鉄分不足で肌がくすむ! そんなときはアサリにアレを足して

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2017.11.27
体によいものを選んでいても、ベースとなる栄養素が摂れていないと、効果は発揮されにくいもの。今回は、女性に不足しがちな栄養素である「鉄」について、より効果が期待できる組み合わせなど覚えておきたいポイントを紹介。意識して摂って、変化を実感しよう。

不足しがちな栄養素を積極的に摂取しよう。

インナービューティを考えるうえで、日々の食事は基本中の基本。「日本人女性の多くに不足しがちな栄養素は、鉄、カルシウム、食物繊維、タンパク質です。さらに言うと、亜鉛と葉酸も意識して摂ったほうがよいでしょう」(管理栄養士・五十嵐ゆかりさん)

栄養バランスを気にしているつもりでも、好き嫌いなどで無意識のうちに偏ってしまったり、誤った知識や調理法で適切に摂取できていないことも。これらが不足するとほかの栄養素も十分に働かなくなってしまい、美容や健康面でさまざまな不調をもたらす恐れが。「個人差はありますが肌のターンオーバーは28日程度なので、食生活を変えたら1か月程度で見た目に変化を感じるようになります」

栄養素によっては、変化が目に見えにくいものもあるので、習慣づける意味も込めて、まずは3か月を目安に頑張ってみて!

非ヘム鉄の摂取は組み合わせがキモ!

月経のある女性にとって、鉄は貧血の予防や改善に役立つほか、肌のくすみや冷え、むくみなどを抑える役割も。「動物性食品に含まれるヘム鉄と、植物性食品に含まれる非ヘム鉄があり、非ヘム鉄は吸収されにくいため、ビタミンCや動物性のタンパク質と合わせて摂りましょう」

効果が期待できるのは、この組み合わせ!

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【あさりとネギの汁物】
あさりが豊富に含む鉄や亜鉛は、ネギのビタミンCと合わせると吸収率がアップするそう。鉄分は熱に強いものの、水に溶け出る性質があり、煮汁ごと味わえるみそ汁やスープなどで食べるのがよい。

【卵とほうれん草の炒め物】
非ヘム鉄とビタミンCが豊富に含まれていて、相乗効果が見込めるほうれん草に、動物性タンパク質の卵をプラス。ただしビタミンCは熱に弱い性質があるため、さっと軽く炒める程度にして。

【納豆にシラスをトッピング】
納豆には非ヘム鉄と、その吸収率を上げるタンパク質が含まれているが、鉄、カルシウムを含むシラスを合わせるとさらに期待大! ネギを加えて、ビタミンCをプラスするのもおすすめ。

【小松菜入り炒り豆腐】
小松菜に含まれるビタミンCが、豆腐の鉄の吸収を助けてくれる。小松菜はアクが少ないので下茹でせずに、硬い部分から炒めるなどの工夫をすると、ビタミンCの損失量を抑えることができる。

五十嵐ゆかりさん 管理栄養士、料理研究家。日々の暮らしに取り入れやすい健康レシピを提案。読売新聞の医療情報サイト「yomiDr.」で予防医療に関するレシピを連載中。

※『anan』2017年11月29日号より。写真・Getty Images 取材、文・兵藤育子

(by anan編集部)


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