マジでえげつない…「エッチ中の臭い」に悩まされた男の悲劇

文:三松真由美 イラスト:犬養ヒロ — 2019.10.31
現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、合コンで意気投合した美女とベッドインできたアラサー男子。いざエッチに突入するも強烈なある臭いに股間がソフト化してしまい…。三松先生が、特に秋冬に注意したいにおいについて、警告します!

【レスなひとびと】vol. 53

翼(32歳)香りマナーレス女とお風呂に入らずエッチした悲劇の夜

翼は張り切っていた。眉毛カットのチェーン店で眉毛を整えるほどの気合。美女が多くて有名な広告会社と合コンだから。

汐留の夜景が見えるおしゃれダイニング。揃った面々をさりげなく見る。OL艶髪清楚系、キレイ目上品お姉さん系、センス良しちょいギャル系、ゆるふわプリティ系と、見事にタイプの異なる女子4名。

これは期待できる。男性陣4人は、机下で無言のガッツポーズ。幹事である翼はちょいギャル系の麗子にターゲットを定め、男子側LINEグループで牽制。

「おれ、麗子ちゃんいくわ」

表面が少し割れたスマホを使うのを見て「ゆるいな」と予測。1番持ち帰りやすそうだと判断した。

「麗子ちゃん、楽しんでる? 俺はさ、ちっこいけど……広告会社に勤めてて、同業なんだ~!」

フレンドリーな麗子とはすぐ打ち解けた。服もメイクもイケてる。スタイルもいいし、胸はDカップくらいか。

「このあとふたりで抜けようよ」

答えはないが、ニッコリしたからOKということだ。ラブホネットでゴージャス部屋の予約完了。30分後、タクシーでラブホに到着。まずキングベッドにドスンと座り込む。「こっちおいでよ」と手招き。異変に気づいたのは次の瞬間だった。

(え、なに!? メチャくさい。キムチとラッキョウが一週間放置されたみたいな、えげつない臭い……)

麗子はロングブーツを脱ぎ、キレイな生足を伸ばしている。

冷房を入れて気をまぎらわせる。

Dカップが揺れる。シャワーなど浴びてる場合ではない。ベッドに寝かせ、覆いかぶさる。

やっぱり顔がモロ好み。ブラジャーをやさしく取る。ボワンと揺れるたわわなおっぱい。ああ、すでに股間はキンコンカン。

おっぱいの先を口に含む。口触りがいい。おっぱいって独特の香りがする。人によって違うんだ。なんせ、翼は8人くらいのおっぱいの香りを知っている。

また異変を感じたのは中盤戦。

脇を舐めようとした途端、ツンとした匂いが鼻孔を突き破る。さらにアソコからも強烈な異臭が風に運ばれてくるではないか。

「ね、ここ舐めて」

麗子が恥じらう。

普段なら最高のシチュエーションが、翼にとって難攻不落なダンジョンへと一変した。

まさかしばらく風呂に入っていない? いや、おっぱいはいい香りだった……。

そこからは記憶が途切れ途切れだ。匂いが気になり没頭できない。ついに股間はソフト化した。

戦場をお風呂場に移し、必死に戦う。

「最後までできなかったなんて、女子グループラインに流されたらカッチョ悪い」

しかし、無理だ。股間が言うことを聞いてくれない。

「ごめーん。明日朝一プレゼンあるから、帰って寝ないと」

ごまかしながら部屋を出ようとした。

その時!

入り口のロングブーツからあふれ出る異臭。軽い吐き気。ああ神よ……よろめく。暗転。

「なあ翼、来週の合コンだけどさ」

「モウオレ、ゴウコンイカナイ、コワイ」

それ以降、翼は外見で女子を選ぶことをしなくなった。


【三松さんからのコメント】

大人のマナーのひとつ、それは香りです。日常生活はもちろん、夜の生活時に、とても重要なこと。ワキ汗はスプレーやロールオンなどでカバーできます。しかし、膣や足のにおいは、日頃のケアが重要になってきます。

とはいえ、体臭は自分ではそこまでわからないので、おかあさんや姉妹に忌憚なき意見を聞きましょうね。「あんた、臭いよ」と女子友でも、なかなか教えてくれませんもの。

”ズボラびと”ですと、パンツを24時間以上はくことがあるようですが、24時間が経過したパンツの中は不快な匂いに変わることが、科学的にわかっています。今は匂いを測定する機械もあるので、気になる人はチェックしてみてもいいかも。

私の周りの男子会調べですが「膣臭がきつい女性とエッチして爪の中に臭いがこびりつき、3日間、手が臭かった」と告白してくれた人がいます。地獄の3日間。

膣の匂いケア専用のソープやオイルも探しましょう。『iroha』のインティメートはスッキリします。大事な日に備えて、日々お手入れしておけば、いざという時、秘部がお花のような香りに……。

注意点として、匂い好き男性もいるので、そこはお付き合いするうちに聞き出して柔軟対応してください。アムールの国、フランスの人々は匂いもセックスの重要アイテムととらえ「ベッドの前になぜ風呂へ入るのか? ジュテーム」と言う人もいるそうな(筆者海外友人調べ)。

「女子に告ぐ。メイクや服だけ頑張ってもいい男は落とせない臭い管理は怠るな! 24時間同じパンツ履くな」

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三松 真由美 
恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。日本性科学会会員。ED診療ガイドライン作成委員。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。

恋人・夫婦仲相談所のオフィシャルサイト令和バージョン!!
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三松真由美監修ブイチューバー『保健室の未遊先生』 
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