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保湿クリームと同じくらい需要!…今からできる「肌の乾燥対策」 #77

文・大久保愛 — 2020.10.8
気温が下がり、肌の乾燥が気になる季節となりました。例年、保湿クリームが手放せない人も多いでしょう。ですが、漢方薬剤師の大久保愛先生によると、それだけでは肌が潤わない場合があるのだそう。そこで、大久保先生が簡単にできる肌の乾燥対策をご紹介します!

【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 77

お肌の乾燥気になりませんか?

肌 乾燥 対策 潤う

肌寒く上着が必要な日が増えてきました。家を出ると冷たい風に乗ってちょっと切なく懐かしい金木犀の香りが本格的な秋を実感させますよね。また、秋の訪れといえば美容にとって大敵な乾燥肌のシーズンの始まりでもあります。手先がひび割れしたり、かかとが割れたり、スネに粉が吹いたり、化粧のノリが悪くなったり…と気になる部分が増えていくかもしれません。外気が乾燥したり、空調の関係で乾燥したりと湿度の低下は気になるところです。

ただ、おこもり生活に夏バテと今まで体をうまく自己管理できていなかった人には、乾燥以外の違う原因も考えられます。その場合には、単純に保湿だけではなかなか改善が見られないかもしれません。そこで、今週はお肌の乾燥対策をする食薬(※)習慣について紹介していきます。

今週は、乾燥肌対策の食薬習慣

肌 乾燥 対策 潤う

乾燥した季節が苦手な人、湿度の高い季節が苦手な人など私たちの体質には傾向があります。湿度が高い季節が苦手だった人はこれから体調は安定していくと思うのですが、こういった体質の人を漢方では、消化の働きをする「脾」が弱い人と判断します。そして、これからの乾燥した季節が苦手な人は、肌や粘膜の働きを担う「肺」が弱い人と判断します。そのため、秋の気候に弱い人は漢方で考える「肺」を強化していく必要があります。

ただ、なかには、おこもり生活や夏バテなどで体調管理ができず「血」が不足して乾燥している人も多いです。たちくらみ、イライラする、不安感がある、爪が割れやすい、髪の毛がパサつく、物忘れをする、寝つきが悪い、動悸がする、舌や舌瞼の裏側が白いなどといった不調を感じる人は「血」が不足している可能性があります。

そこで、日頃の保湿と並行し、お肌の新陳代謝を高める「血」を補う食薬が大切です。今週食べると良いのは、【ブリのごま醤油漬け】です。

今週食べるとよい食材:ブリの胡麻醤油漬け

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あったかいご飯に、寒い時期が旬のブリを使った漬け丼で体の中からできる乾燥肌対策をしてみてはいかがでしょうか。

食べるとよい食材:ブリ

ブリは、寒くなるにつれて脂がのってうまみが増していく食材です。「血」を補うために必要なタンパク質、ビタミンB12、鉄を含んでいます。また、かゆみなどアレルギー症状の緩和につながるオメガ3脂肪酸や免疫を高めるビタミンDも含んでいます。調理せずともお刺身でも食べられるので、手軽に取り入れることができます。 

食べると良い食材:ごま

ごまは、漢方で体を潤す食材として有名です。乾燥肌が気になるときには、ごまをたっぷりとりいれてみましょう。ただ、ごまの殻は硬いのでそのままでは栄養の吸収が非常に悪いです。そのため、食べる直前にすりごまにして取り入れるとタンパク質、ミネラル、ビタミン、ゴマリグナンなどの栄養素の吸収が高まります。

おすすめレシピは、ブリのごま醤油漬けです。醤油:みりん:すりごまを1:1:1であわせてブリの刺身を1時間程度漬け込んで、ネギや紫蘇、ワサビ、海苔などを散らしたら完成です。お醤油にニンニクを漬けこみ、ニンニク醤油を使っても美味しく仕上がります。

乾燥肌は、「血」の不足由来の場合、いくら保湿クリームを塗ってもその場しのぎにしかなりません。体の中からお肌の材料となるものをしっかり補い対策をとっていきましょうね。

※食薬とは…
漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか? 1か月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。

月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。

つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。

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大久保 愛 先生
漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、近著に『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』がある。
公式LINEアカウント@aika

https://aika-inc.co.jp/

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