くびれ作りのカギは、何を、どういう順番で食べるかだった!? 驚異のウエスト50cmを作り上げた安井友梨さんに、みるみるくびれが育つ“ベジパフェ”の極意を教わりました。
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1週間でくびれる!? 目も舌も喜ぶベジパフェ。
「美しいくびれを手に入れるには、運動よりも食事が大切。消化・吸収がよく、内臓に負担をかけない“ベジパフェ”がくびれを育てます」
そう語るのは、半年間でウエストマイナス30cmを達成し、ビキニフィットネス世界一の称号を持つ安井友梨さん。
「ベジパフェは、消化に時間がかかるタンパク質を下に、消化の早い野菜を上に重ね、上から順に食べることで内臓にやさしい構成になっています。サラダだと飽きてしまう野菜も、パフェ仕立てにすることで、見た目も気持ちも満足できるんです」
ベジパフェの魅力は自分の体調や好みでアレンジできる点。
「7日間のレシピは順番通りに食べなくてもOK。“むくみが気になるから緑”など、その日の体調や気分に合わせて選んでいいし、苦手な食材があれば別のものに置き換えても大丈夫。完璧でなくていいので続けること。まずは1週間試してみて。腸内環境が整って便秘も改善されるので、ウエストマイナス5cmを目指せるかも!」
【安井流】くびれのためのベジパフェルール
非加熱+発酵で内臓疲労を回復
消化・吸収しやすい生食と発酵調味料で胃腸にやさしく。
葉野菜はタンパク質の宝庫
野菜の中でもタンパク質豊富な葉野菜はたっぷり食べて。
食べる順番が超大事!
フルーツ→野菜→タンパク質の順に食べると消化がスムーズ。
消化を妨げない水分の摂り方
水分は食事の30分前か、食後30分経ってから摂取する。
くびれる、タンパク質摂取法
タンパク質は塩麹や醤油麹に漬けたり、よく噛んで食べる。
ベジパフェに欠かせない発酵常備菜の作り置き5選
ベジパフェの土台となる発酵常備菜を5つご紹介。どれも1週間は日持ちするので、週末にまとめて作っておけば、平日のベジパフェ作りが時短&簡単に。
基本の調味料
まず、常備しておきたい調味料をご紹介。すべて市販品でOK!
・甘酒(米麹から作った無加糖タイプ)
・味噌
・酢
・梅干し
・醤油麹(非加熱)
・塩麹(非加熱)

1、コク旨ごまだれ
【材料】(作りやすい分量)
練りごま(白)…大さじ2(※上部にたまった油は入れない)、醤油麹…大さじ2、甘酒…大さじ2、酢…大さじ1、生姜、にんにくのすりおろし、大葉、ねぎのみじん切り…お好みで
【作り方】
材料をすべて混ぜ合わせる。

2、きゅうりサルサ
【材料】(作りやすい分量)
きゅうり…1本、玉ねぎ…1個、パプリカ(赤・黄)…合わせて1個分、セロリ…1本、大葉…10枚、アボカド…1個、青唐辛子…お好みで、レモン汁…大さじ3、黒こしょう…少々
【作り方】
1、野菜はすべて細かく刻む。
2、ボウルに入れ、レモン汁、こしょうを加えて混ぜる。

3、発酵豆腐、発酵ゆで卵
【発酵豆腐・材料】(作りやすい分量)
豆腐…1丁(200g)、醤油麹…大さじ1、甘酒…大さじ1
【作り方】
1、豆腐はキッチンペーパーに包み、皿などで重しをして水気を切る。
2、1に醤油麹と甘酒を塗って保存容器に入れ、冷蔵庫で1日寝かせる。
【発酵ゆで卵・材料】(3個分)
卵…3個、醤油麹…大さじ1、甘酒…大さじ1
【作り方】
1、鍋に水を入れ火にかけ、沸騰したら卵を入れて7分ゆで、冷水にとる。冷水にあてながら殻をむく。
2、1に醤油麹と甘酒を塗って保存容器に入れ、冷蔵庫で1日寝かせる。

4、発酵ザワークラウト
【材料】(作りやすい分量)
キャベツまたは紫キャベツ…1個(500g)、にんじん…1本、玉ねぎまたは赤玉ねぎ…1個、生姜…1個、塩麹…大さじ3、黒こしょう…少々
【作り方】
1、塩麹、こしょう以外のすべての材料を千切りにする。
2、ボウルに1を入れ、塩麹とこしょうを加えてよくもみ込みながら混ぜる。水分が出てきたら、水分ごと保存袋に入れて冷蔵庫で保存する。すぐに食べられるが、酸味が出てきたら食べごろ。

5、豆乳ヨーグルトクリーム
【材料】(作りやすい分量)
豆乳ヨーグルト…400g、レモン汁…大さじ1、塩麹…大さじ1
【作り方】
1、ボウルに材料をすべて入れ、混ぜ合わせる。
2、ふきんやキッチンペーパーを敷いたザルを、ひと回り小さめのボウルの上に重ねる。コーヒーフィルターをセットしたドリッパーでもOK。1を流し入れてラップをし、水気がなくなるまで3時間以上水切りする。
赤紫パフェ
“飲む輸血”と呼ばれるビーツや、肌を紫外線のダメージから守ってくれるトマトで美肌に!


【材料/1人分】
ビーツ…好みの量、赤パプリカ…好みの量、発酵ザワークラウト…好みの量、トマト…1/4個(好みの量でよい)、きゅうりサルサ…好みの量、
【ビーツソイヨーグルトクリーム】
豆乳ヨーグルトクリーム…適量、レモン汁、塩…各適量、ビーツ…少量
【作り方】
1、ビーツはスライサーなどで細切りにする。
2、赤パプリカは細かく刻む。
3、トマトは細かく刻み、きゅうりサルサと混ぜ合わせる。
4、ビーツソイヨーグルトクリームを作る。ビーツを細かく刻み、そのほかの材料と混ぜ合わせる。
5、容器に、1、発酵ザワークラウト、2、3、4の順に盛りつける。
教えてくれた方・安井友梨さん
Profile
ビキニフィットネスアスリート。ウエスト50cmのくびれ女王。2015年、30歳からトレーニングを開始し、’24年に日本人初のビキニフィットネス世界一に。おはぎを年間2000個以上食べるというおはぎマニアとしても有名。
anan 2451号(2025年6月18日発売)より