Z世代の悩みの分析も! 大学生による、フェムケア啓発プロジェクトに迫る

ウェルネス
2025.03.06

2つの女子大学で、フェムケアの啓発プロジェクトが進行中。それぞれどんな活動をしているのか、その内容にフォーカス!

SHARE

  • twitter
  • threads
  • facebook
  • line

大学生によるフェムケアプロジェクトがアツい!

【日本女子大学 Be free.】有志メンバーが集まり、情報を発信中。

日本女子大学のJWU社会連携科目から派生した学生有志チーム「Be free.」は、フェムケアの啓発活動を通じて女性がより自由に活躍できる社会の実現を目指している。そのリーダーを務める2年生の佐々木美羽さんに、活動内容を聞いた。

「2023年6月に発足し、現在は27名で活動しています。’23年度は食品メーカーの明治様や繊維メーカーのシキボウ様と連携し、Z世代に向けた新たなライフスタイルを提案。本大学の生協ブースでプロモーション活動を行いました。’24年度は、イオンモール様の広場をお借りして、生理・妊娠・更年期など広い意味でのフェムケアに焦点を当ててパネル展示を実施。女性の体の変化を通して、互いを思い合えるきっかけ作りの場となることを目指しました」

現在も情報発信しながら、正しいフェムケアの知識を増やすために日々勉強中だそう。

イオンモール主催の「オモイアイフェス‐あなたとわたしのフェムケア‐」に、協働パートナーとして参加。イベントコンセプトの考案から関わり、乳がんの触診体験や吸水ショーツの選び方を説明するブースなどを展開。

明治に「大学生にとっての食を通じたケア」を提案。

企業と連携して様々なワークショップを開催。

4月以降に「Femlink Lab.」で執筆した記事が公開予定!
明治の啓発プラットフォーム「Femlink Lab.」に、“ハハとムスメの生理コミュニケーション”をテーマに「Be free.」メンバーが学生や母親などに行ったアンケートを基に執筆した3編の記事が公開予定なのでお楽しみに。https://www.meiji.co.jp/learned/femlink-lab/

【武庫川女子大学 #GIRLS HEALTH~女の子の毎日をもっとHappyに!~】「KANSAI COLLECTION」でアンケートを実施し、Z世代の悩みを分析。

「昨年7月に、経営学部高橋ゼミの学生を中心に15名のメンバーで活動を始めました」と話すのは、リーダーを務める3年生の藤本陽夏さん。

「私も含めて、フェムケアに対する認知や理解が低いメンバーばかりだったので、まずは昨年8月開催の『KANSAI COLLECTION(関コレ)』で、来場者にアンケートを実施してZ世代女子の悩みを分析しました。またフェムテックやフェムケアの商品の開発やサービスを展開する企業5社と連携し、製品の魅力やフェムテックに関する現状などを教えていただき、Z世代女子に訴求するためのアイデアプロモーションも企画しました。その成果を3月2日開催の関コレで発表しました」

さらに本プロジェクトのInstagramを開設し、まだまだ自分ごと化できていないZ世代に向けて、正しい情報を広く普及する活動も行っている。

花王をはじめ、連携している企業が大学を訪れ、「フェムテックレクチャー・ワークショップ」を随時開催。

関コレの来場者に向けて、「ココロとカラダに関するアンケート」を配布し、734名の回答からZ世代の悩みを分析。

「関コレ」でブースを出展。
3月2日に実施された「KANSAI COLLECTION 2025 SPRING&SUMMER」でフェムテック・フェムケアブースを設置。来場するZ世代女子に向けて、啓発冊子の配布、参画企業のサンプリングなどを実施した。その関コレの様子はもちろん、過去の活動内容や情報をInstagram(@femtech_mwu)で発信中。

写真・村上未知 取材、文・鈴木恵美

anan2437号(2025年3月5日発売)より

MAGAZINE マガジン

No.2437掲載2025年03月05日発売

今、わたしたちにできること。

特集は“いま、私たちにできること”。SDGsやエシカルという価値観が定着して久しいですが、自分レベルで実践できる地球にやさしい情報をアップデートしてお届けします。第2特集はフェムケア。CLOSE UPは笑福亭鶴瓶さんと重岡大毅さん。Travis Japanカレンダーへの道には川島如恵留さん、Aぇ! groupプレ連載には小島健さんが登場します。

詳しくみる マガジン一覧

PICK UPおすすめの記事

MOVIEムービー