姿勢の保ち方と環境作りに工夫を。
『イデーショップ 自由が丘店』副店長の中根綾香さんによると、仕事に集中するには姿勢と環境を整えることが大切。
「姿勢については、足裏が床につき膝から下がまっすぐになっていることと、キーボードに手を置いたとき、肘の高さが手首より少し上にあることがポイント。椅子やデスクの高さを調整して、よりよい姿勢を模索しましょう。環境については、照明の色を集中力が高まる青寄りにする、TVなど気が散るものを視界から外すようにするといいですよ。ワーキングデスクの上に、レモンやペパーミントなど集中力がアップするといわれるアロマの小物を置くのもおすすめです」(中根綾香さん)
集中力が切れたときは、ワークスペースを移動して、リフレッシュするのもひとつの手段。
「持ち運びできるデスクライトやミニデスク、仕事道具をひとまとめにできるワゴンなどがあれば、家中どこでも仕事ができちゃいます。狭くてワークスペースが作れないという人にも便利だし、ノマドワーカーのように仕事場を移動すると、アイデアが出やすくなるという話もよく耳にします」(スタイリスト・中根美和子さん)
集中できないときはあえてソファに移動。
膝の上に置けば、ノートPCのデスクに。持ち運びに便利な持ち手つき。ふかふかクッションが脚にフィットするから、長時間作業をしても苦にならない。ジャーナルスタンダードファニチャー クッションテーブル カーキ W450×D300×H110mm¥7,500(LOHACO https://lohaco.jp/) ウッド三脚スツール¥40,000(TITLES TEL:03・6434・0421)
“スタンディングデスク”で仕事する。
ネジを使わず、くさびで板を好きな高さに固定できるシステム家具。立ったまま仕事をすると、集中力が増す、正しい姿勢をキープしやすい、などのメリットがあるといわれる。デスク天板¥27,000 棚板¥20,000 脚 115×2本セット 各¥15,000 組み立て時:W850×D500×H1150mm(以上ムーべ/ラウンドロビンhttps://store.roundrobin.jp/)
仕事道具は一か所にまとめておく。
文房具やノートPCなどの仕事道具をワゴンにまとめておけば、片付けや移動が楽。仕事を始めるとき、ダイニングデスクの上にあるものを一時的にまとめられるカゴがあっても便利。180度回転するトレイやサイドポケットなど、収納が豊富。ボビーワゴン2段2トレイ W430×D420×H525mm¥36,000(B-LINE/リビング・モティーフ TEL:03・3587・2463)
PCスタンドで目や首に優しい角度に調節。
仕事に集中するには、ノートPCやタブレットの角度を調整して正しい姿勢をキープすることも大切。こちらは、25、45、60度の3段階に調節が可能。スタンディングモードにしてデスクに乗せれば、立ち仕事も。薄くて軽くてポータブル。書類と一緒に収納できる。MOFT Z収納時:W279×D239×H12.7mm¥6,346(MOFT sales@moft.us)
デスクライトで仕事効率を上げる。
2段階に調光できる、自然光に近い照明。USB給電とコンセントつきで、スマートフォンなどの充電が可能。デスクを整理整頓できる。アームとヘッドを動かして、必要なところを照らせる。電源がつかえるデスクライト ベース付 MJ-DL1B アーム垂直、シェード水平時:W160(ベース部)×D210(ベース部)×H480mm¥6,355(無印良品 銀座 TEL:03・3538・1311)
ソファでパーティション代わりに仕切る。
家族や同居人がいてつい気がそれてしまう…という人は、仕事をするときに視線がTVやソファなど“くつろぎスペース”に向かないようにワークスペースを作ってみる。たとえばソファを壁につけて置いているなら、ソファと壁の間にスペースを作り、そこにデスクを設置。視線が壁に向くようにすれば、雑念が入りにくい。
中根綾香さん 『イデーショップ 自由が丘店』副店長、二級建築士。「ビビッドな椅子を選ぶだけで部屋のアクセントに。椅子と同色の雑貨を足すなど、小物で調和させると空間に統一感が」
中根美和子さん スタイリスト。「椅子を購入するときは、必ず実際に座って座面の高さや当たるところがないかなどを確かめて。いくら名作と呼ばれる椅子でも、自分の体型に合わないことも」
※『anan』2020年10月21日号より。写真・中垣美沙 スタイリスト・中根美和子 取材、文・風間裕美子
(by anan編集部)