「今までは、相手に求められているものや、みんなが思っているマギー像に合わせて仕事をしていました。でも、もちろん、そこには無理をしてしまっている時もあったんです。そこで、今回の写真集は、“ありのままの自分”を見せることを大事にしました。少し大人っぽいベッドでのカットも気張ったりせず、カメラマンさんと2人になって、その場の空気で流れるように撮っています。見返すと、“私ってこういう顔をするんだ”という発見がありました。人に見てもらうものだから体の見え方はずっと意識していたけど、それよりも、あまり作り込まないように意識するほうが難しかったです。タイトルには、私が家族から呼ばれているあだ名である“ムーン”を入れました。“プライベートの自分”“新しいスタートを切る私”という意味が込められています」
撮影場所や、カメラマン、スタイリストなどのスタッフは、マギーさん自身が選んだ。
「昔ながらの街並みが残る場所で撮りたくてスペインのバルセロナを選びました。パープルのワンピースを着て撮影した修道院は本当に静かで、他の場所とは空気がまったく違い、気持ちよかったです。スタッフさんは、自分がイメージする写真集の雰囲気に合う人たちにお願いしました。一緒にクリエイトする人たちの組み合わせで起こる化学反応が、大事だと思ったんです。実際、撮影はとにかく平和で、楽しかった! みんなで買い物に行って見つけた水着を着ているシーンもあるし、デニムのショートパンツとTシャツを着ているカットは、ロケハン中に撮影したものです。普通、ロケハンはスタッフさんだけでしますが、大好きで離れたくなくてついていきました(笑)」
チームワークがよかったからこそ、いい写真集ができたとマギーさん。
「下着での撮影の前などは、やっぱりピリピリすることもありました。でも、それをみんなが和ませてくれたし、いい空気を作ってくれて本当に助かりました。みんなプロフェッショナルで、スタッフ全員のフィーリングが一致する奇跡に近い撮影ができたし、だからこそ、いい写真が撮れたと思います。一冊の中に、いろんな私がつまっています。ドキッとしたり、にやっとしたり、癒されたり…と、いろんな気持ちを感じてもらえたら嬉しいです」
『new Moon』バルセロナの市街地やビーチ、一軒家などで撮影された現在のマギーさんの姿を、176ページの大ボリュームで収録。女性が憧れる、磨き上げられた体はもちろん、オシャレなファッションも注目のポイント。チャーミングさと美しさを兼ね備えた、大人の女性としての魅力を存分に味わって。宝島社 2200円
マギー 1992年5月14日生まれ。神奈川県出身。モデルやタレントとして活躍する傍ら、アパレルブランド『SURIPSIA』など、さまざまなプロデュースを手がけている。©宝島社/撮影・土山大輔[TRON]
※『anan』2018年11月21日号より。写真・小笠原真紀 インタビュー、文・重信 綾
(by anan編集部)
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