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モテる=ウケること、度が過ぎるとモテる? 「モテの定義」とは

2019.6.19
人気インフルエンサーやCMクリエイター、アナリストなど「モテる」の秘密を敏感にキャッチしている4人に聞いてみた。今どきの、誰からもモテている人や支持を集めるモノやコトに共通している定義やキーワードって、いったい何ですか…?
Dog with cocktail glasses

自分の世界観を持ち、とことん追求する。「丸く尖る」オタクな人。

「趣味や好きなことをとことん突き詰めるという意味で、尖っている、芯のあるオタクの人はモテると思います。“これが好き!”と発信している人や、引き出しがいろいろある人のほうが、人は話しかけやすいですよね。それに、人間関係はキャッチボールだから、いくら相手のすごいところを褒めたりアプローチしたとしても、自分に何もなければ興味を持ってもらえない。特に同性の場合は、また会いたいかといったら、難しいですよね。自分が好きなことをハッシュタグや肩書としてたくさん持つことが大切です」(モテクリエイター・ゆうこすさん)

「日本人は、“愛すべきバカ”という言葉があるように、“超”とか“バカ”が付くくらいまで度が過ぎると愛しちゃうんです。『アメトーーク!』の○○芸人もそう。それは、『自分だとこれだな』と自らに当てはめ共感できるからだと思います。ちなみに、『アタックZERO』のCMでは、洗濯バカを描きました」(クリエイティブ・ディレクター・篠原誠さん)

例えると、レーダーチャートが4点平均になる人。

「今は、何か一つでも才能があれば性格がめちゃくちゃダメでも許されるとか、容姿がいい=モテるという公式が成り立たない時代。極端なものでなく、モラルがあることや、全体的なバランス感覚のよさが求められます。万人に好かれるのは、ビジュアルと内面のバランスがほどよくとれている、例えるならレーダーチャートが4点平均になるような人。セクシュアルすぎないことや、親しみやすいと思わせる愛嬌があることが大切です」(マーケティングアナリスト・原田曜平さん)

努力をしている人には「愛嬌力」がある。

「努力をして頑張っている人だからこその“愛嬌力”があると思うんです。そういう人は、例えば失敗をして困ったときに、『どうしよ~! 助けて~』と周りを頼っても、“あの人が言うならしょうがないな~”と、手を貸してもらいやすいはず。やっぱり、普段から人に頼ってばかりいる人の『助けて』とは質が違うし、同じようには愛されないですよね。自分の足で立ち、一生懸命やっていることが伝わるからこそ、周囲の気持ちを動かすことができるのだと思います」(ゆうこすさん)

今の時代、「モテる」とは「ウケる」ということ。

「これまでは、“モテる”という言葉は異性に対して使い、同性にモテる意味では“ウケる”が使われてきました。でも、ここ2~3年で、若い世代では異性への“モテ”という考えはほぼ消滅し、すべてが“ウケ”になりました。その背景には、戦争もあり激動の時代だった昭和とは違って、社会が安定し、平和が求められるようになったことがあります。特に女性は同性に嫌われると致命的です。人間関係で失敗しないための策として、コミュニケーション能力、つまり“ウケる力”を磨くようになったのです。その結果、今の若い世代は人とのコミュニケーションにおけるリテラシーがどんどん高くなっているし、それが不可欠な時代だといえます」(社会学者・栗田宣義さん)

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ゆうこすさん モテクリエイター。“モテクリエイター”という肩書を作り、インフルエンサーやYouTuberとして、メイクなどモテるテクニックを発信中。紹介したコスメが完売するなど、10~20代女性を中心に絶大な影響力を誇る。最新刊に『共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る』(幻冬舎)。

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しのはら・まこと クリエイティブ・ディレクター。auの「三太郎」シリーズや、イケメン俳優がたくさん登場して話題の花王「アタックZERO」、「UQモバイル」など、好感度の高い数々のCMを手がける。桐谷健太さんが歌う「海の声」や菅田将暉さんの「見たこともない景色」の作詞も担当した。

はらだ・ようへい マーケティングアナリスト。若者やメディアを中心に、次世代に関わる様々な研究を行う。「マイルドヤンキー」「さとり世代」という言葉の生みの親。TVやラジオをはじめ、メディアでも活躍中。著書に『平成トレンド史 これから日本人は何を買うのか?』(角川新書)など。

くりた・のぶよし 社会学者。甲南大学文学部教授。博士(社会学)。主な研究テーマは化粧美容服飾と流行。『マンガでわかる社会学』(オーム社)、『社会学(図解雑学)』(ナツメ社)など著書も多い。『新社会学研究』(新曜社)にて、「ファッション&パッション」を連載中。

※『anan』2019年6月26日号より。取材、文・重信 綾 ©Fernando Trabanco Fotografía

(by anan編集部)

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