フードライター・平野紗季子さんによる『anan』連載の「MY STANDARD GOURMET」。今回は『botanical table Offf(ボタニカル テーブル オフ)』のサラダプレートを紹介してくれました。
ランチのサラダプレート(¥2,200)。店にはお花屋さん『TRUMP flowers』も併設され、食後は新鮮な生花を買って帰れる。なんたるみずみずしいひととき!
ランチのサラダプレート(¥2,200)。店にはお花屋さん『TRUMP flowers』も併設され、食後は新鮮な生花を買って帰れる。なんたるみずみずしいひととき!

巷にはサラダ専門店が続々オープンし、サラダがメインの食事も近頃ずいぶん定着したように思う。とはいえサラダを食べることが必ずしも野菜を食べることに直結しているとは限らない。ドレッシングを食べているようなサラダもあれば、上にのった肉類が主役なサラダもある。野菜の美味しさを純粋に楽しみたいと思っても、案外お野菜至上主義サラダに出合うのは難しい。

botanical table Offf 1F TEL:03・6407・9036 ランチ11:30~15:00(14:00LO 、土・日・祝日は11:00~)、ディナー18:00~23:00(22:00LO) 水曜休

botanical table Offf 1F TEL:03・6407・9036 ランチ11:30~15:00(14:00LO 、土・日・祝日は11:00~)、ディナー18:00~23:00(22:00LO) 水曜休

でも、今年9月にオープンした代々木上原Offfの「サラダプレート」を見たとき「これだ」と思った。総勢20種類強の有機野菜やハーブやお花がどっさり盛られた(というか活けられた、に近い)お皿は、眺めるだけで肌ツヤが向上しそうな高揚感がある。野菜はグリル・生・揚げ・スチームなど調理法を変えることで固有のキャラクターが引き出され、味付けは塩を軽く振ったのみ。添えられたソースでおめかしすることもできるけれど、そのままでも十分。季節の野菜の力強いうまみや香りを真正面から味わうことができる。

「天候や季節で仕入れが変わるため、同じサラダは二度と作れないんです」。そう言って笑うシェフの高嶋由理さんは実家が農家で、外でお米を買ったことがないという人。大地を信じて育った彼女が作るサラダには確かに野菜愛が宿っていて、噛みしめるごとに軽やかな生命力を与えてくれる。

ランチのサラダプレート(¥2,200)。店にはお花屋さん『TRUMP flowers』も併設され、食後は新鮮な生花を買って帰れる。なんたるみずみずしいひととき!

botanical table Offf 1F TEL:03・6407・9036 ランチ11:30~15:00(14:00LO 、土・日・祝日は11:00~)、ディナー18:00~23:00(22:00LO) 水曜休

ひらの・さきこ 1991年生まれ。フードライター。著書にエッセイ集『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)。

※『anan』2016年11月2日号より。写真・清水奈緒 取材、文・平野紗季子

(by anan編集部)

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