歩幅狭くはNG お尻に効果アリの「簡単スクワット」

ライフスタイル
2018.10.20
下半身の広い範囲に効くとして巷で人気のスクワット。秒数を頭の中でカウントしながら、ゆっくりやるのが正解。体幹に無理なくスイッチが入り、体のラインがきれいに整うエクササイズだ。さっそく実践!

医学博士の小山勝弘先生が“お尻シングルスクワット”と“内ももプリエスクワット”のやり方を教えてくれました!

きゅっと上がったヒップになれる“お尻シングルスクワット”

踏み出して沈む動作が、ヒップアップ&太ももの引き締めに効果てきめん。前足にしっかりと体重を乗せて、立ち上がるときも前乗り気味で、がコツ。

お尻スクワット

手を腰に当てて立ち、お腹に力を入れる。できるだけ大きく1歩前に踏み出し、息を吸う。息を吐きながら4カウントで腰を落とし、後ろの膝を床に近づけていく。前の太ももが床と平行になるくらいまで下げたら、息を吸い、ゆっくりと吐きながら4カウントで立ち上がる。同じようにして、足を踏み出した状態での上下運動を5回くりかえす。反対側の脚も同様に。

◎歩幅が狭いと効果は激減。

お尻スクワット

歩幅が狭いと前に深く沈み込む動作ができず、お尻や太ももへの負荷がなくなってしまう。代わりに前に出した膝に負担がかかり、痛みの原因に。大きな歩幅で行って。

まっすぐきれいな脚長シルエットになれる“内ももプリエスクワット”

太ももの内側にある内転筋を鍛えられるスクワット。内ももが整うと、脚全体のラインがすっきり! 簡単な動きなので、毎日の習慣に取り入れやすい。

内ももスクワット

足を左右に大きく開いて立ち、つま先をやや外側に向ける。手を腰に当ててお腹に力を入れ、息を吸う。上体が前に倒れないように注意しながら、4カウントで息を吐き、腰を真下に落としていく。太ももが床と平行になるまで下ろしたら、息を吸い、4カウントで息を吐きながら立ち上がる。5回くりかえす。

【OK:上体が倒れず、安定した状態。】

内ももスクワット

基本のスクワットとは反対に、上体を倒さず行うのがコツ。骨盤を立てたまま、まっすぐに下ろすことで内ももにしっかりと刺激が届く。お尻や太もも全体の引き締めにも○。

【NG:前屈みはダメ。膝の向きも注意!】

内ももスクワット

上体が前に倒れると下半身に力が伝わらず、腰を痛める原因にも。また、膝を曲げるときはつま先と同じ方向に。向きが異なると膝がねじれて、負担がかかってしまう。

エンボスレースアップブラ¥6,400 レギンス¥8,300(共にエミ ヨガ/エミ ニュウマン新宿店 TEL:03・6380・1018)

プリントブラトップ¥7,500 トレンカタイツ¥10,000(共にダンスキン/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター TEL:0120・307・560)

小山勝弘先生 医学博士、山梨大学大学院教授。継続できる筋トレを提案。近著に『ゆるスクワットの教科書』(主婦の友社)。

※『anan』2018年10月24日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・白男川清美 ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ) モデル・高田 秋(レプロエンタテインメント) 取材、文・新田草子

(by anan編集部)



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