必死な姿がかわいすぎ…猫さまが2本足で歩くほど夢中になること
取材、文・Manabu Matsunaga — 2022.11.23
フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第81回目はヨーロピアン三毛のメイ(Mai)さま。
サプライズでやってきた猫さまの物語
【フレンチ猫さま】vol.81
猫さまの話をもっと聞かせて!
メイさまは9歳の女性猫さま。

私はパリ11区のアパートに住んでいます。今はロンドンに住んでいる飼い主の息子が高校生の時、当時の彼女が息子への誕生日にサプライズプレゼントとして私を連れてきてしまいました。それからはずーっとここに住んでいます。

5月生まれなのでメイと名付けられました。飼い主が起きてくる前から、なにも言わずにジーっとご飯を待っています。昼は自分のお気に入りの場所であるタンスの上やピアノの上で、窓の外を見たり高いところに登って寝たりして過ごします。夕飯後は飼い主がソファーに座ると膝に乗って甘えます。

ツンデレ、怖がりと言われていますが、自分では猫らしい猫と思っています。

飼い主から見たメイさまとは?
もともとはロンドンに住んでいる息子の猫で、息子がたまにパリに戻ってくるとメイも嬉しそうです。

遊び心もあって最近はトンネル(トンネルの反対の穴から紐や猫じゃらしで誘ってもらう)遊びが気に入っています。

可愛いと思うところは、丸い目と眉間に皺を寄せて悪い顔をするところ…。虫を捕まえることも得意なのですが、ハエを捕まえようと必死になって2本足で歩いています。一緒にいて面白い瞬間が多く、本当に癒されています。
今は子ども達が独り立ちしたので、3人目の子どもだと思っています。

――パリとロンドンは近いので息子さんはよく実家に帰ってくると聞きます。そんな日を心待ちにしているメイさまは、今日も首をながーくして息子さんの帰りを待っていることでしょう。
取材、文・松永学