
現在、東京・豊洲で開催している「ピクサーの世界展」に、大のピクサーファンである、俳優の伊藤万理華さんが潜入! 没入感たっぷりな会場の写真とともに、伊藤さんのピクサーお気に入り作品を紹介します。
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スペイン、ブラジル、韓国、イギリスなど、世界7か国9都市を巡回し、350万人以上を動員中の“「ピクサーの世界展」あなたが夢見た物語の世界へ”が日本初上陸! 『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』『ファインディング・ニモ』などの名作から、『リメンバー・ミー』『インサイド・ヘッド』といった近年の話題作まで、リアルなセットと24以上の等身大のキャラクターにより、世界最大級のスケールで再現。音や映像だけではなく、料理や花の“香り”まで駆使し、五感を刺激する圧倒的な没入空間を演出しています。ピクサーがくれた希望や無限の想像力、温かさが蘇るイマーシブ空間をご堪能あれ!
『トイ・ストーリー』シリーズ

アンディの部屋を再現。通常の8倍サイズのベッドの前に立つと、まるで自分がおもちゃになった気分!
おもちゃたちの世界を舞台に、人とおもちゃの絆を描いた作品。1995年~2019年にシリーズ4作品が公開され、今年7月3日には『トイ・ストーリー5』の公開が決定。
「ピクサーで初めて観たのがこの作品。なかでも、3から登場するボニーが、先割れスプーンで手作りした“フォーキー”が好き。手作りおもちゃと既製品のおもちゃの対比が面白く、フォーキーが自分をゴミだと思い込む悲しさや、その中で描かれる子供たちの成長にもグッときます。4ではウッディの結末が衝撃でしたが、5の予告を見て一安心。新作を早く観たい!」
全世界が注目する『トイ・ストーリー5』では、仲間の最大の危機に、ウッディとバズの名コンビが帰ってくる!
『インサイド・ヘッド インサイド・ヘッド』シリーズ

ライリーの“頭の中の司令部”に入り込み、さまざまな感情に出合える部屋。398個の思い出ボールも必見。
主人公の少女ライリーの頭の中にある、ヨロコビ、ビビリ、イカリ、ムカムカ、カナシミの感情に加え、2ではシンパイ、イイナー、ダリィなどの新たな感情たちが登場。ライリーが幸せに暮らせるように奮闘する物語。
「第1弾を見たのは将来や人生について悩んでいた時期。頭の中の感情がどんなふうに言葉となるのか、人とのコミュニケーションを通しての気づきや自分との対話、自分は何に喜び何に共感していないのか…などを深く考えさせられ、前向きに背中を押してくれました。ピクサーの全作品の中から好きなキャラをあえて1つ選ぶとしたら、2で新たに登場した“シンパイ”かな。作中の存在感が印象的。ピクサーの世界展で改めて好きになりました」
『モンスターズ・インク』シリーズ

ブーの部屋へと繋がる扉のシステムを間近で見ることができる。サリーとマイクのお出迎えで、写真映え必至!
子供たちの悲鳴を集めてエネルギーにする“モンスターズ株式会社”に所属する“怖がらせ屋”のサリーと、相棒で大親友のマイク。夜になると人間の子供たちを絶叫させていたが、ある日、モンスター界に絶対に入れてはいけない人間の子供のブーが迷い込んでしまう…。2001年公開の『モンスターズ・インク』をはじめ、日本未公開の短編を含めて全4作。
「子供の頃、日本語字幕のセリフを覚えてしまうぐらい繰り返し観たし、今でもふとそのセリフを思い出します。サリーとマイクの戯れが愛おしく、最初は怖がらせていた子供たちを最後は笑顔にさせてくれる展開が大好き。ふたりの出会いを描いた『モンスターズ・ユニバーシティ』も最高です!」
『ファインディング・ニモ』シリーズ

映画の舞台となった海中の冒険を体感できる部屋。ニモが暮らす深い海の世界が広がり、海の香りも漂う!
元気で好奇心旺盛なカクレクマノミの子供ニモ。ある日ニモは同級生たちに度胸を見せようと、父親マーリンの制止を振り切って珊瑚礁の外に出て、人間にさらわれてしまう。マーリンは唯一の手がかりを持つ物忘れのひどいドリーと共に、ニモを探す旅に出る。2003年公開の『ファインディング・ニモ』に続き、'16年には『ファインディング・ドリー』が公開。
「2作品とも、DVDが擦り切れるぐらい何度も観た大好きなシリーズ。ドリーの吹き替えの声は、いまだ記憶に残っています。物語の面白さに惹き込まれながら、クマノミはイソギンチャクに隠れるんだとか、魚の種類や群れの作り方なども学べて、まるで図鑑を見ているかのような作品です」
『リメンバー・ミー』

色鮮やかな死者の国を再現。マリーゴールドの花の香りが漂い、映画の世界観にひたれる幻想的な空間。
ミュージシャンを夢見る天才ギター少年のミゲルは、ある日先祖たちが暮らす“死者の国”に迷い込む。日の出までに元の世界に戻らないと、ミゲルの体は消えてしまう! 手を差し伸べてくれたガイコツのヘクターと共にたどり着いたのは、伝説の歌手が残した名曲“リメンバー・ミー”に隠された、ミゲル一族の驚くべき秘密だった。
「歌や音楽がいいし、メキシコの文化の中で培われた彩り溢れる街並みや、死に対する概念が素敵。子供たちにとっては、別れや死を身近に、前向きに考えることができる素晴らしい作品。私は泣きたい時に見返しています。大好きなミゲルが着ている赤いパーカを着てディズニーランドに行ったこともあります(笑)」
『レミーのおいしいレストラン』


