谷口さんは、参拝時の行動については特に決めていないとか。
「神さまは優しいので、お詣り時に絶対にしなければいけないことはありませんよ。自分の心地よい場所で、心を込めてお祈りすることだけが大切です。例えば、いつもごあいさつをさせていただく氏神さまに関しては、日々見守ってくださることに感謝しています。特別なことがなくてもありがたい存在ですね。海外の神さまなど、日常的に行けないところにお詣りするタイミングとしては、吉方位のときならなおよいでしょう」
強運を引き寄せたいなら、参拝時間も重要だそう。
「日中、早めの時間のお詣りがおすすめ。日が照っている太陽のエネルギーが強い時間には、運が回り始めるからです」
大地のエネルギーで最高に気のよい場所。
ハワイ出雲大社（ホノルル）
ハワイは、大地のエネルギーを一番感じられる場所だそう。
「なかでも、出雲大社は特別。木々のエネルギーを浴びながらゆっくりと境内を散歩して、神様とつながる瞬間を楽しみます。そしてここは人と人との縁を結ぶ神社。お詣りした後に、ホテルのディナーでたまたま隣のテーブルの方々とお話しして、そのご縁で本を出すことになりました。吉方位のときにこの神社を訪れたおかげだと思っています」
人々の暮らしに溶け込むお寺の優しさを感じる。
黄大仙（ウォンタイシン、香港）
黄大仙は、風水を最大限に取り入れている場所とのこと。
「あちこちに風水を取り入れて、気の流れを整えています。例えば水の流れは金運を呼び寄せるといいますので、素敵な滝やせせらぎがあるお庭が金運アップの場所です。香港のお寺で強く感じるのは、お詣りが人々の生活の一部だということ。願い事もそうですが、叶ったときに必ずお礼詣りをしていて、参拝が日常に溶け込んでいることを感じます」
太陽の光に導かれて新しいパワーをもらえる。
上総國一之宮 玉前神社（千葉県）
谷口さんの教え子が、近所によい神社があると教えてくれたのがきっかけだそう。
「人とのご縁で出合った神社です。ここには春分と秋分の日に太陽の光が導いてくれる不思議な力があると思います。光が差し込む参道を歩いていると、太陽のエネルギーを感じることができて、自分自身にパワーをもらえます。以前パワーチャージに訪れたときに、参拝中に電話が鳴って新しいお仕事をいただいて。運が動き始めた瞬間を感じました」
谷口 令さん 風水心理カウンセラー。風水に心理学をプラスした独自のメソッドでビジネスやプライベートでの開運をアドバイスし、国内外で活躍。
※『anan』2018年1月24日号より。写真・中島慶子（黄大仙） イラスト・oyasmur
（by anan編集部）
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