バレエコア
チュールやレースで甘やかなムードを満喫。
ファッション誌の専属モデル経験を持ち、プライベートでも服が好きという俳優の永瀬莉子さん。普段はどんなファッションを楽しんでいるか気になるところ。
「気分によって幅広いジャンルの服を着ますが、特に好きなのは綺麗めカジュアル。落ち着いた色を手に取ることが多いので、今日のピンクと白でまとめたガーリーなスタイルはかなり新鮮でした」
撮影中に気になったトレンドアイテムやコーディネートは?
「チュールスカートをスウェットに合わせた、カジュアルなバレエコアはすぐにでも真似したい。ダークトーンでまとめれば甘さを抑えられるし、トライしやすいですよね。足元をボリュームのあるスニーカーでハズすようなひと工夫あるコーディネートも好きです」
2024年の永瀬さん的トレンドと、これからトライしたいファッションも教えてくれた。
「今年の私的トレンドは“肌見せ”で、ミニ丈をよく着ていたんですが、寒くなってからはシアー素材でさりげない肌見せを楽しんでいます。今日着たようなチュールスカートも欲しくなりました。今後は、スポーティなものやデニムオンデニムのスタイルにもチャレンジしてみたいですね」
儚い世界観に思わず夢中に。カギは“テイストミックス”。
数々のトレンドが生まれるなかで、今年一番リアルにコーディネートに取り入れられていたのが“バレエコア”だったと、ファッションのプロは話す。
「ここまで浸透したのは、やはりK‐POPアイドルの影響が大きいと思います。バレエっぽいアイテムにギークな雰囲気のメガネを合わせるような、テイストミックスも街でよく見かけました」(スタイリスト・西村茜音さん)
「2025年春夏コレクションのムードからも、バレエコア人気が今後も続くことが読み取れます」(ファッションエディター・大平かりんさん)
バレエの衣装やレッスン着にインスパイアされた可愛らしいスタイルは、いまや世界的トレンドに。「MIU MIUの2022‐’23年秋冬コレクションが火付け役といわれています。儚さを感じさせるフェアリー系に、スポーツ系アイテムを合わせる“ブロケットコア”寄りのスタイルなど、解釈が一辺倒でなくなってきているのが面白い。バレエシューズやレッグウォーマーなど小物で取り入れやすいことも、流行の一因になっていると思います」(大平さん)
「ボリューミーなスカートを軸にするとコーデが組みやすくなります。レオタードのようなタイトなトップスはもちろん、スウェットでゆるりと着崩しても。バレエを自由に解釈し、自分らしいアレンジを加えると今っぽくなりますよ」(西村さん)
バレエコアをさらに楽しむキーアイテム
1、バレエコアのマストモチーフ、リボンがふんだんにあしらわれたトップスは、エコレザーの質感によって適度な甘さに。
ポンチョ¥57,200(パメオ ポーズ/パメオ ポーズ表参道旗艦店 TEL:03・3400・0860
2、繊細な質感のチュールスカートは、ホワイト系の色ならよりロマンティックに。
スカート¥17,600(シヴバイ ラ ベル エチュード/アンティローザ https://auntierosa.com/)
3、スウェット素材のマイクロミニスカート。裾にあしらわれたレースがアクセント。
¥8,800(ペリキュール contact@stylestudio.jp)
4、ほどよいボリュームのバルーンシルエット。ナイロン素材がスポーティなムードを演出。
インナー付き。¥14,300(パメオ ポーズ/パメオ ポーズ表参道旗艦店)
5、バレエシューズのイメージとリンクするメリージェーン。チェック柄のヘアカーフが個性を主張。
シューズ¥19,800(ベジ TEL:03・5829・6249)
PROFILE プロフィール
西村茜音
スタイリスト。独自の感性を生かしたキャッチーなスタイリングが支持を得て、ファッション誌やブランドのビジュアルなど幅広く活躍。本企画の永瀬さんのスタイリングも担当。インスタグラムは@red_hz7
PROFILE プロフィール
大平かりん
ファッションエディター。『GINZA』や『BRUTUS』編集部を経て現在はIT企業員兼ファッションエディター。365日同じコーディネートをしないのがモットーで、個性的な私服にファンも多い。インスタグラムは@ko365d
PROFILE プロフィール
永瀬莉子
ながせ・りこ 2002年8月13 日生まれ、広島県出身。今年は、ドラマ『東京タワー』(テレビ朝日系)をはじめ様々なメディアで活躍。放送中のドラマ『その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする』(MBS・TBS系)では野村康太さんとW主演。