食欲をそそる料理の香りが広がり、まるでレミーのキッチンにいるかのよう。料理の魔法を五感で体感して。
料理の天才レミーは、いつか一流レストランのシェフになることを夢見て、フランスの片田舎で暮らしていた。そんなレミーはある事件をきっかけに、パリにある憧れのレストラン“グストー”へ。そこで料理が苦手な見習いシェフのリングイニと出会い、ふたりは夢に向かって奇跡を巻き起こしていく。
「配信されてしばらくしてから観たので、私の記憶の中では比較的新しい作品ですが、こんなに面白かったんだ! と衝撃を受けました。レミーがイチゴとチーズを一緒に食べた時、その味覚をアニメーションで表現するシーンが最も印象的。味覚という目に見えないものを視覚化する発想や技術、センスに感動したことを覚えています」
大人になってから観ると新たな感動を得られる
「ピクサーの世界展」の開催を待ち望んでいた伊藤万理華さん。会場では音楽に合わせて歌ったり、時にはリズムに乗せてカラダを揺らしたり。
「どの部屋も作品の中に迷い込んだかのようなリアルさ! 『トイ・ストーリー』では自分もおもちゃになったようで気持ちが高まったし、『リメンバー・ミー』では劇中に流れる大好きな楽曲を原作のまま聴けて感激。『モンスターズ・インク』でも音楽を聴いた瞬間に、観ていた当時の気持ちが一気に蘇ってうるうる…。テーマ曲をいい音響、大音量で体感できたことは感動ポイントのひとつでした」
家族全員エンタメ好きで、幼少期から家にはピクサー作品が揃っていたそう。初めて観たのはピクサー初長編作品『トイ・ストーリー』。伊藤さんが生まれた約1か月後に日本で公開されたことを知ると「ピクサーと一緒に育ちました」と嬉しそう。
「その世界観にのめり込んだのは、ディズニープラスで配信している短編作品にハマり、流れで『インサイド・ヘッド』を観たことがきっかけ。短編の『Bao』は大好きな作品です。才能あるクリエイターたちが、短編を経て長編を作れるようになるという“ならでは”の試みも素敵」
「年を重ね、改めて違う視点から観ることで、新たな感動を得られる」のが最大の魅力だという。
「子供から大人にまで愛されているのには理由があると思っていて。物語、音楽、色使い、キャラクター、悪役も悪役で終わらせない展開など、どこをとっても素晴らしくて、しかも文化や歴史、生態などを忠実に再現していて勉強にもなる。まるで教科書のようでありながら、こんなに楽しめるエンタメは唯一無二だと思います。ちなみに『インサイド・ヘッド』『リメンバー・ミー』『ソウルフル・ワールド』『マイ・エレメント』など映画館で観た作品も多いです。美しい世界観を大きなスクリーンで堪能すると、より細部へのこだわりがわかるんです。『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』などシリーズ化される作品も多く、気がつけば次回作を楽しみに待つようになりました。もしまだピクサー作品を観たことがないという方がいたら、もったいない(笑)。ぜひ、この世界に足を踏み入れてみてください!」
役者として多くの出演作を持つ伊藤さんだが、主演映画『サマーフィルムにのって』やドラマ『時をかけるな、恋人たち』などSF要素を含む作品も少なくない。公開間近のW主演映画『君は映画』もまた、ファンタジックなSF作品。
「日常ではありえない設定や言葉も、セリフを通してその世界観に入り込めば面白さに変わる。そして謎めいたキャラだとしても、欲深さやちっぽけな考えが見えた瞬間に愛おしい存在になるんですよね。それらを楽しんで演じられるのは、共に育ったピクサーによって培われたもの。いつかピクサーのアニメーションで吹き替えをやることが夢です」
Profile
伊藤万理華
いとう・まりか 1996年2月20日生まれ、大阪府出身。乃木坂46の1期生として活躍したのち、2017年にグループを卒業。現在は俳優として活動。井之脇海とのW主演映画『君は映画』は6月19日公開。
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「ピクサーの世界展」
あなたが夢見た物語の世界へピクサーを代表する全10作品の部屋が登場。会場内には、ロゴデザインアクリルキーホルダー付き限定オリジナルラベル缶の自動販売機や、記念フォト販売、ここでしか手に入らないオリジナルグッズ販売コーナーも。「CREVIA BASE Tokyo」にて10月12日(月・祝)まで開催。料金や開館時間、休館日などは公式ホームページで確認を。
待望の『トイ・ストーリー5』が7月3日に日本公開
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仲間の最大の危機に、ウッディとバズの名コンビがカムバック! ──フォーキー、カレン・ビバリー、ジェシー、ブルズアイ、レックス、そして、バズ・ライトイヤーなどお馴染みのおもちゃたちと遊んでいるボニー。ある日、最新のおもちゃ“リリーパッド”がやってきたことで日常は一変。もうおもちゃは必要ないのか…不安を漏らすジェシーのSOSを聞き、ウッディがボニーの家に戻ってくる。従来のおもちゃと、最新テクノロジーの攻防戦はどうなる!?監督のアンドリュー・スタントンは「今の子供たちは電子機器に夢中。おもちゃには、携帯、タブレットなど強力なライバルがいる」と話し、1作目から関わっている、ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーのピート・ドクターが掲げたテーマは“トイ・ミーツ・テクノロジー”。世界のファンが待ち望んだ最新作では、現代の子供たちとおもちゃの絆、そして、そのゆくえが描かれる。
監督/アンドリュー・スタントン 声/唐沢寿明(ウッディ)、所ジョージ(バズ・ライトイヤー)、日下由美(ジェシー)、竜星涼(フォーキー)ほか。7月3日(金)より全国劇場公開。
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写真・内田紘倫(The VOICE) ヘア&メイク・kika 取材、文・若山あや
anan 2497号(2026年5月27日発売)より



















