横澤夏子の“いい女”論 「警察24時」をすすめる理由とは?

2019.10.19
出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、人気番組を反面教師にして学ぶ女性、「警察24時を見る女」になりきり。

ドキュメンタリーを見ると人への理解が深まります。

yokosawa natsuko

私は、『警察24時』系の番組が面白くて大好きなのですが、いつから放送しているんだろうと思うくらい人気があるし、今や各局で同じような番組が放送されていますよね。逮捕する瞬間にハラハラしたりと楽しく思う部分もありながら、闇の世界じゃないけれど、“一歩間違えたら自分も同じような目に遭うかもしれない”と思わせるところもある。だからこそ、見れば見るほど反面教師になり、“罪を犯しちゃいけない…”“人に迷惑をかけちゃいけないな”という基本的なことが学べるんですよね。それに、人情味溢れる警察官がいたりと、警察官も人間なんだということがよくわかります。新米警察官に密着したコーナーを見ていると、「もっと強く言えよ!」と先輩に怒られたりして、昔はみんなこうだったんだと思いを馳せたり。その一方で、犯罪は絶対にいけないことだけど、“犯人にこういう気持ちや状況があったのか…”と感じられることも少なくありません。犯罪を繰り返す人に対して、気がつけば親身になって見ていることだってあります。ドラマ以上にリアルな人それぞれの物語は、すごく興味深いですよね。『家、ついて行ってイイですか?』もそうですが、人生が見える番組は面白いし、番組を通じて人の内側を見つめられる人というのは、いろんな人の気持ちが理解できるのではないかと思うんです。

警察ものに限らず、ドキュメンタリー番組を見てみることで、現実に起こっていることの面白さを知ることができるのではないでしょうか。よくある野生の動物を取り上げた作品にも、さまざまなドラマがありますよね。実録ものの本を読むのもいいかもしれません。それに、年末にかけて『警察24時』系の番組は増えるはずなので、ぜひ、チェックしてみましょう!

よこさわ・なつこ 芸人。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。著書『追い込み婚のすべて』(光文社)が発売中。

※『anan』2019年10月23日号より。写真・中島慶子 イラスト・別府麻衣 文・重信 綾

(by anan編集部)


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