鶏もも肉で作るチキンソテー。皮から焼いて裏返し、蓋をして蒸し焼きに…というよくある焼き方だと、「身の水分の蒸気で焼いた皮が柔らかくなってしまいます」と、坂田さん。おいしく焼くコツは、「皮目だけをじっくりと焼くこと。身にはフライパンの中の油をかけて火を通し、最後に裏返して表面をさっと焼く程度に」。さらに押しつけて焼くことで、皮はパリパリ、身はしっとりの、理想のチキンソテーが完成。
チキンソテー
材料/2人分
鶏もも肉(約250g)…2枚、塩、こしょう…各適量、オリーブオイル…大さじ2
作り方
(1)鶏肉は、ペティナイフなどを使って余分な脂と筋を取り除く。厚いところは切れ目を入れて広げ、全体に塩、こしょうをしっかりめに振る。
(2)フライパンにオリーブオイルを熱し、(1)を皮を下にして入れて中火でゆっくりと焼く。フライパンを傾けて油を集め、スプーンなどですくって表面に絶えずかける。へらなどで時々フライパンに押しつけながら、皮目をパリッと焼く。
(3)10分焼き、皮目がパリッとして肉にもほぼ火が通ったら裏返し、表面を20~30秒さっと焼く。
(4)(3)を取り出し、2等分して皿に盛りつけ、レタスとレモンのサラダ(下記)を添える。
付け合わせ:レタスとレモンのサラダ
材料/2人分
レタス…4枚、レモン(無農薬のもの)…1個、オリーブオイル…小さじ2、塩・酢…各少々
作り方
(1)レタスは千切りにして水にさらし、ざるにあげてしっかりと水気を切る。レモンは皮のみを千切りに。
(2)(1)をボウルに入れ、オリーブオイル、塩、酢を順に加えて、その都度さっと和える。
焼き方のコツ
(1)余分な脂は丁寧に取り除く
身の間の脂肪は、臭みのもとに。小さめの包丁で、筋とともに丁寧に取り除く。
(2)皮を押しつけてパリッと焼く
ヘラなどで肉をフライパンに押しつけ、皮を焼く。身に火が通ってくるまで何度か繰り返す。
(3)蓋をしない、裏返さない
皮を下にし、油をかけながら中火でじっくり焼く。蓋はせずに、10分ほどかけて火を通す。
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