疲れない歩き方
POINT1:行きたい方向を見ながら歩く
当たり前のことだが、目線を進行方向に向けると、自然と姿勢が整う。スマホに目を落としたり、うつむいていると、重心が下がり、脚が重たくなるので疲れを感じやすくなる。
POINT2:足の人さし指を進行方向に向ける
内股、外股歩行は、X脚やO脚になりやすいので、両足の人さし指を進む方向に向けて歩こう。靴底の指のつけ根部分が同じようにすり減っていれば、まっすぐ歩けている証拠。
POINT3:急ぐときは、歩幅を広げる
小走りすると、歩幅がせまくなり、ひざ下に余分な力が入ってしまい、すぐに疲れてしまうので逆効果。急いでいても、歩幅を広げようとすれば、ラクにスピードアップできる。
POINT4:みぞおちから脚が生えているように歩く
脚の始まりは鼠径部と思われがちだが、実は上半身と下半身を結ぶ大きな筋肉の出発点はみぞおち。みぞおちからダイナミックに動かして歩くと、本来の脚の力を発揮しやすい。
+αの意識で万年疲れ知らず
ときどき片脚で立つ練習をする。
片脚で60秒間立つ、目をつぶって片脚で30秒立つ「片脚立ち」を習慣にすると、体幹の力が高まり、バランスよく歩けるように。何もない場所でつまずいたり、階段でふらつく人には特におすすめ。脚の筋肉が鍛えられ、たった1分で、ウォーキング50分と同じ効果が得られるともいわれている。
合わない靴はNG! 靴選びに気を付けて。
足裏の動きによって靴底が適度に曲がる、スニーカーなど、やわらかい素材のシューズを選ぶこと。また足の指が締めつけられたり、折れ曲がったりせず、しっかり動かせる余裕があるかどうかも大切。靴を購入する前に、実際に触って、履いてチェックすべし。
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ハイヒールは、足指に力を入れられるものを選ぶ。
もしハイヒールを履きたいなら足指で地面をしっかりつかめて、前滑りしにくいものを。脱げやすかったり、歩きにくい場合は、シューズバンドを利用して靴と足を固定するのも手。また、履きこなしたいなら、足指をグー、パーと動かして、足指力を高めるのが効果的。
なかの・たかあき 姿勢治療家(R)、仲野整體東京青山院長。著書に『調子いい!がずっとつづく カラダの使い方』(サンクチュアリ出版)。
※『anan』2020年2月26日号より。イラスト・キタダイマユ 取材、文・鈴木恵美
(by anan編集部)