シリアスからコメディまでと、幅広い演技や表情で私たちを惹き付ける俳優の窪田正孝さん。それなのに…?
「ぜんっぜんモテないです。過去のモテ期を挙げるとすれば、中学3年生の時。休み時間にキャッチボールやラグビーをしていると、それを見に来てくれる後輩の女の子がいたくらい。それ以外は一切ございません! 女性にモテるかどうかは、女きょうだいがいるかどうかがポイントな気がします。お姉ちゃんや妹がいる人は、女性とのコミュニケーションが上手。悪気なく、いやらしくもなく、スッと懐に入る。僕は女性に対して、ちょっと構えてしまうので、すごいなと思います」
と言いながらも、好きな人ができたときは、ちょっと違う。
「アピールをする以前にバレると思いますね。好きになったら距離を縮めたくなって近づくし、モヤモヤしている時間がもったいないので“電話しちゃえ~!”って連絡するかも(笑)。それでフラれたら“どうも失礼しました、お幸せに!”と、すぐ諦めます。一か八かなんですよ」
窪田さんが憧れるのは“男にモテる男”。映画『ラストコップ THE MOVIE』で共演している唐沢寿明さんも、そのひとり。
「たとえば、台本のト書きに“涙を流す”とあると、唐沢さんは目に力をこめる。すると、目が血走って赤くなり、涙よりも説得力のある目になるんです。声だけで芝居をするシーンでは、耳で聞いているだけなのに、堪えきれなくなるような気持ちにさせられてしまう。そんな体から出てくるものすべてが“役者だ”と感じさせる職人気質のすごい俳優さんなのに、普段は一切、そういうところを感じさせないのがカッコいい。こんな大人になりたいなと思いました。
唐沢さんとは撮影のあとによくごはんを食べに行ったり、一緒にドライブをしたりもしました。運転してくださるんですよ(笑)。二人とも車が好きなので、その話で盛り上がりました。唐沢さんのように男性の心を掴める人に憧れるのは、そういう人の周りには友だちを超えた仲間たちがいるからだと思います。男にモテる男は、基本的にひとりじゃない印象があって。どんなことでも話せる存在が身近にいることが、モテるということなのかなと。多分、そういう人は寂しがりやだと思います。“ひとりでいるくらいなら、誰かを誘おう”とか積極的にコミュニケーションをとるから、人が集まってくるんだと思います」
窪田さんは寂しがりやですか?
「それがですね、僕はひとりでいることが好きなんです(笑)。モテない理由はそこにあると思います。誰かと感情を共有したり、人に悩みを相談することも苦手です。弱みを見せたくないとかではなく、“この人になら話していいかな”と思えるまでに、すごく時間がかかってしまう。それに、何かひとつのことにのめり込むと、ほかが見えなくなるから、どんどん世界が狭まっていくんです。趣味は車とバイクですが、これも子どもの頃から変わらなくて。高校時代には、“モテる=バイクに乗れる”だと思い込み、誰より免許を早く取ろうとしたくらい。でも、工業高校だから女性が少なく、立ち寄るガソリンスタンドにも男しかいないしで、今考えるとモテ要素がどこにもないんですよ(笑)。と、浅く広くができない、細く長く続けるタイプみたいです。これからは、もっと視野を広く持てるようになることが目標です」
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