いつもアソコはヌルヌルなのに…27歳女性がエッチで「全然濡れなかった衝撃的なワケ」

文・三松真由美 — 2023.8.10
現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、大好きな彼との旅行でいいムードのなかエッチに突入したが、お股が全然濡れなかったという27歳女性。三松先生のアドバイスは…?

うらら(27歳)、軽井沢旅のエッチで気まずくなっちゃった。夏は〇〇レスに気をつけよ!

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【レスなひとびと】vol. 212


「ついたー!」

待ちに待った夏休み。うららは彼の貴彦と一緒に、軽井沢で過ごす予定だ。
ふたりで旅行をするのはこれが初めて。今日のうららは、真っ白なロングワンピに、麦わら帽子にカゴバック。貴彦はさわやかな白シャツで、さりげなくリンクコーデ。お天気もよくって、最高のバカンスの始まりだ。

「じゃ、うららが乗りたいって言ってた自転車、乗るか!」

軽井沢に到着して、ふたりがまず向かったのは、自転車レンタルショップ。TikTokで紹介されていた、ふたりで漕げる自転車を貸してくれるお店だ。

「やば、めっちゃ見られてるじゃん」

「この自転車選ぶ人、他にいないの? 動画、バズってたのになあ」

うららと貴彦が選んだ長い車体の二人乗り自転車は、まわりの注目を集めまくり。バランスを崩さないように、毎回「せーの!」で漕ぎ始めるのが、かなり楽しい。

森をサイクリングしたあとは、老舗の有名店でカレーを食べて、モカソフトも食べた。冷たくって、喉の渇きが癒やされる。楽しすぎるぞ夏休み。SNSの反応楽しみ。

15時にホテルにチェックイン。夕食までは3時間くらいあるから、のんびり休憩タイムだ。

「軽井沢、最高だねっ!」

ふたりでベッドにダイブして、抱き合う。今日は朝早くから一緒にいたけど、ふたりきりになる瞬間がなかったから。
正直ずっとガマンしてた。心なしか、東京でやるイチャよりドキドキしてる気がする。

「ねえ、貴彦」

「ん? する?」

貴彦はちょっと意地悪に笑って、覆いかぶさってくる。キスをしながら、ワンピースと下着を脱がせてくれて、ついに貴彦の手がうららの股間に下りてくる。

とたん、貴彦の表情が曇る。

「どうしたの?」

「いや、えっと…」

なんとなく気まずいムード。なんだなんだ? うららは自分でアンダーヘアに手をやる。えっ? 全然濡れてない。

いっつもヌルヌルで、逆に「こんなに濡らして、ずっとしたかったの」って、からかわれちゃうくらいなのに。今日だって、こんなにしたいって思ってるのに。
貴彦のペニ君も、テンション下がって、しゅんとしちゃってるではないか。

「えっ、ちょっと待って。貴彦、触ってみて」

貴彦の中指を誘導する。触ってみてもらうけど、なかなか濡れてこない。濡れてこないから若干痛い。本格的に気まずくなってくる。

さっきまで完璧なバカンスだったのに、一体なんでよ。


【三松さんからのコメント】

うららさん、お水、飲んでますか? 夏にエッチするなら、水分補給は必須ですよ。熱中症対策だけでなく、フェムゾーンウルウル対策のためにも。

つい楽しくって、ろくに水を飲まずに遊びまわっちゃうと。いざエッチのときに、水分不足でカラッカラになっちゃいます。かくいう私も南のリゾートでエメラルドの海に魅せられて、お水あまり飲まずに1日中お魚と戯れて人魚気分でいたら、夜…。

「尿道痛いよーー」の急性膀胱炎に。発熱激痛でフランス人のお医者さんを島に呼ぶはめになったという大事件。

「ハネムーンで、お嫁さんがよくなる病気です。ビューティフルな海で遊んでると、お水飲むの忘れるみたいで」
と…、おそらく言ってた。フランス語なまりの英語で聞いたから知らんけど…。

もちろん、水を飲むことだけがフェムゾーンのうるおいに直結するというわけではありません。ストレスが溜まっていたり、緊張していたりで濡れないこともある。

でもうららさんの場合、とてもリラックスした状態だし、エッチもしたいと思っている。もしかしたら「いつもよりドキドキ」は、脱水症状による動悸だったのかもしれません。

潮を吹くために、お水や清涼飲料水をいっぱい飲むワイルド女性もいるのです。フェムのしっとり具合と水分補給は、関係ないとは言えません。
避暑地だといえ、外を歩き回っていると、想像以上に汗をかいているもの。水分補給は忘れないで。

それから、やっぱり人間、いつも同じカラダの状態というのはありえません。いつもの「こんなに濡らして」のやりとりができなくて、ふたりとも慌ててしまったかもしれませんが、落ち着いてね。

お互いを大事に思っていることを伝えつつ「もしかしたらカラダの状態がこうだったのかもしれないね」と話せる関係を作っていって。GoogleにでもチャットGPTにでも、質問してみればいい。二人で愛の検索を。

「水分補給レスで、エッチが妨げられては悔しいじゃないか。快適エッチのためにもお水をグビグビ飲んで、潤いフェムをめざしましょう」

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三松 真由美 
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。


恋人・夫婦仲相談所のオフィシャルサイト令和バージョン!!
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『相互アリバイ妻 ママ友同士で浮気のアリバイ作ってます』(KADOKAWA)
原作:三松真由美 漫画:カナメキヌコ
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©skynesher/Gettyimages