『おっさんずラブ』の金子大地、初舞台でシェイクスピアに挑戦!

エンタメ
2020.02.17
彩の国シェイクスピア・シリーズ第35弾『ヘンリー八世』にて初舞台を踏む金子大地さん。いまの心境を伺いました。

難しいと思っていた言葉がいまはすごく面白いです。

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ドラマ『おっさんずラブ』のマロや『腐女子、うっかりゲイに告る。』の主人公・純などで注目を集める金子大地さんが初舞台を踏む。

「以前共演させていただいた(吉田)鋼太郎さんから声をかけていただき、嬉しいのと同時に逃げたいような気持ちにもなりました。でも、こんな機会はもうないですし、ぜひやりたいと思いました」

出演するのは、吉田さんが蜷川幸雄さんの後を引き継ぎ、シェイクスピア戯曲全作を上演するシリーズの第35弾となる『ヘンリー八世』。

「最初に鋼太郎さんから『大地には一から教えるから、何も準備しなくていい』と言われました。でも、そのほうが逆に緊張してしまって…(笑)。一応、自分のセリフは覚えていきましたが、言葉が難しくて理解できない部分も多かったんです。でも、稽古場で鋼太郎さんが丁寧に説明してくださって。ここは言葉と真逆の気持ちだとか、セリフはないけれど間で気持ちを伝えているとか。ここではあえて振り向かないとか、ここで感情が切り替わるとか、言っていただいた通りにやってみると、わからなかった部分がパズルのようにハマっていくのですごいなと思いました」

取材中、何度となく「稽古が楽しい」という言葉を口にしていたのが印象的だ。

「シェイクスピアと聞き、もっと大げさにセリフを言うのかと思っていたら鋼太郎さんのセリフは自然ですし、阿部(寛)さんは存在感がまさに王。他の方も実力派ばかりで、初舞台がここで本当によかったです。台本との向き合いかたとか、今後芝居していくうえで必要なことを学んでいます」

そんな金子さんは「チーム感や熱を感じる現場が好き」なのだとも。

「ドラマ『腐女子~』に出演した時、いろんな方からたくさん手紙をいただきました。自分の仕事は、人に感動を届けられる仕事なんだとあらためて実感して…。必死で頑張らなくてはいけないなと思っています」

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彩の国シェイクスピア・シリーズ第35弾『ヘンリー八世』 英国王ヘンリー八世(阿部)の寵愛を受けた枢機卿ウルジー(吉田)は、出世のために策略をめぐらし、公爵たちの非難の的。王は王妃の女官に心奪われ、王妃との結婚を無効にしようとするが…。2月14日(金)~3月1日(日) 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール 作/W.シェイクスピア 翻訳/松岡和子 演出/吉田鋼太郎 出演/阿部寛、吉田鋼太郎、金子大地、宮本裕子、山谷花純、谷田歩、河内大和ほか S席9500円 A席7500円 B席5500円ほか*すべて税込み 彩の国さいたま芸術劇場 TEL:0570・064・939 北九州、大阪公演あり。https://www.saf.or.jp/

かねこ・だいち 1996年9月26日生まれ。北海道出身。2014年デビュー。ドラマ『おっさんずラブ』で注目され、昨年の『腐女子、うっかりゲイに告る。』でドラマ初主演。2月28日よりAmazon Prime Video配信のドラマ『湘南純愛組!』でW主演を務める。

※『anan』2020年2月19日号より。写真・内田紘倫(The VOICE) スタイリスト・甲斐修平 ヘア&メイク・鶴見俊介 インタビュー、文・望月リサ 衣装協力・スタジオ ファブワーク

(by anan編集部)

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