10月15日発売のanan 2467号「トレンド大賞2025」内の今田美桜さんの表紙&中面グラビアを担当しました。約2年半ぶりに表紙に登場していただく今回は、今田さんの“凛とした美しさ”をフィーチャー。“飾らない強さ”“マニッシュな横顔”“媚びない自分らしさ”をテーマに、イマドキのハンサムな女性像を切り取る、3パターンの衣装を用意しました。
まず初めに撮影したのは“飾らない強さ”をテーマにした、水色のシアーシャツにデニムを合わせたリラックス感漂うスタイル。デニムに白のTシャツを合わせたコーディネートもご用意していたのですが、撮影前のフィッティングの際に「シャツ×デニムが、一番私服に近いです」と今田さん自身からご提案が。そんな普段のスタイルに近いコーディネートということもあり、真っ白な布を敷いたセットの前で、寝転んだり、柔らかく微笑んだり、ふと視線を外したりと、今田さんの自然体の表情を撮影することができました。お天気のいい日だったこともあり窓から差す光に、途中まぶしそうな表情を浮かべる場面もありましたが、そんな少しまぶしそうな表情も愛らしい今田さん。ナチュラルなメイクとラフな衣装によってより引き立つ、今田さんの飾らない美しさにぜひ注目してご覧ください。次に撮影したのは、カーキのビッグシルエットのシャツ×パンツにネクタイを合わせた“マニッシュな横顔”がテーマのコーディネート。髪もゆるっと無造作にまとめ、今季トレンドのメンズライクなスタイルにお着替えを。ネクタイの色や背景の色をどうするか、撮影中にスタッフ間で悩むことも多く、お待たせする時間も発生してしまいましたが、嫌な顔ひとつせず、スタッフに協力してくださった今田さんのおかげで、素敵なショットに仕上がりました。この衣装ではキュートな笑顔はもちろん、カメラを真っすぐに見つめるクールな佇まいを中心に撮影しました。普段の愛らしい今田さんのイメージとは一味違う、ハンサムな表情はハッと息をのむほどの美しさ…! その強い眼差しに惹かれ、表紙のカットにもその中の一枚を採用させていただきました。
最後に撮影したのは“媚びない自分らしさ”をテーマにした、黒のロングワンピース×ヘアにリボンをつけたフェミニンなスタイル。足元にはエンジニアブーツを合わせ、ハンサムな印象を残したコーディネートに。背景はブラックの布を敷き、全体をクールにまとめました。「衣装はフェミニンですが、表情やポーズは媚びない女性像を体現したいです」と編集部から撮影のイメージを伝えると、こちらの意図をすぐに汲み取り、あえて膝を立てたり、鋭い視線でカメラを見つめたりと、その世界観を作ってくださいました。俳優・今田美桜の高い表現力を感じる三者三様、3つのシチュエーション&衣装で魅せる表情の数々はどれも必見の美しさです。愛らしさと強さを持ち合わせた、今田さんの新たな魅力を引き出すスペシャルなグラビアをお楽しみに!(KS)

コーディネートのポイントであるエンジニアブーツがチラッとのぞくよう、ブラックの布の下に箱を仕込み、高さを調整しながら撮影。足元が自然と見えるようにポーズをしていただきました。