「“たまたま電車で隣に座った人が、将来大の親友になるかもしれない”とか、“さっきすれ違った人と、どこか再会して恋人になったりして”とか。私、昔から人との出会いについて、運命とか偶然とか奇跡によって大きく変わるものだな、と考えていて。そんな思いが、『Someday』になりました」と藤原さくらさん。
藤原さんは、昨年、福山雅治さん主演のドラマ『ラヴソング』で、シンガーを夢見るヒロインとして女優デビューもしたアーティスト。待望の新曲が、この季節にぴったりの出会いの歌になった。
「実家に帰ったとき、祖母にどうやってじいちゃんと巡り会ったの? と聞いたら、たくさんの偶然が重なって二人が出会ったことを知りました。私もドラマの世界に飛び込んだことで、絶対に知り合えないような方々と出会えて、運命が変わっていった気がします。その気持ちを歌にしてみようと思いました」
10歳の時にお父さんからギターを譲り受けたことをきっかけに、シンガーソングライターを目指すようになった。父に薦められたビートルズの歌は、ほとんどの曲を歌えるほどコピーし、作曲面でも大いに影響を受けたそうだ。
「でも、ずっと低い声にコンプレックスがあったので、家の中で一人でガンガン歌うだけ。カラオケに行っても下手じゃん、と言われていました(笑)。高校生の時に通ったボーカルスクールの先生に、低い声が個性だから変えなくていいよ、と言われ、明るい未来がパッと開けた気持ちになったんです」
セカンドシングルのもう一曲は、スピッツの名曲「春の歌」のカバーだ。前・後編で公開される羽海野チカ原作の映画『3月のライオン』の後編の主題歌でもある。有名な曲、しかも映画の主題歌というプレッシャーにも臆せず、瑞々しい魅力いっぱいに歌いあげ、オリジナルとは全く別の、藤原さくらの「春の歌」になっていて、胸がキュンキュンさせられる。
「映画の監督さんからは、映画を観終わった後に、お客さんに気持ちよく帰ってもらえるように歌ってほしい、と言われ、私がこの歌を歌う意味をじっくり考えました。私らしいアレンジになっていますし、原曲とまた違った角度で聴いてもらえると思います」
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