肌トラブルや冷え解消にも! 不調や悩み別“ブレンドティー”レシピ

ウェルネス
2024.11.12

健康のために運動や食生活の改善をしたいと思っても、なかなか続けられないという人も多いのでは? そこで不調や悩みに合わせてお茶を選ぶ、“簡単飲むヘルスケア”を紹介。

毎日飲んでも安心。健康アップなお茶!

茶葉やティーバッグ、ペットボトルなど、いろいろな形で親しまれているお茶。現代ではお茶の健康効果への研究が進み、“トクホ”(特定保健用食品)に指定されているものもあるが、日々何気なく飲んでいるお茶には、実はさまざまなカラダに良い成分が含まれているという。

「お茶の葉や色素にはそれぞれ特有の有効成分が含まれていて、ビタミンやミネラルを含有するものもあります。カロリーや糖分がなく、状況に応じてカラダを温めたり冷やしたりできるのもお茶の利点。また薬のような即効性や強い効果はありませんが、食品なので毎日飲んでも安心です。多くの成分を含む上、カラダに吸収されやすく潤いにもなるため、水を飲むよりも水分補給に適しているともいえるでしょう」(漢方茶アドバイザー・山崎かおるさん)

改めてお茶の成分や効能に注目しながら、毎日のお茶を選んで健康維持に役立ててみよう。

お茶がもたらすカラダにいいこと

リラックス効果
アミノ酸の一種のテアニンには心身をリラックスさせる効果があり、緑茶や紅茶に多く含まれる。睡眠の質を改善する効果も期待されている。

生活習慣病予防
緑茶などに含まれるカテキンや、あずき茶に含まれるポリフェノールは抗酸化作用が高い。体内の活性酸素を抑制し、老化や生活習慣病予防に。

デトックス効果
お茶の渋みの正体はタンニン。抗菌・解毒作用があり、血糖値の上昇を抑える役割もある。カテキンには体脂肪を減少させ代謝を高める作用も。

カラダの調子を整える
カロリーや糖分がないぶん、水分や潤い補給として安心してたくさん飲めるのがいいところ。カフェインレスなら1日1~1.5Lを目安に飲んで。

カラダがよろこぶブレンドティーレシピ。

お茶の効能を知り、症状に合ったフルーツや食材などを組み合わせてお悩みを緩和。ananオリジナルブレンドをお試しあれ!

材料はカップ1杯分(ボトル用は2倍に)。ティーバッグの抽出時間は、それぞれのパッケージを参考に。

ICED TEA

右から、はちみつレモングリーンティー、ベリーローズヒップティー

はちみつレモングリーンティー(乾燥によるのどの痛み、消化不良)

Tea‐緑茶(消化促進、むくみ改善)
Blend‐レモン(潤い補給)、はちみつ(のどケア)

風邪を引き起こす乾燥対策に。水出し緑茶は渋みが出にくく、スッキリ飲める。柑橘の香りは気を巡らせ、リフレッシュ効果もあるので、朝飲むのがおすすめ。

【材料】緑茶(水出し)…200ml、スライスレモン…1~3枚、はちみつ…小さじ1

【作り方】水出しした緑茶に、薄くカットしたスライスレモンとはちみつを入れて混ぜる。

ベリーローズヒップティー(疲れによる肌トラブル、ストレス緩和)

Tea‐ローズヒップ&ハイビスカスティー(疲労回復)
Blend‐ミックスベリー(潤い補給)、ローズマリー(リラックス)

ローズヒップに含まれるビタミンCとハイビスカスのクエン酸の酸味が疲れと肌あれに効果的。ベリーの食感で気分転換。ストレス緩和のローズマリーは入れっ放しに。

【材料】ローズヒップ&ハイビスカスティー…1袋、ミックスベリー(冷凍)…50g、ローズマリー…1本

【作り方】(1)耐熱ボトルにティーバッグと熱湯200mlを入れる。(2)冷めたらミックスベリーとローズマリーを入れてティーバッグを取り出し、冷蔵庫で3時間ほど冷やす。

HOT TEA

右から、オレンジマーマレードティー、ほうじ茶しょうがラテ、アップルシナモンルイボスティー

オレンジマーマレードティー(気の巡りを良く、胃腸を元気に)

Tea‐紅茶(気力アップ、血流改善)
Blend‐オレンジマーマレード(胃腸を元気に)、カルダモン(食欲増進)

カラダを温める紅茶は、甘みを加えることで胃腸をいたわる効果がアップ。オレンジは皮ごと使い気を巡らせて。香りもポイントで午後のはじまりにぴったり。

【材料】紅茶(種類はお好みで)…200ml、オレンジマーマレード…小さじ1、オレンジ…1/4個、オレンジの皮…適宜、カルダモン(パウダー)…1ふり

【作り方】(1)温かい紅茶にマーマレードを入れて混ぜる。(2)オレンジをよく洗ってから、カットして入れる。お好みでフォークで刺したオレンジの皮1/8枚程度を足しても。(3)カルダモンパウダーをふりかける。

ほうじ茶しょうがラテ(冷え解消、お休みの前のリラックス)

Tea‐ほうじ茶(リラックス、潤い補給)
Blend‐しょうが(血行促進)、生クリーム(潤い補給、リラックス)

ほうじ茶の香りでストレスを緩和し、体温を上げるしょうが+生クリームの効能でホッとできる一杯。味や香りを引き立てる生クリームは、牛乳や豆乳で代用もOK。

【材料】ほうじ茶…200ml、しょうが(すりおろし)…小さじ1/2、生クリーム…大さじ1

【作り方】温かいほうじ茶に、皮ごとすりおろしたしょうがと生クリームを入れて混ぜる。

アップルシナモンルイボスティー(冷えによる痛み、生理痛)

Tea‐ルイボスティー(美肌、むくみ改善、便秘改善)
Blend‐りんご(潤い補給)、シナモン、黒糖(血流改善)

血流を改善するシナモンや黒糖は薬膳でよく使う食材。冷えや冷えからくる痛みに効果あり。ルイボスティーのポリフェノールはストレスを軽減し強いカラダづくりに。

【材料】ルイボスティー…1袋、りんご(生)…1/4個(ドライフルーツでも可)、シナモンスティック…1本(パウダーでも可)、黒糖…適宜

【作り方】(1)耐熱カップにティーバッグ、熱湯200ml、シナモンスティックを入れて待つ。(2)りんごは皮ごと薄くスライスして、カップに一緒に入れて温める。(3)黒糖やシナモンパウダーをお好みで入れて混ぜる。

PROFILE プロフィール

山崎かおる

東京・武蔵小山で『漢方茶専門店 カンポースタンド』をオープン。現在はオンラインでオリジナルの漢方茶を販売しながら、カウンセリングも行う。また漢方茶アドバイザーとして、SNSやメディアにて新しい漢方のスタイルを発信している。

写真・馬場晶子 スタイリスト・田村つぼみ レシピ作成・山崎かおる 取材、文・若山あや 撮影協力・UTUWA

anan 2421号(2024年11月6日発売)より

MAGAZINE マガジン

No.2421掲載2024年11月06日発売

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