
肌の露出が増える季節になると、特に気になるのが「背中」 「ウエスト」「お尻」のムダ肉。そんな厄介なムダ肉がつきにくい体をつくるためには骨と筋肉の間にある膜=「骨膜」をほぐすのが近道。原因を根本から解決する最新メソッドをご紹介します。
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骨膜をほぐして代謝アップ。根本改善でムダ肉撃退へ
背中やウエスト、お尻などについてしまうムダ肉。撃退のカギは「骨膜」にあると、柔道整復師のうちだゆうじさんは言う。
「骨膜とは、骨と筋肉の間にある膜のことです。現代人は長時間に及ぶデスクワークなどで姿勢が崩れがちですが、それにより筋肉はもちろん、骨膜も硬くなってしまいます。骨と筋肉をつなぐ骨膜がこわばると、筋肉の可動域が狭まり、関節の動きも悪くなる。ひいては運動効率が下がり、ムダ肉がつきやすくなってしまいます。また、いくら筋肉をほぐしたり、運動をしたりしても、骨膜が硬ければ運動効率は上がりません。根本原因である骨膜を緩めることが、ムダ肉撃退には不可欠です」
うちださんが提唱するのは、まずはマッサージで骨膜をほぐし、さらにストレッチで骨格を正しい位置に戻すという2つのプロセスでの改善方法。
「このメソッドの目的は、骨格から姿勢を正すこと。姿勢が良いと筋肉の可動域が広がり、関節の動きもよくなって、日常の動作をしているだけで代謝がアップ。また、姿勢が改善することで深い呼吸をしやすくなり、代謝が向上。複合的な効果でムダ肉がつきにくくなるのです」

骨膜があるのは筋肉の下。意識しなければ届かない
皮膚の下に脂肪、筋膜、筋肉があり、その下に骨膜が位置する。「筋膜や筋肉へのアプローチは、いわば表層部分。深層の骨膜をほぐすことが、根本改善に」
CHECK!

座り方を変えるだけでもムダ肉はつきにくくなる!
ポイントは、座る時に坐骨(左右のお尻の下にある少し尖った骨)を意識。「3ステップあり、1でお尻を突き出し、お辞儀するような姿勢に。2で坐骨を座面に突き刺すように座る。3で上半身をゆっくり起こす」
背中のムダ肉を撃退!
アプローチするのは肩甲骨。ここをほぐせば背中の筋肉がスムーズに動き、脂肪燃焼効率◎。
前から後ろから、肩甲骨を緩める

ステップ1で肩甲骨の骨膜を緩めつつ、背骨から脇腹の筋肉を刺激。ステップ2では二の腕の後ろ側、ステップ3では前側の筋肉を骨膜から緩めて、肩甲骨を柔軟に。
ステップ1|背中をほぐしてムダ肉をつきにくく
まずは肩甲骨の骨膜を緩め、背骨の位置を整えることからスタート。背中を動かしやすくなり、代謝アップ
マッサージ

背中をほぐして背骨と肩甲骨の動きをしなやかに
左腕を上げ、右手の親指をワキの下に入れて、人差し指~小指で背中側の肩甲骨を掴む。その状態で肩を外側に回す。反対も同様に。
ストレッチ

① 右手を頭の左ななめ上につき、左足を1歩後ろに引く。
壁との距離は50cmほど。右手は頭よりも高い位置に置くことが、②の効果を上げるコツ。
② 体重を右ななめ下に落としながら、脇~腰を伸ばす。
体重を落とす時は、骨盤を右下に引っ張るようなイメージで行うと◎。反対も同様に。
ステップ2|腕の後ろ側を緩めて代謝を促す
肩甲骨のこわばりには、二の腕の裏側の硬さも影響している。上腕骨の骨膜をほぐして、肩甲骨の動きをスムーズに。
マッサージ

腕の後ろ側に圧をかけつつマッサージ
右手の人差し指~薬指を左腕の二の腕の後ろに置く。骨に当たるまで押し込んだら、上下に揺らす。反対も同様に。
ストレッチ

① 右足を大きく1歩後ろに引き、左ひじを壁につく
壁から1足分ほど離れた位置に立ち、右足を大きく1歩後ろに引く。左ひじは頭の高さに。
② 左ひじを曲げ、手を背中につける
左ひじに体重を預けつつ、ひじを後ろに曲げて、腕の後ろ側をよく伸ばす。反対も同様に。
ステップ3|腕の前側を刺激してさらに代謝を促す
二の腕の後ろ側をほぐしたら、前側にもアプローチ。巻き肩の改善につながり、肩甲骨をより動かしやすく。
マッサージ

指で圧をかけて、腕の前側をほぐす
右手の人差し指~薬指で、左の二の腕の前側から骨に向かって圧をかける。ひじから肩へ指をズラしながら行う。反対も同様に。
ストレッチ

① 左腕を肩の高さまで上げて前に伸ばす
手首を曲げ、手の平を正面に向ける。腕をぴんと伸ばして、腕の前側や手首、指先の伸びを感じよう。
② 左腕を開き、伸ばしたままキープ
左腕を肩の高さにキープしつつ真横に開いて、手首から肩の内側までストレッチ。反対も同様に。
教えてくれた方
Profile
うちだゆうじ
柔道整復師。「旅する整体師」として、これまで1万人以上を治療。著書に『姿勢改善でやせ体質に大変身!重要なのは筋肉より骨膜すごい!骨膜ダイエット』(KADOKAWA)など。
写真・中島慶子 スタイリスト・城田望(KIND) ヘア&メイク・川嵜瞳 モデル・オルダーソン英鞠 イラスト・加納徳博 取材、文・保手濱奈美
anan 2501号(2026年6月24日発売)より






























