佐藤流司が舞台で丸裸に!? レキシのミュージカルに挑戦

エンタメ
2019.03.10
日本の歴史をファンキーなメロディに乗せて歌い、人気を博すレキシの楽曲がなんとミュージカルに!? 3月10日から、愛のレキシアター『ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ』が始まる。

「緩急がすごくて、ジェットコースターみたいな作品です」

佐藤流司

「いろんなオマージュが入った歌詞は面白くて、メロディは耳馴染みがいい。けれど、これを繋げた台本は、強引だなと思うところもあれば、ちょっといい話もあったりと、緩急がすごすぎてジェットコースターみたいなんですよね。いったいここからどんな舞台になるのか、いまの時点では、まったくビジョンが浮かんできません(笑)」

そう話しながらも、困惑というより、どこか面白がっているような表情を浮かべた佐藤流司さん。

「周りは経験豊富な方々ばかり。その中で、自分の芸歴が浅いっていうことが、思いっきり不安です」

これまで、アニメやゲームを舞台化した2・5次元作品を主戦場にし、キャラクター再現度の高さで評判を呼んできた。しかし、ここ数年は、書き下ろしのドラマや映画など、活躍の幅を広げている。

「2.5次元をやっていると、キャラクターに寄せようとするあまり、人間として息づいている感覚が薄れていく。逆に、ストレートのお芝居をやると、呼吸感というか、人間に近づいていく感じがあって。ただ、キャラクターの仮面がないということは、舞台に立っているのは完全に“佐藤流司”ということ。裸を見られているような感覚で、それが怖いっちゃ怖い。しかも今回はコメディ。結構ボケるシーンがあるんですが、東北人の性分として意外とハジけられないので、そこも課題ですね」

しかし、それもすべて自ら想定していたもの。「いまやっている仕事は、どの作品も全部、やりたくて引き受けたものばかり」なのだ。

「去年、マネージャーと話をして、もっといろんな作品、いろんなジャンルの仕事に挑戦していこうと決断したんです。これまでやってきた質の作品とはガラッと違うものを経験したいし、バラエティにも挑戦してみたい。そうやっていろんな現場を経験することで、2.5次元作品に戻った時、舞台がいまより格段にレベルアップしたものになるはずだと。それが最終的に2.5次元というジャンルを盛り上げることにも繋がるんじゃないかと思うんですよ」

そんなふうに考えるようになったのは、「俺の舞台やライブを楽しみにしてくれている人がいるから」。

「お芝居が好きかと聞かれたら、自分のなかではあくまで仕事、という感覚なんです。ただ、昔の自分は、バイトも続かないタイプでしたけど、いま、こうして続けられているのは、応援してくれるファンがいて、信頼してくれるスタッフさんがいて、その人たちを簡単に裏切れないなという思いが強い。仕事として捉えていないと、逆に、自制が利かなくなって、お芝居のことばかり考えてしまいそうなのが怖いんですよね」

佐藤流司

愛のレキシアター『ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ』 35歳になってもニートのこきん(山本)は、ウォルト・レキシーの案内で、夢の国・レキシーランドへ、愛のはじまりを巡る旅に出かけることになるが…。3月10日(日)~24日(日) TBS赤坂ACTシアター 原案・演出・上演台本/たいらのまさピコ(河原雅彦) 上演台本/大堀光威 音楽/レキシ 出演/山本耕史、松岡茉優、佐藤流司、八嶋智人ほか S 席1万1500円 A席9000円(すべて税込み) 大阪公演、追加公演あり。キョードー東京TEL:0570・550・799 https://www.rekitheater.jp/

さとう・りゅうじ 1995年1月17日生まれ。宮城県出身。俳優。バンドプロジェクト・The Brow Beatのアーティスト・Ryujiとしても活動。6・7月に主演舞台Rock Opera『R&J~ロミオ&ジュリエット』に出演。 ジャケット¥54,000 パンツ¥30,000 ビッグシャツ¥24,000(以上TOMORROWLAND TEL:0120・983・522) その他はスタイリスト私物

※『anan』2019年3月13日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・吉田ナオキ ヘア&メイク・yama. インタビュー、文・望月リサ

(by anan編集部)

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