
青く美しい“うみ”と歴史が息づく湖北の街へ。伝統や発酵文化が息づく古い街並みで、まだ知らなかった滋賀の魅力に出合う。
Index
青いうみと歴史を、身近に感じる長浜の街
“うみ”。滋賀県では、琵琶湖のことをそう呼ぶという。その言葉どおり、青い湖面がどこまでも続く眺めは雄大で豊か。とりわけ湖北と呼ばれるこのエリアは、その美しさに出合える場所。そこで今年注目を集めるのは、大河ドラマゆかりの地である長浜だ。豊臣秀吉が長浜城を築いたこの街は、昔ながらの家並みが今も残り、風情を漂わせている。近頃は目的にしたいスポットも加わり、街歩きの楽しさもひときわ。
あわせて楽しみたいのは、琵琶湖に浮かぶ竹生島へのクルーズ。長浜港から船に乗ること分。小さな船旅は“うみ”をより一層身近に感じさせてくれる。歴史と湖のある暮らしを知る、滋賀ならではの一日を過ごしたい。
ACCESS

東海道新幹線米原駅からJR北陸本線に乗り換えて長浜駅下車。東京駅からは2時間40分ほど、新大阪駅からは1時間10分ほど。
① 竹生島クルーズ
神の住む、神秘の島へ向かう小さなクルーズ旅のひととき

琵琶湖に浮かぶ竹生島へは、長浜港からクルーズ船で向かう。オープンデッキで風を感じるのも心地いい。島内には165段の階段の先にある大弁財天を祀る竹生島宝厳寺と、龍神信仰の都久夫須麻神社(竹生島神社)がある。かわらけに願いを書いて、鳥居に投げる竜神拝所からの眺めは、竹生島きっての絶景。

竹生島宝厳寺の本堂

願いごとを書いた紙を収めて奉納する弁天様の幸せ願いダルマも
information
竹生島クルーズ
長浜港/長浜市港町4-17 TEL. 0749-62-3390 8:30〜16:30 無休 乗船料 ¥3,800(往復) 竹生島入島料 ¥600 予約優先
② 湖(うみ)のスコーレ
湖国に受け継がれる発酵文化を、モダンに進化させた学びの場
約400坪の空間に、生活道具や雑貨が並ぶストアや、チーズの製造室、クラフトどぶろくを造る「ハッピー太郎醸造所」、喫茶室などが入る。
information
湖(うみ)のスコーレ
長浜市元浜町13-29 TEL. 0749-53-3401 11 :00〜18:00(喫茶室〜17:00) 火曜休(祝日は営業、翌日休)
③ 季(とき)の雲
店主夫妻の審美眼に魅了され、器と骨董に出合える場
中村豊実さん・敬子さん夫妻が営む器と骨董のギャラリー。台湾の茶人・李曙韻との出会いを機に中国茶へ興味を持った夫妻が、作り手へ働きかけたことで中国茶器を作り始めた作家も多く、ラインナップも充実する。
information
季(とき)の雲
長浜市八幡東町211-1 TEL. 0749-68-6072 11:00〜18:00 不定休
④ 和乃リトリート ひといき
歴史を受け継ぐ町家にて、旅の疲れをゆるりと癒す宿
呉服問屋として江戸末期から受け継がれて200年以上の歴史を持つ町家と、時代を経て大正時代に建てられた町家をそれぞれモダンに生まれ変わらせた宿。
information
和乃リトリート ひといき
長浜市元浜町17-2 TEL. 0749-56-1174 1泊2名宿泊時1名 ¥10,158〜
⑤ 京極寿司
関西鮓と江戸前で味わう、琵琶湖の恵みと伝統の技
創業73年、江戸前鮨を修業した3代目の眞杉国史さんが祖父から受け継ぐ関西鮓の伝統や、琵琶湖ならではの食材を大切にしながら、新たな寿司を作りあげている。
information
京極寿司
長浜市元浜町6-11 TEL. 0749-62-3265 11:00〜21:00(最終入店20:00、20:30LO) 火曜・第3水曜休 写真の寿司はテーブルメニュー。
⑥ TRIP
世界を旅する“妄想スープ”で、心も満たされる健康ランチ
長浜の人気ラーメン店『梅花亭』が手がけ、スープのベースにはコンソメや名古屋コーチンを使用。フィンランドなら森のスープ、日本なら酒粕仕立てなど、世界を旅するような“妄想スープ”を揃えている。
information
TRIP
長浜市朝日町6-4 TEL. 0749-53-4870 11:00〜15:00 火曜休ほか不定休
⑦ moon cafe
大豆本来の優しい甘さに感動!滋賀生まれの豆乳アイス
余呉で生まれた豆乳アイス店の初となる路面店。滋賀の在来大豆・ミズクグリの生搾り豆乳をベースに、最小限のきび糖と岩塩で素材の甘さを引き出している。
moon cafe
長浜市元浜町13-39 TEL. 070-7819-5722 11:00〜16:00 火曜休ほか不定休
琵琶湖ならではのおみやげカタログ

湖北のロングセラー「サラダパン」
ふんわりコッペパンに挟まれているのはマヨネーズで和えた、たくあん! ポリポリした食感とまろやかな味わいがクセになるとファンも多い。サラダパンの名前はサラダ油を使用してマヨネーズを作ったことに由来。『フレンドマート長浜駅前店』などで購入可能。 ¥180(つるやパン)

織田信長に由来!? 「赤こんにゃく」
煮ても色が変わることなく赤いままのこんにゃくは、近江八幡の名物から広がって、今では滋賀の名産のひとつになっている。派手好きだった織田信長が赤く染めさせたという説もあるという。鉄分・食物繊維が豊富で女性にも嬉しい郷土食だ。『長浜まちなか・まちの駅』などで購入可能。 ¥320(清水商店 TEL. 0120-522-048)

「滋賀のお魚ヨシノートA6」に思い出を
琵琶湖の自然環境を守ることにつながればと、水辺に生えるヨシを紙の原料にしたReEDENシリーズ。滋賀県立琵琶湖博物館監修で作られたノートは、琵琶湖や滋賀県内の川に棲む77種類もの魚が描かれている。『黒壁五號館 黒壁AMISU』などで購入可能。 ¥253(コクヨ工業滋賀)

「とびだしとび太ダイカットリフレクター」
街のあちこちで見かけるのは、大きな目で交通安全を呼びかける、とびだしとび太くん。彼をモチーフにしたグッズも見逃せない。リフレクターになったとび太くんは、機能性もばっちり。『フレンドマート長浜駅前店』内「おうみ お土産小路」などで購入可能。 ¥660(ヘソプロダクション)

からし和えで味わう郷土の味「丁字麩(ちょうじふ)」
滋賀ならではの食材のひとつが6面を焼き上げた四角い丁字麩。一つひとつ手で焼き上げる麩は、鍋や味噌汁、すき焼きなどに入れるのはもちろん、水で戻して、きゅうりと一緒に辛子酢味噌でからし和えにするのが地元の定番。『長浜まちなか・まちの駅』などで購入可能。 ¥310(澤田製麩所)
anan 2505号(2026年7月22日発売)より























































