恵美

(by anan編集部)

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